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そのはち 時雨の記憶と約束

今回は時雨過去について書いてみました。


『日記帳』


蕾は兄の部屋で日記を見付けました。そして、何も考えずにそれを見付けました。


『今日、亜美さんという人と、仲良くなりました。』

・・・・これは兄様がこっちに来て仲良くなった友達の事を書いてるみたい。


『亜美さんと仲良くなるまえに焔さんという女の子と仲良くなりました。』


『今日、剣治という男と仲良くなりました。』


・・・・ほっ、男の子がでてきた。


しかし、その後は全て女の子。更に、色々な情報まで。

しかし、時雨が入ってきた。


「何、みてんの?」


あ、兄様が来た!やばい!


「わー、なんでもない!」

時雨は素早く蕾が持っていたものを奪いみる。


「あ、それは!」


だが、時雨は不思議な顔をしている。


「これ、誰の?」


え、兄様のじゃないの?じゃあ、誰の?良かった。兄様が変態じゃなくて。

(実は蕾の情報があまり書かれていなかったから不満なのだ。)

「うわっ!凄い情報がかかれてる。な、何蕾の情報まで!」


『今日、蕾と久しぶりに寝ました。蕾は柔らかかったです。しかし、ちょっと小さいかな?抱き着いてる力がつよかったです・・。』

ばたん!


「ねぇ!なんて書いてるの?」


「・・・・いや、違ったみたい。」


「? え、違うの。」


・・・・ねぇ、天使。これ、僕が書いた日記かな?


「・・・・あぁ、それはスケベになったお前が書いた物だ。お前はもう一人いるんだ。会いたいなら合わせる事が出来る。」

・・・・僕は二十人格だったのか。


「・・・・お前の煩悩の固まりだ。しかもお前の悪魔の力を持っている。」


・・・とても強そうだ。勝てるかな?


「ほぅ。戦うのか?じゃあ今日の夜、公園に行こう。そこで奴をお前の前に出そう。」

・・・・コメディーだけど戦っていいですよね?


「兄様?どうしたんですか?」


「あ、何でもないよ。この日記僕が燃やすよ!」


「え、分かった。」



・・・・その日の夜、蕾が寝たのを確認し部屋をぬけだした。


静かな公園に佇む時雨。

「・・・じゃあ、今からお前を出す!」

途端、体を激痛が・・・襲う。


か、体が引き裂かれる感じだ。


「・・・何故、お前はもう一人つまり煩悩をわざわざ召喚する?執事にきいたろ?煩悩はパンドラの箱だ!」


し、知らなかったなぁー。こ、これが・・・確かに人が変わりそうだ。だ、だけど希望だってあるはずだ!

痛みが消え、視界が広がる。


「こ、これが僕の煩悩?」

顔が全く一緒だ!(当然、自分だから仕方ない。)

「ははっ。ばれちゃった!」


・・・声が高い?


「ふふっ、驚いた?僕は女だよ。」


悪魔の羽が生え、左手にあのまがまがしい剣が・・・・・。

だが、時雨(罪人天使)は時雨(悪魔)に始めてあった気がしない。


「君は、刹那の天使か?」

刹那の天使とは時雨が初めて亜美と戦った時に出てきた天使である。そして、 しな との戦いで助けてくれた存在でもある。


「ばれちゃった?てへっ?」


・・・・自分が笑っている。(何となく顔が女の子っぽいかな?)


「なんであの日記を書いたの?」


ふっと笑う自分。美男子みたいだ。


「え、だって僕は一応女の子だし、あ、当たり前だけど君の事じゃないよ。」

まだわからない。


「つまり、君が寝てる時に体を借りて書いてあげたんだ。わかりにくいかな?僕の趣味だよ。」


・・・なんて趣味だよ。

「まぁ、いいだろ?それより君は僕を消すつもりだろ?」


そんな気は、


「そんな気ないよ!」


笑う自分。・・・頭がおかしくなってくるようだ。


「じゃあ、僕が君を・・・・消してあげる。」

いきなり襲い掛かる自分。迫る刃。天使化してない僕は、なすすべもなく刺される。


「く、何故君は僕を消そうとするんだ!」


喋る度に刺さっている所から血がふきでる。

少し影を落とす自分。


「・・・それは、簡単なことさ。・・コインは常にどっちかが上を向いているよ?君は表、僕は裏。僕は表になりたいんだ!」


おかしい。おかしいよ。ならなんで助けてくれたんだ?


