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VSジェネラルゴブリン

すんごく遅くなりましたorz


楽しみにされていた皆様方、すいません。


そして、本来1話に収める予定が2話になりそうです・・・

 プレイヤーとジェネラルゴブリンの戦いが始まった。まず、最前線に立つのは物理攻撃がメインの狂戦士のパーティーである。そしてその後ろにはワイズのパーティーが魔法にて狂戦士の補助および回復、そして攻撃を行っている。それを補助する役目として美月達銀戦の乙女がジェネラルゴブリンと戦っていた。そして、エリートゴブリンを龍と運命の悪戯が戦っている。そして残りの邪魔なゴブリン達を森の中のクマさん、名無し、カツカレーが倒しており、戦況は非常に安定していた。


 まず、ジェネラルゴブリンであるが、狂戦士とワイズ、銀戦の乙女は非常に安定した戦いを見せていた。まず、最前線の狂戦士達はジェネラルゴブリンの攻撃をしっかりと捌いていた。そして、捌く際に失敗するとすぐさま、ワイズの面々か、銀戦の乙女によって回復が行われ、再び攻撃を捌きだす。その間、後衛とも言えるワイズと銀戦の乙女は魔法攻撃を主力にジェネラルゴブリンに攻撃を加える。そんな安定した戦いがHPバーが2本程なくなるまで続けられた。


 次に龍と運命の悪戯であるが、龍は一方的な虐殺が繰り広げられていた。エリートゴブリンの全ての攻撃は龍の武器防御スキル、しかも全てジャストガードで無効化され、攻撃は一方的に加えられ、HPがどんどん減っていった。傍から見たらエリートゴブリンに同情さえしかねないほどの一方的な展開であった。運命の悪戯はと言うと、盾職が攻撃を防ぎ、隙を突いて攻撃職が攻撃、魔法職はサポートと回復と言うお手本のような戦いを繰り広げていた。


 最後に数多のゴブリンを倒している森の中のクマさん、名無し、カツカレーはと言うと龍並みの虐殺を行っていた。緊急クエストを受けるような精鋭達にとってゴブリンは最早道端の石ころに等しかった。



―――…――…―――


 龍は現在目の前にいるエリートゴブリンを蹂躙していた。エリートゴブリンの攻撃は全て左手に持つライトメタルブレードで全て相殺しており、右手のエリートゴブリンの剣でひたすら攻撃を行っている。そして、エリートゴブリンが距離をとろうとしても闇魔法のダークスフィアによってエリートゴブリンの動きを邪魔して間合いをつめる。そんなやり取りを繰り返していると、早くもエリートゴブリンのHPバーが半分を切った。そしてエリートゴブリンは雄たけびをあげる。そう、『覚悟の境地』のスキルの発動である。


 それからの展開は一方的だった。高かった防御が減ってからというもの、エリートゴブリンのHPは見る見るうちに減少していった。しばらくすると、エリートゴブリンは光のポリゴン片へと成り果てた。ちなみにこの時点で何人か気が付いている人もいるだろうか、龍は完全に従魔と眷族の存在を忘れており、完全にソロプレイ状態である。しかし、そんなソロプレイ状態であっても龍はエリートゴブリンを蹂躙してしまったのであった。


 龍がエリートゴブリンを倒した頃、同じくエリートゴブリンを倒している運命の悪戯はと言うと、安定していた状況が崩れ始めた。HP半分以下になって発動する『覚悟の境地』のスキルにより、盾職が受けるダメージが増えているのが原因だ。そこに同じエリートゴブリンの討伐を終えた龍が駆け付けた。


「助太刀は必要ですか?」


「いんや、大丈夫だ。それよりも、ジェネラルゴブリンの方を頼む。どうやら向こうはきな臭い感じになっていて気になって仕方ねぇ」


 龍の助太刀宣言を断った摩利支天。そして、摩利支天の言ったジェネラルゴブリンの方角を見ると龍は即座に駆け始めた。


―――…――…―――


 狂戦士、ワイズ、銀戦の乙女の面々は疲弊していた。初期の頃の安定感が嘘の如く龍の目の前に惨劇が広がっていた。原因はジェネラルゴブリンのスキルである。エリートゴブリン同様HPバーが2本と半分を失った際にそのスキルは発動した。


 『覚悟の極地』。それが発動したスキルの名前であり、エリートゴブリンの覚悟の境地の上位スキルである。効果は覚悟の境地の上位なだけにとんでもないスキルであった。まず、防御力が60%減少すると言うデメリットがある。これは、覚悟の境地のデメリットである半分を上回るデメリットと言える。しかし、そのデメリットの分、メリットの方はとんでもないことになっていた。そのメリットとは攻撃と素早さが倍になると言うメリットである。


 覚悟の極地により、今までジェネラルゴブリンは防御を主体とした堅実な戦いを行っていたのにもかかわらず、急遽攻撃的な戦いにプレイスタイルが変更されたのである。この変化に対応しろと言うほうが無理な話であり、現にRROでもトップクラスと名高い狂戦士、ワイズ、銀戦の乙女は疲弊していた。


「ルナ、皆を下げて回復に専念してくれ。時間は俺が稼ぐ」


 突如現れた龍に対して3つのパーティーは別々の反応をする。美月達銀戦の乙女は指示通り即座にその場を退避する。それと同時にルナが龍に向けてキラキラと星が見えんばかりの熱い視線を送った。ワイズは少し遅れて退避し、言われたとおり回復に専念した。しかし、狂戦士はこんなやつに手柄を採られてたまるかと言わんばかりに退避せずにポーションを使って果敢にもジェネラルゴブリンへと挑みだした。


「……まぁ、良いか。いでよ、ガディン、ジャルク。レーゼ、サポートは任せた。ガディン、俺と一緒にタゲとりだ。ジャルク、遊撃を頼む」


 龍はすっかり存在を忘れていた眷族と従魔を呼び出し戦闘を開始した。ちなみに、この時龍が呼び出した狼、ゴーレム、ヒヨコを見たプレイヤーたちは3種類の反応に分かれた。モフモフktkrと大声で叫ぶプレイヤー、きぃぃぃやああああああ!!!なにあのヒヨコ!可愛すぎる!お持ち帰りしたい!と叫び声を上げる女性プレイヤー、一体あのローブのソロプレイヤーはなんなのだ!?と叫ぶプレイヤーの3種類である。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回は・・・いつになるだろう?作者にもわかりませんorz

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