雫の頼み
すいません、非常に遅くなりました。
ただいま絶賛ネタ不足中です。執筆速度が遅くなりますが許してください。
修正:ステータス及び設定集追加→8/8
龍がゴーレムラッシュを覚悟してから地上絵に入る事計5回、この日はそれでログアウトの時間が来てしまった。獲得したアイテムとしては、鉄鉱石23個、ゴーレムの岩石17個、ライトメタルが32個、ゴーレムの核が2個を手に入れた。現在の龍は鉄鉱石28個、ゴーレムの岩石を21個、ゴーレムの核が4個、ライトメタルを35個所持している状態であり、レベルも3上がって、現在は18になっている。スキルLvの方もリンクが3、アクロバットが2、眷族が2上がった。そして従魔と眷族のジャルクとレーゼもそれぞれ4レベルずつ上昇した。
ログアウトをした龍が時刻を確認すると0時02分であった。それから龍は風呂に入り、夢の世界へと旅立った。
―――…――…―――
翌朝、龍は寝坊することなく目が覚め、美月と共に朝食を食べていた。
「おにぃちゃん、RROどんな感じー?」
「超楽しいな。美月はどうだ?」
「私もすんごく楽しんでるよ。おにぃちゃんは最近何をしているの?私は北の森のエリートゴブリンをようやく討伐できたよ!」
美月は嬉々とした態度をとりながら龍に尋ねる。
「ほぉー、やったな!俺は最近はライトメタルゴーレムを錬金術で作るためにライトメタルゴーレムを幾度となく殺してるな」
龍がライトメタルゴーレムを周回していることを知った美月は今までの嬉々とした態度を改めてジト目を向けてくる。
「……おにぃちゃん、今レベル何?」
「ん?確か18だぞ?」
「はぅぅ……私がようやく15になったって言うのにおにぃちゃんはどんだけ先を走ってるの」
「まぁ、レベルが全てじゃないさ。現に俺のスキルLvは俺のレベルの割に低いと思うぞ?最近小石を投げる事しかしてないからな」
「……本気でライトメタルゴーレムを周回しているなんて非常識の塊だよ」
龍の小石発言を聞いた美月は「はぁ」と大きくため息をついた。
―――…――…―――
朝食を食べ終えた二人はそろって学校へと出かけた。教室に着くと早速洋平と秀介が話しかけてくる。どうやら最近洋平と秀介は南のホワイトウルフの討伐に成功したらしい。そしてさっそく秀介が非常識な装備品を作って洋平に装備させているらしい。
(洋平……君の犠牲で多くのプレイヤーが救われたよ。ありがとう…今後は平和なゲームライフになるように祈りを捧げるよ。)
龍は内心洋平の事を祈っていた。と言うのも秀介は以前も言ったように別のゲームでマッドサイエンティストと呼ばれるほどの生産職であった。具体的に言うのであれば。とあるVRMMOでは、妖精が住むファンタジー世界のコンセプトの中でロケットランチャーやレールガンを作っており、また別の作品では、火炎放射器を搭載した槍、盾の周りに刃を取り付けて、投擲武器兼盾の様な装備を作ったり、常時矢に麻痺毒が付与される弓を作ったりしていた。ちなみに当時の話は洋平から聞いており、全ての武器の実験台として洋平が頑張ったそうだ。
こう考えると洋平と秀介が仲良くしてるのって不思議で仕方がない。龍と洋平、秀介は高校1年で出会っており、お互いゲームが好きという事ですぐに3人でつるむようになった。洋平と秀介は効いた話によると幼稚園の頃からずっと一緒で、つまりは腐れ縁と言う奴らしい。
―――…――…―――
さてそんな3人でRROの話をしているとこのクラスの委員長事水無月雫が龍に向けて視線を送っていた。ちなみにこの視線に龍は気付いておらず、雫は小さく「はぁ」っとため息をする。すると雫の側にいた雫の友達である桐宮 神奈が雫に声を掛ける。
