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そのろく 時雨の夏休み壱

えーっと今回は夏を題材としてみました。


・・・夏休み一日前の夜、 しな がいなくなった。家に帰ったらしい。なんとなく寂しかったけど、会おうと思えば会えるので、今日は怖いテレビを見ることにした。・・・夏なのでホラーな番組が多い。


「・・・・さて、私がやってきたのはとある学校で、昼間は高校生が騒いでいますが夜は違うものがいるそうです。」


・・・・うーん、胆だめしみたいだなぁ。


笑っているのもそこまでだった。隣で見ていた蕾が(かなり、震えている。見なければいいのに。)言った。

「に、兄様。あの学校私たちが通っている学校じゃない?」


・・・・確かに。しかし、そんな怖い噂なんて聞いた事ないけどな?


「・・・あ、なにかいました!廊下を黒い何かが横切りました。」


「ほ、ほらっ!私たちの学校には何かいるんだよ〜」

うーん、いっぱいいるな。人間以外のなにか。ま、間違いなく天使と悪魔がいるな。

「私は!勇気を出してあの影を追いたいと思います。」


・・・・スイマセン、さっきの影おいかけれないとおもいますよ。なんせ、リムジンみたいだし。


ガクガク ブルブル


「兄様〜、違うの見ようよ〜。怖いよ〜。」


まるでこどもだ。


「わかったよ、じゃあニュースでもいいかな?」


「うん!怖いの以外なら。」


変えようとすると携帯に電話がかかってきた。名前表示はなし、オレオレ詐欺かな?(振り込め詐欺かも)


「はい、もしもし?」

僕は!勇気を出してそういった。相手は意外な人物だった。


「わーやったー。お金出して聞いたかいがあったなー。」


「え、焔さん?」


相手は電話帳に入れてない人からだった。


「なんで僕の番号知ってるの?」


「ああ、生徒会長が時雨君の電話番号を売りにきたんだよ。」


何、まさか友達の電話番号を売りに出すとは。


「別に買わなくてもいいのに。聞いたら教えてあげたよ。」


少し間があき、


「だって〜恥ずかしいんだもん。所で明日空いてるかなぁ?」

「うん、大丈夫だよ。・・・・・あのさ?なんで喋り方変わってんの。」


ですわといってたような気がしますが?


「うふふっ、あれはね、学校だけなんだ。監視されてるからね!」


・・・誰にだろう。


考えていると


「じゃ、学校で待ってるねぇー。」


言ってきってしまった。

蕾が既に泣きそうな顔になっている。

そして、お休みと言い、部屋に戻った。


僕も寝る準備をしてベットに転がるとドアが軋みながらあいた。

びくっとした僕は多分人生の負け組だろう。

当然、お化けではなかった。入ってきたのは青い顔して、枕を抱いた蕾だった。


「どうしたの?」


「あう〜、怖くて眠れない、兄様の所で寝かせて。」

僕の所にあるベットはかなり大きく、三人は軽く寝れるだろう。


「いいよ。怖いならさ。・・・ごめんね、僕が無理に誘ったから。」


他の人にも誘ったが、執事さんは居なかったし、美奈さんもいなかった。母さんは朝が早いらしいので、寝てしまった。

壁のほうに体を動かし、場所を空けてあげる。何となく、ドキッとしたので蕾のほうを見ないようにしていると背中に何か触れた。まだ、震えている。

そして、蕾は後ろから僕にしがみついてきた。震える感触が可哀相だったが僕は後ろから、抱きしめられるのはトラウマだ。更に、背中に柔らかい何かが当たっている。


「ゴメン。兄様。」


そういう蕾は引っ越す前の蕾とは別人のようだった。(何となく生意気いって、勝ち気な性格をしていたきがする。しかし、怖いのは駄目だった。)

蕾が力を入れる。ああ、背中が柔らかいとは思わなかった。力いれすぎで体が痛い。僕は縛られてきもちいいとは感じないさ。

そんなどうでもいい事を考えていると、


「兄様がかまってくれないから淋しかった。」


といい始めた。


・・・・何故だ? しな がいても蕾に冷たくあたった覚えはないぞ?しかも、怖くて僕の隣にいるんじゃないの?


