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キャラメイクⅡ

修正5月22日>


研磨→研鑚


感想にてアイディアを頂きました。ありがとうございます!


修正6月29日>


ステータスの成長具合をわかりやすいように『最良』『良』『並』『悪』『最悪』の5段階に変更。


種族特典の部分を種族スキルに変更。


確定スキルを種族スキルへと変更。

『只今より(´・ω・`)さんのアバターの作成を開始します。まずは見た目と体格ですが、現実と同様で良いですか?』


 その言葉と共に毎度お馴染みの〈YES〉〈NO〉プレートが出てくる。龍は〈YES〉を押す。龍からすれば容姿をいじるのがめんどくさいからである。


『(´・ω・`)さんのアバターの容姿が決定しました。次に種族を決めてください』


(あれ?βテストには種族システムなんてなかったのにな・・・本サービスから開始された新しいシステムなのか・・・)


 βテストにはなかった種族システムであったが、どうやら本サービスの開始と共に実装されたらしい。ナヴィのその言葉と共に半透明のパネルが現れる。そこには以下のような内容が書かれてあった。


ヒューマン:生産・魔法・戦闘において平均的な能力を発揮する。


※全ての能力の成長率が『並』。

※種族スキルとして『研鑚』のスキルが使用できます。


ビースト:戦闘と生産においてはヒューマン以上の力を発揮するが魔法はヒューマン以下の能力しか発揮できない。ちなみに犬、猫、狼の種類が存在する。種類によるステータス差は存在しません。


※HP・STR・AGI・DEXの成長率が『良』、MPの成長率が『並』、INTの成長率は『悪』。

※種族スキルとして『化身』のスキルが使用できます。


エルフ:魔法と生産においてヒューマン以上の力を発揮するが戦闘はヒューマン以下の能力しか発揮できない。


※MP・INT・AGI・DEXの成長率が『良』、HPの成長率が『並』、STRの成長率は『悪』。

※種族スキルとして『精霊魔法』のスキルが使用できます。


ダークエルフ:戦闘と魔法においてはヒューマン以上の力を発揮するが生産はヒューマン以下の能力しか発揮できない。


※HP・MP・STR・INTの成長率が『良』、AGIの成長率が『並』、DEXの成長率は『悪』。

※種族スキルとして『精霊魔法』のスキルが使用できます。


ドワーフ:戦闘はヒューマン並みで魔法は壊滅的であるが、生産においてはトップクラスの能力を誇る。


※DEXの成長率が『最良』、HP・MP・STR・AGIの成長率が『並』、INTの成長率が『最悪』。

※種族スキルとして『生産者の指』のスキルが使用できます。


フェアリー:生産はヒューマン並みで戦闘は壊滅的であるが、魔法においてはトップクラスの能力を誇る。


※INTとMPの成長率が『最良』、HP・AGI・DEXの成長率が『並』、STRの成長率が『最悪』。

※種族スキルとして『魔法の才能』のスキルが使用できます。


オーガ:魔法はヒューマン並みで生産は壊滅的であるが、戦闘においてはトップクラスの能力を誇る。


※HPとSTRの成長率が『最良』、MP・AGI・INTの成長率が『並』、DEXの成長率が『最悪』。

※種族スキルとして『鬼人化』のスキルが使用できます。


ランダム:ランダムに種族を決定します。極稀に珍しい種族から開始される可能性があります。


(こんなの決まってるじゃないか・・・ここまで来たらあのボタンしかないな・・・)


 龍は迷わずにランダムのボタンに触れる。するとナヴィの表情が驚愕に包まれて、それが終わると本日2度目のやり取りが始まった。


『ランダムに種族が決まるのですがよろしいのでしょうか?』


 いつものように目の前に〈YES〉〈NO〉のプレートが出てくる。もちろん龍は迷わずに〈YES〉を押した。


『本当によろしいのですね?どうなっても知りませんよ?』


 くどいようであるが再び目の前に〈YES〉〈NO〉のプレートが出てくる。迷わず龍は即座に〈YES〉を押した。


『・・・最終確認の承諾を確認。ランダム機能を実行します・・・実行が完了しました。(´・ω・`)さんの種族はヴァンパイアに決まりました。次にステータスを決めてください』


