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1-1

 俺の名前は、九重空(ここのえそら)


 この異世界の住人だ。


 正確に言えば、つい先ほどこの異世界の住人になった者だ。


 ただし、住人であるのかどうかも(あや)しい。


 もっと正確に言えば、有期契約のこの異世界の住人なのだ。


 期間は、百日間。


 正規契約への昇進あり。


 昇進条件は、ただ一つ。


 昇進条件は、魔王ディストピアを倒すこと。


「冗談、きついなあ」


 と、俺は、独り()ちた。


 俺の前に広がっている光景は、見渡す限りの草原だ。


 空を見上げれば白い雲が広がっているし、少し耳をすませれば鳥の声がする。


(旅行とかで来ているんだったら、気持ちいい風景だ、で終わる話なんだけど)


 そう思い、俺は、ため息をついた。


 意気揚々という感じでは、まったくしてない。


 俺の足取りは、軽くはない。


 気分を書き起こすならば、超低テンションだ。


「……あの女神様め」


 俺は、先ほど出会ったばかりの女神のことを思い出していた。

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― 新着の感想 ―
[一言] ハーレム系ってなんで男メインの一夫多妻か女メインの一妻多夫のどちらかしかないの(笑)両方つけりゃええやん(笑)
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