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アップデート終了と従魔

少し遅くなりましたorz

 先日RROからログアウトして寝た龍は今学校にいた。そしていつものように秀介や洋平と話していると、今日終わるRROのアップデートに関する話になった。


「なぁ、今日のアップデートの後のランダムガチャってなんだろうな?」


 洋平が秀介と龍に尋ねる。


「さぁ?1回しか引けないから消費アイテムってわけでじゃねぇだろ」


 龍はそう答えるも中身については見当が付いていなかった。


「うーん、あくまでも予想なんだけど武具が一番有り得ると思うんだよね」


「「なるほど……」」


 秀介の予想に龍と洋平は納得した。1度しか引けない、そして消費アイテムの線が薄いと来れば残っているのは、武具か複数回使えるアイテム、魔物の素材、もしくはお金である。複数回使えるアイテムに関しては、ランダムガチャにするほどの種類が無く、魔物の素材に至っては、それだけでどうこうする事も出来ずに、お金に関してもガチャの景品がお金と言うのはあまり考えられない。つまりは残った武具の可能性が高いと言うわけである。


「よし、秀、龍、今日ランダムガチャ一緒に引こうぜ!」


「おぅ、わかった」


「僕も構わないよ」


「そうと決まれば今日の7時に広場だな」


「「了解」」


 洋平、秀介、龍の3人はランダムガチャを一緒にすることになった。


―――…――…―――


日頃は『RRO』を楽しんで頂きありがとうございます。本日行っていたアップデートですが、予定より30分遅れの6時30分に作業を終了しました。プレイヤーの皆様へは別途お詫びを配布します。此度は作業が遅れてしまい申し訳ございませんでした。アップデート内容は以下の通りです。


1:北の森にある伐採場に行けるようになりました。行き方は北の森に入ってすぐに分かれ道があります。その分かれ道にて右側の道を進んでいく事により伐採場へと行くことが可能となります。そして伐採場の解放により新たなスキルが解放されました。以下新たに解放されたスキルの一部です。


・木工:木材を加工して様々な物を作り上げるスキル。

・木こり:樹木を伐り倒して木材にするためのスキル。

・木造:板材、角材等の素材で建物を作り上げるスキル。


2:レイドシステムが実装されました。レイドシステムにより最大で5つ、30人の大人数による攻略が可能となり、より攻略の幅が増えてRROの世界が広がるので、楽しん貰えると有難いです。


3:ランダムガチャを実装しました。ランダムガチャの中身は『従魔』で、従魔は一部の例外を除き常に主人の側にいます。また『サモン』や『テイム』のスキルの対称に従魔は加算されません。育成をすればクラスチェンジもするので、大切に育ててください。以下従魔の一例です。


・スケルトン:アンデットの従魔。器用に武器を扱い人間に近い戦闘を行います。

・ゴーレム:無機物で出来た従魔。動きは遅いが高い攻撃力と高いHPで壁役の様な戦闘を行います。

・ファルコン:鳥の従魔。空からの奇襲や索敵、素早い攻撃で遊撃の様な戦闘を行います。

・パペット:人形の従魔。スケルトンに比べると戦闘能力が低いが生産行為を行えます。

・グレムリン:悪魔の従魔。魔法攻撃や支援を得意とする後衛タイプの従魔。


4:いくつかの不具合を修正しました。


そして今回のアップデート作業が遅れた事のお詫びとして以下のアイテムをプレイヤーの皆様に配布します。


・スキル珠1つ


そのため、プレイヤーの皆様はログイン時に以下のアイテムを受け取ることになります。


・スキル珠2つ

・ランダムガチャチケット


今後も『RRO』をよろしくお願いします。


―――…――…―――


「予想と違ったな」


 ログイン前にアップデートの情報を確認した龍は呟いた。学校では武具と予想していたが、実際のランダムガチャの中身は従魔であった。龍としては何とも言えない気分であった。


「だな・・・でも従魔かー、やり込み要素が増えて俺は嫌じゃないな」


「確かに、僕も予想は外れたけど従魔は悪くないと思う」


 洋平と秀介は従魔自体は嫌ではないようだ。


「んじゃ、行くか」


 龍がそう言うと3人は中央広場へと向かう。約10分もすると着いた中央広場は人で溢れていた。そしてみんな一様にランダムガチャの屋台に並んでいた。龍達は早速列に並ぶ。そして龍達の順番が来るころにはさらに40分程経過した頃であった。


