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夢への道  作者: 黒田 彩
1/2

決意。

「決意」は、プロローグ的なものです。一人称の口調が次の話から少し変わりますが、同じ主人公です。。


また、結構きつい言葉で人を馬鹿にするようなことが書かれていますが、実際にそう思っている訳ではないのでっ

…すみません(><)

 夢、それは叶うはずなどないもの。目標、それは努力をすれば叶うもの。インターネットの掲示板で、名無しの誰かが言っていた。歌手になりたいなんて夢は、捨てた方がいいらしい。1%にも満たない可能性を、お金と名声が欲しいという半端な気持ちで追いかけるなんて馬鹿のすることらしい。私たち子どもは、ちゃんと勉強して、ちゃんとした会社に入って安定した収入を得て、ちゃんと真面目に働くべきらしい。

 たかがネットで一言二言交わしただけの他人に、夢を否定されるほど嫌なものはない。夢を持つ人間のすべてがお金と名声だけを求めているのか。そもそもちゃんとした会社ってどんな会社だ。夢を見たことのない人間に、夢を持つことの大切さなんてわからないだろう。夢を持つことで成長する人間の姿を、あの名無しは見たことがあるのか。ないだろう。絶対にないだろう。負けてたまるか。私はその掲示板に「私は歌手になる」と書き込んだ。それからは一度もその掲示板を見に行っていない。応援のコメントもあるだろうけど、ほとんどが批判だというのは想像できた。たった一言から、あの引きこもり達はいろいろなことを妄想し、私がものすごく本気で書き込んだことでも軽い気持ちで書き込んだと思い込み、たった一言のコメントに対して何十行にも渡る口の悪いコメントを流していく。文章上手いだろ? いいこと言ってるだろ? そんな感情がにじみ出ているコメントを。それよりは、夢を語る人間の方がよっぽどいい。だから私は、恥じることなく夢を追うのだ。

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