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3-36

 痛みよりもビジュアルに、俺はやられそうになった。


 俺は、極力自身の血を見ないようにした。


 やや遅れて、ずきずきとした鈍い痛みが襲ってきた。


 明らかに、指を切りすぎた。


 過ぎたるはなお及ばざるがごとし、何事もやりすぎは禁物だ。


 これには、イフもびっくりしてしまったようで、


「ソ、ソラっ! 大丈夫ですかっ?」


 と、大声をあげていた。


 少し深く切ってしまったようで、どばどばと俺の血が羊皮紙に描かれた魔方陣にしたたり落ちた。


「……豪快ですね。痛くないのですか?」


 イフが、心配そうに言った。


「マアネゼンゼンイタクナイヨ」


 こうなったら、精一杯やせ我慢をするだけだ。


 俺は、学生服から絆創膏を取り出して、自身の人差し指にぺたりと貼ったが、やはりすぐに赤くにじんでしまった。


 数分もすると、この一ハプニングも落ち着いてきた。


(とんだ災難だった……)


 俺は、心中嘆息した。


 俺の血がにじんだ羊皮紙が、ぼうっと青白い光を放った。


「きたっ……!」


 イフは、思わず声をあげていた。

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