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そのじゅうご 時雨の本気?剣治の本性?


あれから数時間が過ぎた。


悪魔、メイド連合軍(蕾、美奈、零)は対時雨戦に向けて作戦会議をしている最中だった。


「・・・・全てが謎ですね。蕾様、兄妹ゲンカをした経験はありますか?」


首を横に振る最高迎撃長 (蕾)


「・・・兄様とケンカした事なんてないよ。兄様は私が怒ったら理由聞いてきて謝るもん。」


過去一度も戦闘経験が確認されていない敵、時雨。

ここで後援射撃兵(零)が口を開く。


「・・・優しいから弱いと思いますよ?」

首を傾げる作戦参謀長(美奈)


「そうでしょうか?時雨様はお優しいけど強いかもしれませんよ。」


なかなか敵兵の情報が手に入らず作戦の立てようがないない三人であった。


ピンポーン!


「あ!またきたよ!時雨様かもしれない!」


走って行った零を追い掛ける二人。


先に行った零が悲鳴をあげた。


「・・・・おいおい、ドジメイドさん僕を変態みたいな目で見ないでくれ。時雨君には悪いが君達を助けに来た。」

「え、じゃあ生徒会長も戦ってくれるんですか?」


既に零は美奈の後ろに隠れており、美奈は蕾の後ろに隠れている。


「いや、流石にまだ怪我したくないからね。時雨君が本当に君達を・・・・まぁ、彼が本気出したら魔界と天界が手を組んでも勝てないかな?」


唖然とする三人、笑う剣治。


「・・・冗談さ、時雨君はそんな事しない。命の危険にさらされても『コツンッ』で済ます人だからね。」

美奈が剣治に質問した。


「なぜ、加勢してくれるんですか?」


「おや、美奈さんじゃないか。時雨君の所にいたのか。あの時は色々意地悪して悪かったね。」


顔を真っ赤にする美奈。

「僕が加勢する理由はちょっと彼がかわいそうだからだ。」


「・・・・兄様がかわいそう?」


「ま、これを見て作戦をたてるといい。」


ビデオを渡し、帰ろうとする剣治を美奈が引き止める。

「待ってください!貴方はまだ、あそこに行って皆にいたずらしているんですか?」


振り返らず答える剣治。

「時雨君と行ってるよ。・・・・詳しくはドジメイドさんにききたまえ。」


剣治は扉をあけ、外に出て行った。急いで美奈が追い掛けたが扉をあけると誰もいなかった。

そして、美奈は零を呼んだ。


「零、聞きたいことがあります。・・・・蕾様は先にビデオを見ていて下さい。」


美奈は怒っているようだ。零と一緒に何処かに行ってしまった。一人残された蕾はビデオを見る事にした。


「・・・・零、本当に時雨様が冥土喫茶に来たんですか?」


「う、うん。剣治さんと一緒に来たから初めはみんな剣治さんみたいな人かと思ってたんだよ。」

俯く美奈。


「そう、ですか。剣治さんはいつものようにゲームをしましたか?」


「え、うん。負けちゃった。」


「じゃあ、罰ゲームは誰がどうなりました?」


「えーっと、時雨様が決めたよ?」


ここで美奈の頭の中にはあの時雨が犯罪を侵している光景がひろがっていた。

「・・・時雨様はどんな事をしましたか?」


「確か、お仕事がんばって下さいって言ったと思うよ?」


首を傾げる美奈。


「たったそれだけ?」


首を縦に動かす零。


「・・・じゃあ、なんで時雨様と一緒に貴方がきたんですか。」


美奈は時雨から、『剣治がね、あの子を真面目なメイドにしてほしいと頼んで来たんだ。』としか言わなかった。美奈は当時はそれを信じたが、今は時雨がさらってきたと思っている。

「えーっと、メイド長から剣治さんの家で働くように言われたんだ。・・・・・だけど、剣治さん恐いから時雨様に引っ付いてたら剣治さんが時雨様に私の面倒見るように言ったんだ。そしたら時雨様が頷いたんだ。」

