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そのじゅうさん 天界での再契約!

やめちゃおうか迷いましたがまだ少し頑張って書きたいと思います。


・・・・・便器は未知の世界との懸け橋だったんだ!

僕は今、天界にいる。


後ろにはかなり大きな街がひろがっているが、僕は今そこには行けない。


「さ、こっちだよ。」


天界に一緒に来た朝美さんが僕を引っ張って行く。 そのまま目の前の大きな建物に入って行く。


行き交う天使は見た目が色々な人が多い。OLだったりエリートサラリーマンみたいだったり、みんな忙しそうだ。


僕が連れてこられたところは裁判所みたいだ。


扉が沢山あり、朝美さんが自分達が入る扉を探していると女の人がやってきた。

朝美さんはそれに気付き僕の前に出る。


「久しぶりねぇ、朝美。」

そんな感じで話し掛けてきた女の人に朝美さんも答える。


「うん、そうだね。何年ぶりかなぁ?」


それから二人で立ち話を始めたようだ。僕は周りの景色をながめ色々な物を発見した。


噴水、庭園、貴族みたいな人達。・・・・中には知ってる顔もまじっているようだが気のせいだろう。



「ねぇ、朝美。後ろに隠してるかっこいいというよりかわいい男の子彼氏?」


「い、いやちがうよ!友達。契約破っちゃたらしいんだ。」


「かわいそうに。お別れする前に貴女の気持ちを伝えたほうがいいんじゃない?」


「そ、そんなわけない!」

「どうかしら、まぁ、彼の検討をいのるわ。」




どうやら長話は終わったようだ。


扉の中は長い廊下になっていて、誰もいなかった。

赤い絨毯が延々と続いているような感じがする。




壁には様々な絵が飾っており、どうやら天界で何かやった人達らしい。


・・・・・あれっ?なんか変なのが交じってる。


『天界でモビル○ーツを乗り回し、暴れまくった天使。霜崎 剣治』


・・・・・ 気のせいかな?知ってる気がする。


他にも知り合いの名前が書かれていたし、写真がはってあったりした。

絨毯が終わりを告げるとそこには大きな扉が僕たちの前に現れた。


朝美さんと一緒に入ると何となく嬉しい場所だった。・・・女性の天使が沢山いた。


「・・・・目が泳いでる。」


どきっ!


「えーっと。せ、静粛に!」


裁判長らしい天使さんは新人さんらしい。僕と同じで目が泳いでる。


「えーっと、罪人天使、

なんて呼ぶんだろう。じあめ? てんどーじ じあめ君!」


・・・・天界ってひどいなぁ。初めてだよ。じあめって呼ばれるの。



しょうがないので手を挙げることにした。


「あのー。すいません。いいですか?」


裁判長に物申す!


「あ、貴方に発言の権限はありません!私が聞く質問にだけ答えて下さい!わかりましたか?じあめ君。」

周りの天使はかなり笑っている。教えてあげてもいいと思いますが?


「貴方は契約を破りましたね?」

彼女は初めての仕事だからかかなりあがっている。・・・・こういう仕事は経験を積んでするものではないのだろうか?


「じあめ君!黙秘はいけませんよ!ちゃんと答えて下さい!」


「あ、すいません。考え事してたから聞いてませんでした。もう一度いってもらえませんか?」


自分の話しを聞いてなかったのがかなり頭にきたらしくあからさまに怒っているようだ。


「・・・・貴方は契約を破りましたね!・・・どうなんですか?」


「はい、破りました。」

素直に答えたほうがいいだろうと思って答えたが、なぜか裁判長は怒り始めました。


「なんですか!その態度は!貴方は私が初めてだからなめてるんですか?」


・・・・やっぱり初めてなんだ。怒った顔も綺麗だな?


「ちょっとなんとかいいなさい!そのどうでもいいような態度はやめなさい!こっちは真面目にやってるのよ!」


更に怒りだしたが周りの天使は大爆笑。なぜだ?

「あのーっ。僕が何かしましたか?」


「貴方に発言の権限はありませんっ!質問に答えてください!わかりました?じあめ君!」


・・・・流石の僕でも頭にきたな。じあめ、じあめといってるし。


僕は座っていた机をおもいっきり叩いた!


