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そのじゅうよん 帰って来れた時雨の反抗

今回は時雨が人間界にもどって来た話しの前編みたいなものです。だから今回後書きはありません。


今日の目覚めはいたって良好。それは誰も僕の隣にいないからである。


・・・・昨日の夜、公園の公衆トイレに帰還した僕は久々に友人に出会った。


「やぁ、時雨君。・・・・・・かなり早いご到着だね?てっきり二学期になっても帰って来ないかと思ってたよ。」

・・・・。


「今まだ夏休み?」


頷く剣治。


「さて、どうやら君は強くなったみたいだね?誰かと契約したのかな?君ぐらいの力なら後、数十人は大丈夫のようだ。」


「事故だ!あれは仕方なかったんだ!」


多分剣治は天界での出来事を全て知っている。そう僕は思った。


「しかしまぁ、時雨君はお姉さん系も好きなのかな?君が帰ってくる少し前に厄介なお姉さんが君の家の近くに引越してきたよ。」


多分シャルお姉さんのことかな?

「さて、約束を果たそうか?時雨君。」


・・・・剣治との約束?


「・・・・忘れたのかい、時雨君。ヒントをあげよう。メイド」


・・・・・メイド?一緒にメイドのコスプレしようだっけ?・・・・・・!。

「あ、ああうん思い出した!」


「じゃあ、早速行こうか?」


僕は剣治の戦場に連れて行かれた。

学校につき、あの扉を叩く。


「剣治だよ!全員集合!」

し〜ん。


「時雨君、ちょっと代わって。何か声が聞こえたら直ぐに避けるんだよ!(かなり小さな声)」


「え、うん。わかったよ。」


ゴホン。


「えーっと、みんな約束通り来ましたよ?」


あからさまに扉の向こうから物騒な音がする。


ガシャン!


「!危ない時雨君。天井に飛ぶんだ!」


瞬間、時間が止まる。

今のうちに剣治のすぐ隣に避難する。


時が動き始めると扉が吹き飛んだ。


「・・・・まさか、戦闘兵器 プォジトゥロン・レーザーを使ってくるとは・・・・。」


なんだそれ?


「流石の剣治さんも跡形もなく消えたでしょう。」


武装したメイドさんが一人出て来て僕と目が合った。


「あ、時雨様ですっ!皆さん本物の時雨様ですよっ!」

武装したメイドさんが引っ込んでから剣治が話し出した。


「いやー、さっきの喰らったら流石の僕もやばかったかな?腕が折れたかもね?」


・・・・さっきの一撃でも腕が折れるぐらい?

何者だ剣治は。



「さて、メイドさん達にお仕置きしないと・・・。僕の友達を消そうとしたからねぇ。」


・・・・気持ちは嬉しいけど、剣治が言わなかったら僕は無理する事なかったと思うな。

「ちょっと待っていたまえ。」


剣治はそう言って一人で入って行った。


「きゃあ!剣治さんだわ!迎撃用意!」


「待てっ。今回僕が負けたら時雨君をそっちに渡そう。それに彼の電話番号もプレゼントだ!時雨君は抱きしめてよし、食べても美味しい!君達さえ良ければ、彼の家に居るドジメイドと代わっていいぞ!」

・・・今なんかかなりやばい状況かな?もし、剣治がやられたら僕はどうなるんだ?


「零は剣治さんの家に居るんじゃないの!」


「そうするつもりだったんだが時雨君がどうしてもっていうから代わってあげたんだ。」


「みんな、怪しいわ!剣治さんが嘘ついてるかも!」

「嘘じゃないさ。ほら、証拠の写真だってある。」

静かになる店内。


・・・・僕の家で働いてる写真かな?


「あ、嘘よ!時雨様が零と寝てる!」


よりによってあの写真か!しかもいつ取ったんだ?

「勘違いは止めたまえ。・・・彼はご褒美をあげたんだ。ドジメイドが料理をうまく作れるようになったから彼は『何かご褒美をあげよう』と言ったらドジメイドが『時雨様と一緒に寝たい!』と言ったのさ。・・・・彼が首を横に振る事ができると思う人、拍手!」

店内はまた静かになった。


「これで分かっただろう!さぁ、第ニラウンドを始めようか?今回は僕だけだ。」


騒がしくなる店内。たまに聞こえてくる声が怖かった。


「時雨様は私のよ!」


うーん、嬉しいけどなんか嫌だな。


今回は前回の戦闘より長引いた。静かになって入ってみるとやはり剣治だけしか意識が無かった。この前みたいにメイドさんをさわっておらず、今日はカメラに収めていた。


「時雨君、今日は少し本当でやらしてもらった。・・・・彼女らが目を覚ますまで少し時間があるだろう。・・・触りたいなら触りたまえ。」


そういってまたメイド長がいる部屋に言ってしまった。

ぼくは



触る 触らない


という選択に迷った。


やっぱり触るべきではない。


僕は近くにあったおしぼりをメイドさん達の頭の上に乗せていった。負傷しているメイドさんにはこれまた近くにあった救急箱で応急処置をした。


全員終わっても剣治は帰って来ないのでメイド長の部屋に入ろうとしたら剣治が出て来た。


「メイド長さんが話があるそうだから来てくれだそうだ。」

部屋に入ると大きな箱が沢山あった。ファンからの貢ぎ物だろうか?


