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鼠(-79)

 『御一人様御一つまで』と、書かれているのだから守らなければならない。

 店員は決して客の顔を全て覚える事は無いのだろうし、欺く事は簡単なのだろうけど。

 しない方が良い事というのは、何処にだってあるのだ。

 そんな事を思ったのは、要はそんな事をやっている御仁を目にしたからである。

 注意をしようと思ったが、他人事なのでやめておいた。

 身を以て知るというのも、大切ではあるのだから。



 翌日、この町のどこかで、圧死した男が発見されるけれど。

 死因なんてのは、私が知っていれば事足りる。

 『御一人様御一つまで』。

 あんなよく分からない物、つがいにしてはならない事くらい誰だって分かるのだ。

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