つまり、美奈は物凄い勘違いをしていた事になる。

「・・・・零、あの冥土喫茶に行きましょう。昨日、時雨様が帰ってきてたなら間違いなく、剣治さんに連れていかれてるわ。」


「え、うん。」


メイド二人組が冥土喫茶に向かったときに蕾はビデオを見ていた。


テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見るように! 生徒会長


その内容は時雨の戦闘の記憶であった。


「・・・・兄様が、こんなに強いなんて・・・・」

ビデオを見て気付いた事があった。


時雨が戦ってる相手は全て彼の知り合いばかりである。


「・・・・みんなに会いに行けば詳しい事がわかるかもしれない。」






「あ、時雨様?昨日も来てたなぁー。」


美奈と零はメイド達に聞き込みを開始していた。


「しかも、昨日は私達時雨様を間違って消そうとしたからね。」


・・・・昨日は時雨の命日になったかもしれない。

「詳しくはあの子に聞くといいよ。」

途中いたメイドに聞いた所、怒った時雨がついにお仕置きをしたらしい。しかし、羨ましいお仕置きだったそうだ。


「あの新入りが羨ましいわ!」


メイド達はその話ししかしていない。


そして、最後にお仕置きされたメイドにいきあたった。


「・・・あなたが、時雨様にお仕置きされたの?」


「うん、『コツンッ』と叩かれました。」


「それ以外は?」


「『あまりこんな事しちゃ駄目だよ?』と怒られました。」

時雨様、甘やかしすぎ。

「普段、時雨様がすることは?」


「えーっと、剣治さんをとめてくれます。」



それから、遂に約束の時間がやってきた。


やはり、時雨は先にきていて、余裕なのか公園のゴミ拾いをしていた。全てのゴミを分別し、近くにいた少年達と砂場でばんりのちょうじょーを完成させた後、彼女達がやってきた。


「さてと。」


『我は、寂しさを背おいし天使』


『そして、喜びを与える悪魔』

時雨を紅と蒼の光がつつむ。


つぎに現れた時雨には紫の羽が生えていた。


蕾達も戦闘準備をする。


「この勝負、同意と見てよろしいですね?」


草村から剣治が出てきた。


「それではっ!ロボ○ル、ファイト!」


周りの子どもは思う。


(メダロ○ト?)

早速、時雨は時を止めた。


「おい、時雨!本気出すんじゃないのか?」


天使がでてきて時雨に問う。


「本気だよ。今からみてなよ。」


時が止まっているのに一人だけ動いていた人がいた。・・・・剣治である。


動かない美奈達をカメラで撮っている。


「・・・・剣治、もういいかな?」


「ああ、もういいよ。しかし、時雨君は優し過ぎるよ。無視されてたのに仕返しなんてしてないじゃないか。」


確かに時雨は何もしていない。

「じゃあ、お仕置きするから手伝って。」


「わかったよ。」


一人、一人の頭を叩いてまわり、それを剣治のカメラに収めていく。


「時雨君、それではアシスタント料金として彼女達の写真は持って帰るよ。」


「・・・・うん、できれば変な事に使わないでね。」

剣治は時雨に写真を渡し(どのようにしら普通のカメラからすぐに写真を出す事ができるんだろう。)

帰っていった。


時雨は彼女達を担いで家にテイクアウトした後、時間を元に戻した。

「あ、あれっ?」


三人は真っ先に辺りを見回した。家の中である。


「はい、さっきの対決の結果。」


呆然としている三人の前にさっきの写真が置かれる。


写真にはグーで三人が『コツンッ』と叩かれている光景が写されていた。


「君達の負け。・・・・・・罰ゲームとして、今日の晩御飯は君達が協力して作ること。」


そういって時雨は家から出ていった。しかし、きちんと置き手紙に、


『晩御飯が出来た頃に帰って来ます。』


と遺してでていった。

三人が昨日のメイドさん達みたいに固まったのは言うまでもない。




剣治の待っているある場所に向かう。


「やぁ、時雨君。やはりカギがかかっているよ。」


これで冥土喫茶に来るの何回めだろう?


扉の前に立つとすぐにメイドさん達が武装して出てきた。


「あ、時雨様。話しがありますので後でその前にお邪魔虫を排除します。」


「じゃあ、時雨君。僕は虫代表で殺虫剤に立ち向かうよ。」


戦闘開始。時雨は外で待っている。


「落ちろっカトンボ!」


さっきから虫代表の剣治が獅子奮迅している。


そしてすぐに戦闘は終了。中からカメラの音が聞こえる。中にはカメラでメイドさんを撮っている、

『剣治虫』以外に動いている生物はいなかった。


そして満足したのかまた奥の扉に入っていく『剣治虫』。残されたのは虫代表に負けた哀れなメイドさん達である。


そして時雨は昨日のようにメイドさん達を介抱するのであった。

いつの間にか戻ってきた剣治はまた写真を撮り始めた。ほっといて介抱の続きをしていると剣治がカメラをメイドさんのスカートの中につっこみ、シャッターをきった。


「な、なにやってんの!流石にやばいだろう!」


「大丈夫、大丈夫減るもんじゃない。」


「いや、フィルムが減るだろ!」


「あ、そうだね。」


何かおかしい気がしたが剣治がやめたからいいだろう。


「いるかい?時雨君。」


「・・・・欲しいけどいい。」

剣治はカメラをどこかに直し、メイドさん達にいたずらを始めた。


「・・・・何やってるの?剣治。」


「心臓マッサージだよ。見てわからないかな?」


心臓止まってないからそれは犯罪じゃないかな?


