第一話 前兆
「なに、母さん話って」
「あのね、朔夜言いづらいんだけど明日ここの学園へ行って編入試験受けて欲しいんだ…」
「編入試験って今通ってる高校はどーするの?」
「今、ちょっとお金の面があまりよくないの…
けどね、明日 編入試験に行って合格すれば学費がタダなんだよ!」
なにそれ理由…
「で、その編入試験ってなにするの?
「それがね、何をするかは書いてなくて…」
編入試験で何をするかする書いてないってなんだよそれ
母さんが持っていた学園のパンフレットを読んで唖然とした
その内容は…
編入試験につきましては○月〇日 時刻午前11時から開始いたします。
時間には遅れないようにお願いします。
昼食は自宅で食べてきてください。
なお、編入試験の内容につきましては当学園に着き次第皆様にてご説明いたします。
なんだよ、これ
すげー怪しいだろ
ん?
特別桜咲学園って隣町にある城みたいにでっかい学校かぁ
「編入試験、受けるだけ受けて見て?
もし、落ちたら母さんかまた頑張って働くから!」
母さんにはあたまり迷惑はかけれはないし
「いいよ、明日編入試験受けてくるよ」
「ほんとー!?
ありがとう、朔夜」
「うん、じゃ僕部屋に戻るよ」
それだけ伝えると僕は部屋に戻った
編入試験の内容が明日わかるという事は今日は1日ゆっくりしてるか。
それより、明日の服装どうしよ…
何をするか書いてなかったし
制服…
いや、私服するか