そんなとき、何かが僕の首を濡らした。

「ううっ、兄様!」


ぐはっ!だ、誰か助けて!このまま力が強くなっていったらあばらが、やばいっ!蕾を落ち着かせなければ。間違えたらあばらが折れるだろう・・・・。


「だ、大丈夫だよ。僕はここにいるだろう。だからさそんなに抱きしめなくてもいいよ。」


・・・・・これで大丈夫だろう?


「に、兄様ー。ありがとう。」


ぎゃあ!やばい。体が動かない。


「私、いつも夢で兄様が血だまりの中に倒れてたんだ。」

へ、へぇ、そう?僕、いまなりそうだなぁ?


「だけど、兄様が言ってくれるなら大丈夫だよね?」

「あ、うん。だ、大丈夫だよ。約束だけは破った事ないよ。」


「よかった。」


ふぅ、助かった。しかし、僕と蕾は一応、双子というはずだぞ?年だって一年も離れてないし。


「すぴー。」


後ろからは静かな寝息が聞こえてくる。しかし彼女はまだ力を抜いてはいなかった。

・・・・それから朝まで眠れない時間を一人で過ごした。何故なら僕が少しでも動こうとすると凄い力が僕を抱きしめるのだ。しかし、蕾は幸せそうな顔で起きた。少し恥ずかしそうな顔で・・・。


「兄様何もしなかったよね?」


・・・・当然だろう、したくても出来なかっただろうに。


「出来なかったよ。」


? と顔をしながらも僕にとって怖いことをいいだした。

「あ、あのさ!怖くなったらまた来てもいいよね?」

・・・・できるだけ、この子をこわがらす事はしないでおこう。


「うん、どうぞ。」


幸せそうな蕾の顔。そして、対象的な僕の顔。


それから、僕が家を出るまでずっとニコニコ顔であった。

家を出た後の事を少し書いておこう。


「蕾様、何かあったのですか?」


「ううん!なにもなかったよ!」


(嘘ですね。どうせ時雨様が何かしたのでしょう。)

「そうですか。ならいいです。」


(さて、時雨様の部屋を掃除しますかね?)


「あ、何処に行くの?」


「時雨様の部屋のお掃除ですよ?」


「私も手伝うよ!」


「いえいえ、結構ですよ。お暇なら植物に水をやってもらえませんか?」


「うん、わかった。」

(まぁ、相変わらずきれいですねぇ。)


「ん?この本は?」


(なるほど、時雨様もこんな本を持ってるんですねぇー。ちなみにどんな子が好きなんでしょうか?いつも小動物のような少女を連れてくるからやっぱり、ロリですかね?・・・・あれ、少女系じゃないみたいですね?・・・あ、メイド系発見!うふふ。なんか嬉しいですね。)


と、時雨の秘密が発見され、美奈さんは大喜びだった。

時雨は誰もいない校舎に来たまでは良かったのだが、肝心な事を忘れていた。

「あ、しまった。時間聞くのわすれた。」


仕方なく、そこで待つ事にしたのだが、日差しが強かった。だから、校舎の中に入る事にした。一階は車も通るので、開いていた。(2階、3階、4階も車は通るが、一般車両は通る事ができない。)

入ってすぐにベンチがあったので、そこにすわり、電話をした。


「あ、もしもし、僕だけど。あ、そう?今からきる?じゃあまってるね?」

・・・・さっき、電話で

きる といったけど何を切るんだろう?間違えたのかなっ?