「ま、僕の事を虫扱いした罰だよ。」


剣治の心臓マッサージは彼女達が起き上がっても続けられたので僕が取り押さえた。・・・・普段は真面目なのに。

「時雨様、昨日はスイマセンでした。」


メイドさん達が頭を下げる。


「いいですよ。終わった事です。気にしないでいいですって!」


「じゃあ時雨君、彼女達にご褒美をあげたらどうかね?」


流石にまたこの人数から甘えられたら大変な事になる。時雨は昨日の事を思い出した。


「い、いいけど・・・」


「いいそうだ!みんなおもいっきり甘えなさい!」


「え、ちょっとまった!」

「は〜い!時雨さま〜」


・・・・・この後何をされたか記憶に残ってない。

(後で剣治に聞いたのだが、完璧に僕はメイドさん達の玩具になり僕のちぎれた服が飛んで来た所で僕を置いて帰ったそうだ。何をされたかメイドさん達に聞きに行くとみな顔を赤くして僕に謝って逃げていった。・・・・・僕は何をされたんだろう。)


気が付くと家の前に倒れていた。着ていたはずの服は無くなっており、違う服を僕は着ていた。


家に入るとみんな目を僕からそらしている。・・・・・少しやりすぎたかな?

今日の晩御飯はカレーであった。


「あ、あの兄様。」


ようやく蕾が口を開く。

「ん?何。」


「ごめん、なさい。」


「もういいよ。」


何となく、暗い雰囲気になったのでその場を離れて自分の部屋に逃げた。

そろそろ寝る時間になったので寝る準備をしてベットに入る。


ガタン


「うわっ!」


僕の部屋の前に何かいるようだ!おそるおそる扉を開けると三人が立っていた。枕を持ってパジャマ姿で僕を見ている。


「どうしたのみんな、・・・・・もしかして怖いとか?」


めちゃくちゃ困惑の色を見せたが零ちゃんが頷き僕のベットに行ってしまった。

「蕾、なんか怖いの見たのかな?」


首をカクカクする蕾。そして零ちゃんが寝ている隣にゴロンとなる。


「・・・・美奈さんも何か怖い物でも見たんですか?」


流石に年が一番上でしっかりしているだけある。


「・・・私は、私は今まで生きてきて怖い者を見ました。・・・出来れば一緒に寝てもらえないでしょうか?」


既に二人が居るので断るわけにはいかなかったので頷く。


「いいですよ。しかし、美奈さんが見た怖い者ってなんですか?」

「えーっと、スイマセン。思い出したくないんです。」


流石に四人で寝るには狭かったので僕が違う部屋で寝ようとすると三人が僕をすごい力で捕まえた。

仕方ないので横になると三人が抱き着いてきた。


・・・・一見、ゾンビに襲われているように見えるだろう。


「うわっ!どうしたのみんな!」


誰も答えてくれず、泣いているようだ。・・・・もしかしたらこの三人、本当はお化けかも。


段々寝息が多くなっていき、お化けかもしれない三人に引っ付かれた僕は眠れなかった。

上にも誰か乗ってるので僕は何も出来ずただただ、ゾンビのような呻き声をあげるのだった。


明るくなるにつれ、(なかなか眠れず、意識が夢の世界に行こうとしても彼女達がわざとなのか偶然なのか抱き着いてきて蛇の生殺し状態であった。)上に誰が乗っているか分かった。 ・・・・・美奈さんである。一番重い美奈さんが乗っているから僕は身動き出来なかったみたいた。しかも顔が僕の近くにある。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やばい!

このままいったら『指定』がかかる危険性がある!


三人には悪いが時を止めさせてもらった。


誰も起きてないので自分でショクパンを食べていると僕の部屋から叫び声が聞こえた。


慌てて僕の部屋に行くと泣いてる三人がいた。


「・・・・どうしたの!みんな!」


僕を見てみんなが泣き止む。・・・・そして僕に抱き着いてきた、三人いっぺんに。


「「「お帰りなさいっ!」」」


「え、うん。ただいま!みんな!」


時雨の運命は未だに終わりを告げてない・・・・。

えーっと、評価していただいた皆様、ありがとうございますっ!かなりうれしかったですっ!そこら辺を駆けずり回りました! 今回は少し悪戯っ子に時雨をしてみました。・・・・・失敗してしまいましたが・・・。今回はなんか、綺麗に終わったんで嬉しいですね。時雨にはもっと頑張ってもらいたいとおもいます!最後に、本当に読んでくれるみなさんありがとうございます。ま、いつもどおりで頑張っていきたいとおもいます!

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