「いらっしゃい、ランダムガチャをやるのかい?」


「はい、これで良いですか?」


 NPCの店員に話しかけられた龍はランダムガチャチケットをアイテムポーチから取り出して店員に渡した。


「あぁ、それじゃあ一回だけ回してくれ。そしてその間に従魔について説明をする。まず従魔はサモンやテイムと違いパーティーを組んだ際に人数にカウントされない。そしてガチャの中身からカプセルが出てくる。そのカプセルの中にある魔方陣の書かれた紙を持った状態でスキル屋にて売っているスキル『従魔』のスキルを使えば魔方陣から従魔を召喚することが出来る。そして召喚された従魔は一部の従魔を除いて常にプレイヤーと一緒に行動をする。まぁ、こんなところかな。可愛がってあげてくれ」


 龍がガチャ機を回してる時に店員のNPCが従魔について一通り説明してくれた。龍達はもちろんこの後スキル屋にて従魔のスキルを購入した。この時龍はついでに『鑑定』のスキルも購入した。


「よし、早速召喚しようぜ」


 洋平がそう言って魔方陣の書かれた紙を地面に置き従魔のスキルを使う。すると魔方陣が輝きだした。そして出て来たのは羽の生えたトカゲのような生物、つまりはドラゴン系統の従魔である。


「っしゃあ!多分レアな従魔だぜ!」


 龍は早速鑑定のスキルを使ってみる事にした。


――――――――――


名前:

種族:ワイバーン

主人:ヨウ


――――――――――


「ワイバーンか・・・ヨウ君は運が良いね」


「羨ましいぜ・・・次はシュウか?」


「うん、わかった」


 そう言って秀介も洋平と同じようにする。そして魔方陣から出て来たのは木の人形であった。


「これって公式に書いてあったパペットってやつじゃね?」


「うん!狙ってるやつで嬉しいよ!これでいろんなぶっ壊れ性能の武器が・・・ぐへへh」


 秀介の周りに若干黒いオーラが見えるが気にしないことにした龍と洋平。


「んじゃあ最後はしょぼんだな」


 秀介は未だ自分の世界に入り浸っている中、龍は魔方陣の書かれた紙を取り出して地面において従魔のスキルを使用する。そして魔方陣から出て来たのは……


 ――赤いヒヨコであった。


「「・・・」」


 龍の召喚した赤いヒヨコを見た洋平といつの間にか自分の世界から帰ってきた秀介は口をポカーンと開けたまま動かなくなった。ちなみに鑑定してみると以下のような結果が出た。


――――――――――


名前:

種族:カラーヒヨコ(赤)

主人:(´・ω・`)

説明:赤いヒヨコ。見た目はすんごく可愛らしいヒヨコ。いっぱい愛でてあげて下さい。


――――――――――


「ぬぅあんんじゅうぅあこうおりぃいやあああああ」


 スキル屋の前で龍の絶叫が辺りに響き渡った。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回は21日の投稿を予定しています。


以下ステータス>


名前:(´・ω・`)

種族:ヴァンパイア

レベル:14

HP:143

MP:133

STR:146

INT:128

DEX:153

AGI:138

スキル>

・剣術Lv10 ・アクロバットLv7 ・武器防御Lv11 ・詠唱短縮Lv7 ・蹴技Lv7

・魔力探知Lv10 ・気配遮断Lv5 ・錬金術Lv3 ・闇魔法Lv7 ・幸運LvMAX

・リンクLv1 ・従魔LvMAX(New) ・鑑定Lv1(New)

種族スキル>

・眷族Lv3

称号>

・無鉄砲


眷族>


名前:ジャルク

種族:ボッチウルフ

レベル:3

HP:51

MP:23

STR:51

INT:20

DEX:37

AGI:63

スキル>

・パンチLv2 ・引っ掻きLv2 ・突進Lv1 ・噛み付きLv3


以下設定集>


・従魔:レベル30とレベル60に進化をして、レベル100にて最終進化を果たす。


・ワイバーン:ドラゴン種の従魔。レアな従魔の代表格。


・カラーヒヨコ:とにかく見た目が可愛い従魔。進化するまで詳細は一切不明。尚進化が他の従魔と違う。レベル5とレベル50で進化をしてレベル100が最終進化である。


・今現在のランダムガチャ結果>


・今現在引いた人:2365人

・スケルトン:767体

・ゴーレム:521体

・ファルコン:301体

・パペット:342体

・グレムリン:304体

・ホース:98体

・ワイバーン:17体

・カーバンクル:14体

・カラーヒヨコ:1体

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