(お、珍しい種族じゃね?朝の占いってないがしろにすべきじゃないな・・・)


 どうでも良い事であるが、RROのサービス開始日、つまり今日の龍の朝の星座占いの結果は堂々の1位で今日は良い事尽くしという結果を受けていた。


 珍しい種族が出て喜んでいると再び龍の目の前に半透明のプレートが出てくる。そこには以下のような内容が書かれてあった。



ステータスポイント:150

HP:体力に関係してきます。0になると死亡します→0

MP:魔法やスキルを使用する際に消費します。0になると魔法やスキルが使用できなくなります→0

STR:攻撃力に関係してきます。高い程攻撃力が上がります→0

INT:知力に関係してきます。高い程魔法攻撃力が上がります→0

DEX:器用さに関係してきます。高い程武器の扱いが上手くなり、尚且つ生産において有利になります→0

AGI:素早さとスタミナに関係します。高い程早く、そして長く動けます→0



ランダムボタン:ステータス振りを自動的に行います。全てのステータスにおいて1~50の間の値がランダムに決まります。運が良ければステータスポイント以上の高ステータスになりますが、反面にステータスポイント以下の低ステータスでの開始ともなります。まともな人はこのボタンを押さないようにしましょう。



(・・・ここまで来たら行くしかないな・・・)


 内心で笑みを浮かべながら龍は迷わずにランダムボタンのボタンを押す。 


『ランダムでステータスが決まるのですがよろしいでしょうか?』


 ナヴィのその言葉と共に龍の目の前におなじみの〈YES〉〈NO〉のプレートが出てくる。そして龍は迷わずに〈YES〉を押した。


『・・・何があっても責任はとれませんよ?本当にランダムで宜しいのでしょうか?考え直してはくれませんか?お願いですから自分でステータスを・・・』


 ナヴィが懇願しながらも龍の目の前に〈YES〉〈NO〉のプレートが出てくる。しかし龍はナヴィの懇願なんて知ったこっちゃない的な感じで迷わずに〈YES〉を押した。


『・・・ハッ、失礼しました!それではランダム機能を実行します・・・ステータスが決まりました。御確認お願いします』


 開いた口が塞がらない状態から復帰したナヴィがランダム機能を実行させて龍のステータスが決まった。



名前:(´・ω・`)

種族:ヴァンパイア

レベル:1

HP:46

MP:42

STR:48

INT:41

DEX:50

AGI:45


(当たりキター!やっぱり朝の占いでの1位が効いたね!)


 内心でそんな事を思いながら小さくガッツポーズをする龍。ちなみにナヴィはと言うとあまりのステータスの高さに再び開いた口が塞がらない状態へと陥ってしまった。


『・・・ハッ!再び失礼しました。続いては初期スキルを決めて頂きます。初期スキルはヴァンパイアの種族の方は種族スキルの他に10個のスキルを取得して下さい』


 そう言って龍の目の前には半透明のパネルが表示された。


 ちなみにスキルはAS(アクティブスキル)PS(パッシブスキル)の2種類が存在する。ASは発動させることにより効果を発揮するスキルで、パッシブスキルは基本的に常に発動しているスキルです。例を挙げるのであればアクティブスキルは、魔法関連のスキルが主にあげられます。パッシブスキルはステータス強化系のスキルが主にあげられます。


 さて、龍の目の前に表示されているパネルには何が書いてあるのか、内容としては以下のような感じである。



スキル検索:該当スキルを検索します。


検索ワード:


