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3-31

「……えっと」


 イフは、自身で切った人差し指を抑えながら、六芒星を凝視していた。


 自分の今の能力(ポテンシャル)が、気になるのかもしれない。


「ソラもきちんと見てくださいね。パーティーメンバーのことは、よく知っておいてほしいです」


 イフは、羊皮紙の六芒星とにらめっこしながら言った。


「了解だ」


 俺も、イフのやや後方から、六芒星を凝視(ぎょうし)した。


「よく見てください」


 イフが、一生懸命な調子で言った。


「さっき聞いたよ。それに、よく見てる」


「これが、パートナーである私の……ありのままの現状(すがた)なんですから」


「……イフ。微妙に勘違いするようなきわどい発言は(つつ)んでくれるか?」


 イフは、俺の心配をよそに小首を傾げた。


「……? 何の話ですか?」


「……いや、何でもない」


 俺は、嘆息気味に返した。


 マーシャルは、やや咳き込んで、


「……お布団の上での何とかトークみたいな言葉は、控えてほしいのですが」


「誤解ですよ! それにスルーできそうだったところを混ぜっ返さないでくださいよ!」


 俺は、マーシャルにツッコんでいた。

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