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3-57

 俺は、少し気疲れしながら、


「もう少しまともなものはないのか?」


 と、自問するように言った。


 チェックした二件のクエストについて、俺たちのパーティーとのマッチングで言えば、まさに二連敗の状況である。


 三連敗、空振り三振は何としても避けたいと思うところである。


「あれなんかは、ギルドの訂正が入っているんじゃないか?」


「あれですか?」


 イフは、小さいな身体で背伸びしながら、掲示板の上のほうにある張り紙を指さした。


「そう、あれだ」


 俺は、気を取り直して、そう相づちをうった。


 俺とイフはあれという指示語を連発していて、忖度(そんたく)の連続コンボである。


 ギルド直々の訂正が入っているのならば、お役所感があってよさそうな気がしたのだ。


 修正と言っても、元の文に二重棒線で訂正が入って、その上に書き直した文が書かれているという、簡素なものだ。


「『なぎ払え! 戦い抜け! 絶体絶命決戦クエスト!』とあります。討伐クエストですね」


 と、イフが、言った。


(絶体絶命の言葉が気になるけど、今までのに比べると、これは期待できそうだな)


 と、俺は、思った。


 根拠のない期待感に後押しされた俺は、


「随分と刺激的な言い回しだな。ちなみに、ギルドの訂正前はどんな感じなんだ?」


「『ファッ○ユー! ○ァッキンユー! ふわっ○ゆー!』ですね」

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