「時雨君、貴方が初めて天界から帰って来た人ですよ。魔界の人達からプレゼントが来ています。」


・・・・これ、僕へのプレゼント?


「ちなみに僕からフィン・○ァンネルをプレゼントだ。」


嬉しいような悲しいような。・・・・僕使えるかな?


「私からはメイド五十人です。」


「いえ、結構です。」


「冗談です。メイド喫茶のタダ券をあげますよ。」

大人しく貰う事にした。・・・・いつ、使うか分からないけど。


「残りのプレゼントは今日持って帰りますか?」


別にプレゼントが欲しい訳じゃないので首を振った。


「いえ、いりません。メイドさん達で分けてください。」


「そうですか、そろそろ彼女達が目を覚ましますよ。」


一礼してタダ券とフィン・ファン○ルを持って帰る。


扉を開けると確かにメイドさんはピンピンしていた。

剣治が今日の報告をする。

「今日は特にない。」


溜息が聞こえてくる。


「しかし君達、時雨君を消そうとしなくてもいいだろう。撃った人、出て来たまえ。」


おずおずと出て来た一人のメイドさん。


「君は新入りか?」


頷くメイドさん。


僕の方を見て、小声で話し掛ける。


「また、ドジメイドだ。どうする?引き取るかね?」

僕は首を振った。

「じゃあ、僕がお仕置きしていいかね?」


近くに居るドジメイドさん(ドジで済まされるレベルではない。)には聞こえているだろう。顔色が蒼白だ。


「えーっと、剣治。僕がお仕置きしていいかな?」


びっくりした剣治だが、僕の目を見ると笑っていた。

「みんな、今回は時雨君がお仕置きするそうだ。」


ざわめく店内。


僕はドジメイドの(やっぱりロリな子だ。)目線になり、話し掛けた。


「まず、言いかな?僕が言う事を今後必ず守って欲しい。」


息を呑む店内。ニヤニヤする剣治。


「は、はい、わかってます!」


「今後は必ず確認する事。わかったね?」


「は、はい!わかりました!」


さて、最後に。


「目をつぶって。」


素直に目をつぶるドジメイド。


僕は手を上げ、ドジメイドに振り下ろした。

更にざわつく店内。



コツン!


「もう目を開けてもいいよ。後、あまりこんな事しちゃだめだよ?」


目を白黒させるドジメイド。


「・・・約束守れるかな?」


頷くドジメイド。


「じゃあ、お仕置き終わり!みんなの所に戻っていいよ。」


「あ、ありがとうございます!」


店内はなにが起こったのかまだわからないようだ。

剣治は笑い出した。


「ははっ!やっぱり君は優し過ぎる。みんな、一応彼は怒っている。なんでか分かるかな?」


静かになる店内。だが、一人だけ分かるメイドさんがいた。


あのドジメイドである。

「あ、みんな時雨様に謝ってないからですか?」


頷く剣治と僕。


「時雨君は彼なりの怒りを表したんだ。さて、時雨君解答できたその子になにかご褒美は?」


「ゴメン、何ももってない。」


ニヤニヤする剣治。


「じゃあ、その子が決めていいかな?」

別に大丈夫だろう。流石に一緒に寝る事はないだろう。


「ああ、大丈夫だよ。」


そして考えているドジメイド。


「・・・・じゃあ、甘えていいですか?時雨様。」


「 ? 別にいいよ。」


やはりというかなんというか抱き着いてきた。・・・・なんか久しぶりの感じだ。


「時雨にいちゃん!いい子いい子してください!」


「あ、わかったよ。いい子!いい子!」


頭をなでなでして離れるドジメイド。

「ありがとうございます!時雨様!」


顔を真っ赤にさせ走り去ったドジメイド。


未だに店内は静かだ。


「さ、時雨君。話があるから帰ろう。彼女らの頭が復活するまえに。」


一人だけ手を振るドジメイドに挨拶して店の外に出た。


「まず、謝らないといけない時雨君。」


「メイドさんが襲ってきた事?」


「そうじゃない、実は君が居なくなった後、少し面倒な事があったんだ。」


「面倒・・・・な事?」

少し暗い顔になる剣治。

「番長が蕾ちゃんになったんだ。」


「え、何だって!蕾が番長?」


ゆっくり頷く剣治、そして簡単にまとめると次のようになる。


番長だった事が蕾にばれ、蕾は何故時雨がみんなに頼りにされているか分かった気がしたらしい。時雨がいないので代わりに番長になってしまったそうだ。(剣治簡単にしすぎ!)