「あれれー?雫がため息なんて珍しいね。どったの?しかも視線の先には……ほほー、相楽君に柳君に剣ヶ崎君だねー、3人がどうしたのかなー?」
「ふぇ!?もー、神奈ー、変な事言わないでよ」
「えへへー、てへ」
そう言って舌を少し出して頭にグーに握った手を軽くあてる。
「剣ヶ崎君や相楽君や柳君は関係ないわよ」
「またまたー、嘘ついちゃってー」
「嘘じゃないわよ」
「ホントかなー、まぁいいや。それじゃあまた後でねー」
神奈がそう言うと同時に授業開始のチャイムが鳴ったので雫は授業の準備を慌ててするのであった。
(うーん、剣ヶ崎君に用事があるんだけど、どうしよう……)
雫はこの日の授業の内容はあまり頭の中に残らなかった。
―――…――…―――
放課後、龍はいつものように帰ろうとした。しかしながらそれを引き留める声があった。
「剣ヶ崎君、少しいいかな?」
「ん?委員長か。どうかしたか?」
以前と同じようなやり取りをする。
「また今日も屋上に良いかしら?」
「ん?まぁ、構わんぞ。秀、洋平、今日の集まりは中止にしよう」
「「了解」」
やり取りを終えた後、秀介と洋平は教室を後にした。
「それじゃあ行くか」
そう言って龍と雫は屋上へと足を進めた。
屋上に辿り着くと雫は今まで閉じていた口を開く。
「剣ヶ崎君、頼みがあるんだけど良いかな?」
「俺に出来る範囲の事であれば協力するぞ?」
「えっと……私に剣術を教えて下さい!」
「……へ?」
龍の呆れた声が静かな屋上に響き渡った。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
次回は近い内に投稿したいと考えています。
以下ステータス>
名前:(´・ω・`)
種族:ヴァンパイア
レベル:18(3↑)
HP:183
MP:173
STR:186
INT:168
DEX:193
AGI:178
スキル>
・剣術Lv10 ・アクロバットLv10(2↑) ・武器防御Lv11 ・詠唱短縮Lv10 ・蹴技Lv8
・魔力探知Lv10 ・気配遮断Lv6 ・錬金術Lv4 ・闇魔法Lv10 ・幸運LvMAX
・リンクLv5(3↑) ・従魔LvMAX ・鑑定Lv2 ・投擲LvMax ・メタル化Lv1
種族スキル>
・眷族Lv8(2↑)
称号>
・無鉄砲
眷族>
名前:ジャルク
種族:ボッチウルフ
レベル:14(4↑)
HP:133
MP:57
STR:133
INT:50
DEX:97
AGI:156
スキル>
・パンチLv5(1↑) ・引っ掻きLv4(1↑) ・突進Lv4(1↑) ・噛み付きLv4
従魔>
名前:レーゼ
種族:カラーヒヨコ(真紅)
レベル:13(4↑)
HP:84
MP:123
STR:68
INT:123
DEX:90
AGI:72
スキル>
・鳴くLv4(1↑) ・つつくLv4(1↑) ・炎魔法Lv7(3↑)
以下設定集>
ロックゴーレム:ゴーレムと言えばやっぱこいつと言わんばかりの岩で出来たゴーレム。ウッドゴーレム程早く動けないが、防御力は非常に高い。
石ころ:その辺の石ころ。
クズ石:石などを加工する際に出来る不純物。
クズ鉱石:鉱石などを加工する際に出来る不純物。
石英:石英。様々な用途があるっぽい。
アイアンゴーレム:ロックゴーレムの動きをさらに遅くした分、防御力に特化したゴーレム。防御力が高いが、鉄でできているため火や炎に弱くなる。そのため、耐火被覆が必要になって来るがそんな技術は今現在のRRO内には存在しない。
砂鉄:雷魔法をその辺で使う事により入手できる素材。鉄インゴッドを作るには大量に必要。