うとうと、ふぁー、ゴロン。グーーー。


なかなか寝れなかった時雨はベンチに横になり夢の世界に旅立った。


「・・・・また戦争がしたいのか!あんた達は!・・・・うーんむにゃむにゃ。」


ぱしゃ。


「ん、なんだ?」


起き上がってみると携帯を持った焔さんが立っていた。


「あ、時雨君。おはよう。」


しかし、太陽は真上に輝いていた。

ランランと、眩しく。


「あ、うん。おはよう焔さん。」


目を閉じる焔さん。


「おめざめのちゅー。」


・・・・・・。


だんだん寄ってくる焔さん。まだ、時雨の頭は正常に動いていなかった。


「んーーーっ。」


後、少し位。距離にして みかん一つ。


「・・・・・・は、」


横を向きくしゃみする時雨。その刺激により、再起動する頭。


「うわあ!何してるんですか!」


肩を押さえ、進行を防ぐ事に成功。

「おしかったな。もうちょいだったし。でも、寝顔撮れたからいいかな?」


早く話題を変えないとまずいかな?


しかし、既に昼。時雨のお腹は叫んだ。


グーー。


「あ、やっぱり、お腹減ってる?お弁当作ってきたんだ!食べよ!」


なんとか話題を変える事に成功。


「じゃーん。」


お弁当は自分は美味しいと静かに主張していた。


「はい、あーん」


そんな事を言いながらおかずを口に運んでくる焔さん。


時雨の中では戦いが起きていた。

「うおーっ、お腹減った!さっさ口ひらけやー」


「く、なんて破壊力だ。だがこちらも負けはせん。迎撃用意!」


「ふ、見せてもらおうかれんぽーのモビル○ーツの性能を。」


結果を言うと本能が勝った。勝因は赤い奴のおかげだそうだ。

「おいしい!焔さんが作ったの?」


「当たり前じゃない!あのさ、実は手伝ってほしい事があるんだ。」


「うん、何?」


少し恥ずかしそうな顔をして、答える。


「実は私、死神なんだ。だけどさ、鎌を振るの苦手だからさ特訓してほしいんだ。私を。」


「何故、そんな事を僕に頼むの?」

って、やっぱり死神だったんだ!


「死神ってやっぱ、人間の魂刈るの?」


首を横に振る。


「簡単にいうなら死んだ後の後始末をしてるかな?つまり、肉体から離れた精神を鎌で引き寄せて道案内してるんだ!けどね、たまに精神が襲ってくるんだ。」

(精神とは簡単にいうならお化けらしい。)


「この前、学校に追い詰めたんだけど負けちゃったんだ。・・・・お化けに。」

唖然としたなぁー。以外な一面だ。


「え〜っと、なんで負けたの?」


泣きそうな顔をする、


「だって。・・・・お化け怖いんだもん。」


鼻水まで出してる。


「わかったよ。手伝うよ!だから元気だして。」


「ありがとー、時雨君!」

わー、抱き着かないで!流石に鼻水は汚いとおもうから!・・・あ、ついちゃった。

「それで、僕は何すればいいの?」


鼻をかむ焔さん。例えるならひまわりの種を食べるハムスターだ。


「ちーん。えっとね。まず私と闘って欲しいんだ。」

僕はまだ闘った事が一度もない。が、僕の為にもなるので(多分)闘う準備をすることにした。


『我は、罪を背負う悲壮の天使』


彼女を見ると黒いボロボロの布をまとい、自分の二倍程もある鎌を取り出した。

僕も初めて光剣をとりだした。


「じゃあ、いきますね!」

戦闘を開始して気付いた事があった。何となくだけど相手の動きがわかるのだ。・・・・僕って実はニュー○イプ?


「・・・・見える。」


焔さんは汗だくだくで鎌を振り回している。


「はぁ、はぁ。」

そのまま前に倒れる体制になったので抱き抱え、ベンチに寝かす。


・・・大丈夫かな?