「けど、僕が生きて帰って来たから大丈夫じゃないの?」


「無理だ。前からの掟に従わないといけない。・・・・・番長になりたいなら番長を倒すしかない。・・・・君に今の番長が倒せるかな?」



そして、朝を迎えた。決心は固まっている!


「僕が番長になる。」


それが時雨の答えであった。

時雨は普段そうであったように朝食を食べに行った。


「あ、今日は零ちゃんが作ったのか。」


「・・・・はい、そうですよ。あれから時雨様が未だに帰って来ないんです。」

「ふーん、大変だねっ。じゃあいただきますっ!」


零は味噌汁を掻き回していて気が付いていない。


時雨も既に普段ボケまくっていて駄目であった。


「ご馳走様!美味しかったよ。かなり腕があがったね。」


「はい、ありがとうございます。」

結局、初代ドジメイド斉藤 零は時雨が部屋に戻った後、異変に気が付いたらしい・・・・・。



次に時雨が合ったのは美奈であった。


「あ、美奈さんおはよ。」

「あ、はい。おはようございます。時雨様。」


「・・・・なんか暗いね。いつも、! を付けて喋ってたよね?」


溜息を出す美奈。


「はぁ、毎日、時雨様が帰って来ないか遅くまで起きてるんですよ。あの朝、急に居なくなってしまったからびっくりしました。零が一人で泣いていたから事情を聞きました。」

「なんて言ってたの?」


「時雨様が居なくなったとしかいいませんでした。」

そういってフラフラどこかに美奈は行ってしまい、時雨もその場を立ち去った。


天然系元気印のお姉さん、メイドの美奈は朝食の後片付けの時に気が付いたと後に答えている。


時雨は外から何か音がしたので庭にでてみた。


蕾がどこから手に入れたのか大きな木刀を振っている。

「・・・蕾、なんで木刀なんか振ってるの?」


「簡単な事だよ、兄様が

もう帰って来ないから私が番長を引き継ぎ強くなるためだから。」


・・・・僕、死んだのか?

「なんで強くなりたいの?」


木刀を振る手を休め、答える蕾。


「・・・・兄様を守れなかったから。」


「別にいいよ。蕾は妹だからさ!」


「・・・・あっちに行って!」


後ろ姿だが、かなりの迫力があった。黒いオーラがでている。


時雨は肩を竦めその場を離れた。

ボケボケ主人公時雨の義妹、蕾。彼女が大好きな兄様と話していた事に気が付いたのは木刀をカウントMAXまで(9999)振ったあとである。



時雨は誰にも気が付いてもらえなかったから剣治の家に家出した。


部屋に入って準備をして部屋を出た。

後ろから凄い勢いで零が走ってきたが無視した。キッチンを通り過ぎた時に美奈がこっち見て皿を割ってしまったがそれも無視した。最後に庭で素振りしていた蕾が回数MAXまで木刀をふり終わり時雨を見て唖然とし、木刀がシャルの家に飛んで行き、窓が割れたがそれさえも無視して家から去って行った。

三人が急いで時雨の後を追って曲がったはずの角を曲がったがそこには時雨はおらず、一枚の紙が落ちていた。


『午後4:00に公園で待つ。』

『追伸 怪我しないように準備してきてね。 時雨。』


時雨は既に剣治の家に来ていて剣治のコレクションを眺めていた。


「時雨君!さわるな!」


「あ、ゴメン!」


珍しく剣治が怒った。


「全く!触るなら手袋をつけたまえ!」



時雨の家では時雨が生きて帰って来たので喜んでいたが、手放しでは無かった。時雨の初めての無視。


彼女達が覚えている記憶の中では時雨は無視などした事が無かった。

蕾が昼寝していてお腹出していたぐらいで時雨は布団をお腹の上に乗せていった。


次に美奈がちょっとだけフラッとしただけで慌ててベットに寝かされてしまったことがあった。部屋にはカギまで掛けていった。


極め付けは零である。三人の中で一番苦労の掛かる存在である。お風呂を洗っていて石鹸で滑った零を幾度となく救っている。更に彼女がお風呂に入っていて滑った場合も駆け付けるのだ。



最後に時雨はどんな忙しい時であれ、彼女達の悩みを聞いていた。そして彼女達が甘えた場合も全てに答えていた。

思い出話をしていると誰かがやって来た。


ピンポーン!


みんな行く元気はなかった。


ぴぴんぽーん


無視。


ピピピピンポーン


無視。


彼女達に手紙を持って来た時雨は誰も出てこないので家に入り蕾達が居る部屋の隣にあるテーブルに置いて出ていった。


数分後、その手紙を見て彼女達は驚く。


『あれ、分かりにくいかなと思ったからはっきり書きます。決闘したいんで16:00に公園で待ってます。理由は僕を信頼していないようだからです。』

『追伸 本気でいくから怪我しないようにしておいてください。 時雨』

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