スキル一覧:初期で選ぶことのできる全てのスキルを表示します。


 と言った内容の事が書かれていた。ちなみにスキル一覧のパネルをタッチするとそこから目がいたくなるような大量のスキルが表示された。普通の人であれば自らのスキルにそれなりの目途を付けてスキル検索を使ってスキルを習得していくのであるが、ここまでランダムボタンの多用をしてきた変わり者の龍はここに来て再び奇天烈な事を開始した。そう、スキル一覧のボタンを最初にタッチしてそこから探すという行動である。龍は目の前に表示される大量のスキル一つ一つを確認して選択していった。そしてある時ふと一つのスキルに目が止まる。


幸運 PS


見つけた貴方は幸運な人です。

※初期スキル決定時限定スキル

※スキル検索効果から除外


効果:ドロップアイテム増加、様々な面で幸運になれる


(お、レアスキルってやつじゃね?ラッキー!やっぱり朝の占いが効いてるな!)


 内心そんな事を呟きながら龍は幸運を取得した。幸運を取得してからしばらくすると龍の初期スキル10個が決まった。


名前:(´・ω・`)

種族:ヴァンパイア

レベル:1

HP:46

MP:42

STR:48

INT:41

DEX:50

AGI:45

スキル>

・剣術Lv1 ・アクロバットLv1 ・武器防御Lv1 ・詠唱短縮Lv1 ・蹴技Lv1

・魔力探知Lv1 ・気配遮断Lv1 ・錬金術Lv1 ・闇魔法Lv1 ・幸運LvMAX

確定スキル>

・眷族Lv1


 と言う具合になった。ちなみに幸運は最初からスキルレベルがマックスであった。ちなみにスキルレベルとはスキルを使えば使うほどレベルが上がって行き、スキルレベルの最高値は99である。またスキルレベルが一定の値を超えると上位スキルへと進化し、複数の既定のスキルのレベルが規定値を超えると複合スキルなんかが発生したりする。そしてその組み合わせの数はとにかく多いという事だけがわかっている。


『これで全ての作業が完了しました。御疲れ様です。それでは本日の12時のサービス開始の際に再びお会いしましょう』


 その言葉と共に龍は再び浮遊感に包まれて目が覚めると自分の部屋の天井が目の前にあった。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


種族ごとの容姿の特徴>


・ヒューマン:そのまま

・ビースト:耳と尻尾が変わる。

・エルフ:耳が細長くなる。

・ダークエルフ:耳が細長くなり肌の色が褐色になる。

・ドワーフ:ごつごつした感じになり、顎鬚が付く。

・フェアリー:背中に透明の羽があり、尚且つ耳が細長くなる。

・オーガ:角が生える。

・ヴァンパイア:犬歯が鋭くなる。


以下スキル解説>


研鑚:スキルレベルの上がりやすさが1.2倍になる。


化身:自らを獣にして身体能力を大幅に上昇させる。化身中は常にMPを消費し続ける。


精霊魔法:自らのMPを糧に精霊に干渉して魔法を使ってもらう。通常の魔法より高位力な反面、扱いにくい。


生産者の指:生産を行う際にDEXの値が1.2倍になる。そして生産行為に対して補正がかかり、良い物ができやすくなる。


魔法の才能:魔法関連のスキルレベルの上がりやすさが1.5倍になる。


鬼人化:化身のオーガバージョン。


剣術:剣技を使うことが出来る。剣によるダメージが増える。


アクロバット:ステップ+ジャンプの複合スキル。初期スキルで取得したため、性能が少し低い。


武器防御:武器で防御を行う事が出来る。タイミングよく発動すればジャストガードが発動。


詠唱短縮:魔法の詠唱を短くする。


蹴技:蹴技が使えるようになる。そして蹴りによるダメージが増加する。


魔力探知:周囲1mの範囲の魔力を探知する。スキルレベルにより広さが変わる。


気配遮断:気配を薄くする。


錬金術:ポーションや薬品を作るスキル。


闇魔法:闇魔法が使える。


眷族:眷族を作る事が出来る。

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