彼女は泣いていた。


「ううっ。」


「うわっ!どうしたの?」

涙で光る目をこっちに向ける。


「実は今日中にお化けを退治しないと私、退学になるんです。」


「・・・・・・。」


「だから、だから頑張ってきたのに。」


「お化けを消せばいいんだよね?」


「 ? はい。そうですが。」


生徒が困ってるのだから番長が助けてもいいはず。

「ところでお化けってこの校舎だよね?」


頷く焔さん。


「じゃあ、僕が行ってくるよ。いろいろお世話になったしさ。」


返事を待たずに歩き出す僕。そして後ろから、


「あのー相手は地下にいるんです。」


・・・・・うわっ、はずかしっ!階段のぼろうとしてたよ。


「時雨君だけ行かせません。私も、私も行ってお手伝いします!」

そして、地下につくやいなや彼女は僕にしがみついてきた。腕に当たる感触がぐっとなるなぁー、かなり柔らかいし、あれ、まさかあれを付けてないからかな・・?まさかね。


がさっ。


「きゃあっ。」


・・・・更に押し付けられていい気分!・・・何言ってるんだ僕は?


一向に離れようとしない

焔さん。


何かを言おうとして気がついた。・・・近くに何か居る?そうか。この感覚がお化けか。


「少し離れて!」


「え、うん。」


横に移動するまで待ってから天使化。


『我は、悲しみをまといし天使。』

・・・まだだ。力が足りない。そう、感じたときふしぎな言葉を口にしていた。


『我は天使と重なりし、

孤高の魔王。太陽を守るため月の剣を我に与えよ。』

右手に羽と同じ色の剣。そして、左手にはまがましい形をした蒼い剣を持っていた。

辺りが真っ暗になり、お化けとやらがでてきた。


『・・・・しゃー。』


・・・・もはやそれはお化けではないだろう。顔がなく、目玉だけの存在簡単にいうならでっかい目○親父だろう。


「きゃーーーでたーー。」

僕の背中にしがみつく焔さん、しかたなしにその状態で剣を振り回した。・・・・悲しいかな?当たらず、虚しく空を切るばかりだったので蒼い剣を投げ付けた。(良い子も悪い子もまねしないように!)

刺さるというより、剣が目玉を食べているような光景。目玉が剣に食われている間、焔さんには見せないようにしていた。そして、辺りが静かになる。

天使化を解き、後ろを振り返り笑顔で終わりを告げた。


「さ、終わったよ。」


顔を上げた焔さんはまた、鼻水が・・・・。


「・・・ありがとう!時雨君!だーいすき!」


ばすっ、と僕に抱き着いてきた。・・・・うれしいんだけど、鼻水が・・・。

その後は、二人で町に行き楽しんだ。久々のデートというものだ。(ちなみに僕は昔彼女がいたが、フラれてしまった。)


「今日は本当にありがとう。」


「いやいや、ノートの御礼だよ。」


今でも、たまに活用させてもらっている。


「また!新しいの作ってくるね!」


そういって家に帰っていった。


夏休みの初めての日の事であった。・・・・だが、これで終わったらおもしろくないので続きを書いておこう。

僕が家に帰り着くと家は静かであった。


「 ? みんないないのかな?」


僕の部屋からは物音がしたので静かに覗いてみると、僕の宝物が美奈さんにより、発見されていた。・・・全て。 しな がいつも僕の部屋にいたので、ばれないように隠していたがまさか美奈さんにばれるとは・・・・。しかも何か言いながら本を物色している。


「・・・これは、駄目ですね。私の仲間が載っていません!しかも、ロリっぽいからなおさらごみ箱いきですね。」

ああ、僕の宝物が減っていく・・・・。

静かにその場所を離れ、蕾の部屋に避難しようとすると蕾がいた。何か見ているようだ。震えている。


「ううっ。こわいよー。」

なんと、ホラーな小説を見ているではないか!何故に?しかし、幸せ顔になり、独り言。


「うふふ。今日も兄様と寝よう。」


・・・・自らそんな事するとは、だけど今、声出すとばれるからなぁー。


時雨は地下であった事は既に忘れていた。・・・・彼の羽が更に紅くなったのに気がついた者はまだいなかった。

・・・・たまに出したキャラを忘れてしまう事があります。悲しいです。だから今度はあの人を出したいと思います。みなさんまたよろしくおねがいします。

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