「いままでだって、変わろうと思ったらかわれたよ?だけど、だけど。君は優しかった!」

・・・・素直にありがとうそれが仲直りの秘訣です。

「なら、なんで?」


「構ってくれないからっ。私の出番短いからっ。」


・・・・確かにだが、


「でも、結構いつも話してたよ?」


「刹那の天使って言ってたじゃん!刹那って一秒より確か短いんだよ!」


・・・確か?ハッキリ分からないの?・・・どうやら、戦わないと駄目みたいだな。

体を突き抜ける刃を素手で掴み、


『我、さみしきコインの表、そして終わりを告げたい天使。』

「分からず屋さんには僕がお仕置きする!」


左手で剣を掴み、刹那の天使を引き寄せ、抱きしめるように剣を刺・・・せない。・・・向こうから抱きしめて来た。


しかし、不思議と悪意は感じなかった。そして思い出した、僕を刺すと相手に心がわかってしまうのだ。

「本当は、出番なんてどうでも良かった。」


体が消えていく、刹那の天使。


「じゃあ、何がしたかったの?」


「・・・・伝えたかった。私は時雨じゃないって。私は私だって・・・・。」

そして、消えてしまった。刹那の天使。なぜ戦ったか理由も分からないが終わってしまった事は仕方ない。


一人佇む時雨に雨がふってきた。


『おねーちゃーん。』


『逃げなさい!時雨!早く逃げないと・・・・』


これは悲しい記憶。だが彼女が僕の中に入る事はないから・・・。今度、聞いてみよう。・・誰かに。


無意味な戦いをし、雨に打たれながら静かにその場から消えた。・・・・・・家に帰り、寝てしまうと夢を見た。

『頭が爆発寸前なので緊急会議をはじめますっ!』


そこは広い会議室で長いテーブルがおいてあり、時雨が三人座っている。


『僕はまずなぜ戦わないといけなかったか聞きたいと思います。』


『異義あり!今更、何キ○・ヤマトみたいなこといってんの?』


『そうだ、終わってしまった事はしかたないだろう。お前は煩悩にかったからいいだろう。』


『だって、時雨が僕を助けようとしていたなんて思わなかったんだもん。』

『わかった!めんどいから二つに分けよう。』


『いい考えだ!』


・・・・結果、僕が二人になりました。

理由は自由がほしいなら、一度あげてみたらわかるだろう・・・。


ちなみに別れたのは朝食を食べてるまっ最中!


「 ぐ、ぐへっ。」


・・・口から出てきました。


「に、兄様が二人に?」


「あははっ!オハヨウ!蕾。」


・・・・蕾が固まった。


「ありがとう時雨。出してくれて。」


「いや、お礼なんていいよ。それより・・・・。」


・・・蕾みたいな人がこれ以上増えたら大変だ!


「分かってるって!大人しくしとくよ。」

・・・僕は僕を信じよう。・・・やっぱり、信じられない。悲しいな・・・・・・何しでかすか分からないぞ!僕の煩悩は。


「やっぱり、ついてきてください。」

「じゃあ!ついてく。うふふっ。デートだね!」


・・・・人類史上初!自分とデートする人間。


「あ、あのさぁ。」


「え、何?」


・・・・なんだろう?


「・・・時雨ってお互い呼んでたら不審に思われるよ?できれば違う名前で呼ぼうよ?」


・・・そうですね。双子って設定でどうでしょうか?

「じゃあ、君が時雨A僕が時雨B」


「え、それじゃあ意味ないでしょ。」


「じゃあさ!君が時雨でいいよ。僕の名前は君が決めてよ。」


うーん、なんてつけよう?

「・・・・五月雨は?」


「却下、かわいい名前がいい」

・・・流石に駄目だったか?

「・・・じゃあ、さ、千夏は?」

「うん、いいかな?じゃ、そういうことで。」


途中、美奈さんに会わないように町に行きました。

そして、亜美に会いました。


「・・・・しーくんが二人?」


千夏と目を合わせ、


「この人は僕の双子の姉、千夏姉さんって言うんだ。」


「はじめまして!僕の名前は千夏だよ!・・・亜美さんですよね?時雨君から聞いてますよ?優しい人だって。」

「や、優しいだなんて。あはは、なんか恥ずかしいから行きますね?」


駆け足で去っていく亜美さん。


「・・・・まぁ、いいかな?」


その後、誰にも会わずに家に帰る事にしたが・・・。


「・・・・時雨君。最後に聞いて欲しい事があるの。あの公園に行きましょ?」

公園についたら、いきなり悪魔になってしまった千夏。


「さぁ、最後に私をあなたの中に戻して!」

「・・・できないよ!自由になれたんだよ!今更何いってるんだ!」


「・・・ありがとう、だけど私は貴方に必要になる力。急がないとパンドラの箱を完全に開ける事になる。・・・箱の中には絶望だけじゃない。私が貴方の希望になってみせるから・・・・!」


「っつ、くそーーっ。」


『我は悲しき罪を背負う・・・天使。』


紅い羽は前より、紅くなっている。


「・・・大丈夫。私は君を見てるから!いつでも。」

「・・・うわーーっ!」


・・・・体を貫く感触がしない、目を閉じていたのでわからなかった。

「はぁーい、時雨君?」


・・・千夏は僕の頭の上に乗っていた。しかし悪魔の羽が生えており、身長は手の平サイズ。


「私は悪魔の力の結晶だから・・・いつもいるよ。

最後のお願い、あの日記をきちんと書いてね?まだ、メイドさんとか書いてないから。

・・・手間取ってなんか損したかな?


静かに一人佇む時雨。夕日を眺めていたが一人ではない気がした。


『・・・時雨!私の弟だから、一人になっても大丈夫!・・君には仲間が・・』

『ううっ、ねーさーん。いやだ。いやだぁ!』


『ま・・・た・会え・・るからね?』


『分かった!僕姉さんに約束する!姉さんみたいな、約束を守る人になるよ!』

時雨が一人佇む公園、彼の影以外に影はあった。・・・・かなり沢山。それらは木の影から覗いていた。

時雨は家に帰り、日記を付けようと思った。


『さよなら、時雨。』


『千夏姉さん。任せて、約束は守ってみせるから』


「ま、頑張ってかいてね?」


「分かったよ、千夏姉さん。約束は守るよ。」


・・・時雨はその後、きちんと日記を書いた。彼は気付かなかったが日記の最後には 千夏 と書かれていた。

なんとなくシリアス?になってしまってすいません、最後の沢山の影は亜美から話を聞いた剣治がみんなに情報を送り、最後の一部始終を見にきてました。最後にまた見てくれてありがとうございます。一人でも見てくれる人がいたら続けたいと思います。

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