どかんっ!(こういう時は バンッ! の方がいい気がする。)


「僕は真面目にやってますっ!それに僕の名前は時雨ですっ!」


辺りが静かになる。それまでにしておけば良かったのだが僕は一言多く言ってしまった。

「貴女の方こそやる気があるんですか!」


辺りは静寂が支配していたが、天使達が焦りだした。


裁判長からは紅いオーラが吹きでてる。


「私はっ、私はっ、真面目にやってます!その証拠に天界裁判第一条!裁判を止めようとする障害は断罪してもいいという事も暗記していますっ!」


「・・・・第一条なら誰でも知ってるんじゃないんですか?」

黙り込む裁判長。しかし、図星だったのだろう。紅いオーラがさっきより多くなっている。彼女以外の天使は既にいなくなっている。


「だ、第二条 あれっ?何だっけ。」


・・・・やばいと思う。かなり杜撰な人だな。


裁判長と目があってしまった。


「・・・・今、私の事馬鹿だ!と思ったでしょう?答えないと断罪ですよ?」


目が本気になっている。

「思ってません!杜撰な人だとは思いました!」


素直な自分が今日程恨めしく思った事はなかったよ。

紅いオーラが増える。


罪人天使の力 50パーセント増量中!


そんな言葉がピッタリだと僕は思った。


「・・・・第二条は裁判長に文句を言う者は断罪だったと思います。」


「だった?自信がないんですか?」


裁判長は今の質問で完璧に怒ってしまったようだ。

『我は、罪人を裁く罪人!罪人を裁く力を我に与えよ!』


・・・・デンジャラスだ!本気でやばいって。

どうする?



たたかう 道具


ぽけ○ん 逃げる



個人的に逃げるかな?戦いたくないし!


逃げ始めた僕を裁判長が追い掛けて来た。


「待ちなさい!容疑者、じあめ!」


その時、僕の中で何かがおこった。


「ほう、姉ちゃん死にたいらしいね?」


自分でそんな事を言ったの聞いて僕は記憶がなくなった。


目を覚ますと裁判所だった。どうやら僕は床に倒れているようだ。裁判所はあっちこっちが破壊されており、天上には人型の穴が開いていた。下からその穴を見上げると裁判長がはまっていた。助ける為にはどうしたらいいか考えていて、自分が飛べる事を思いだし裁判長を救助しに天井に飛ぶことにした。

天井はひびが沢山入っており、今にも崩れ落ちそうな雰囲気である。


気絶していた裁判長はボロボロになっており、息をしていなかった。


床にそっと寝かせ、携帯で電話をかける。

「あ、もしもし!」


『おかけになった電話番号はただ今、使われておりません。』


・・・・あ、ここは天界だった。


繋がらない電話を直して、裁判長の心臓の上に手を置く。


・・・・泊まってる!じゃなかった。止まってる!


息をしてない、心臓は止まってる・・・・。

僕は人工呼吸、心臓マッサージを繰り返した。何度も何度も。


神様が本当にいるなら助けてくれる。


思いが通じて人工呼吸している最中に目をさました。


「ん!んん!」


「よかった!生き返った!」


「ちょっと!私に何してたんですか!」


確かにそういわれても仕方ないかな?


「はっきりいいなさいっ!時雨君。」


初めて裁判長が僕をちゃんと読んでくれた!


「はいっ!心臓と呼吸が止まってたから心臓マッサージと人工呼吸してました。」

名前をちゃんと呼んでもらえる事がこんなに嬉しいなんて!


「・・・心臓マッサージと人工呼吸?・・・」


何を想像したのか顔が真っ赤になる裁判長。


・・・・僕は剣治と違って犯罪まがいの事はしてないつもりだ!


僕から離れようとする裁判長。だが体の傷が深いらしい。起き上がったと思ったら前に倒れそうになったので僕が支えた。

「あのう、裁判長さん何があったんですか?」


「・・・・君は二重人格だったんだな?」


裁判長はゆっくり話始めた。


「・・・・追い掛けていたら何か君が言ってこっちを向いた。君の目が赤くなっていて気がついたら君は飛んでいた私に抱き着き、押し倒した後に私を天井におもいっきり放り投げた。」

「なんで二重人格だとおもったんですか?」


うーんと唸る裁判長。


「気を失う前に『やべっ!久しぶりに登場したからやりすぎちゃった。時雨に怒られる。』といってたからかな。」


・・・・天使だ!間違いなく奴がやったんだ。


「あのーっ、スイマセン。」


微笑む裁判長。とても綺麗な表情だった。

「いいよ。君はかなりいい子だと気がついたから。

私こそ君を断罪しようとしてごめんね。・・・・・・私が悪いのに契約してまで助けてくれて。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・契約?裁判長とそんなのしたっけ?僕がしたのは・・・心臓マッサージと・・・・・人工呼吸・・・・・・しまった!


「多分、契約したから私死ななかったんだと思う。」

「・・・・どういう事ですか?・・・大体、契約って二回までじゃないんですか?」

怪訝な顔をする裁判長。


「君、契約知らないの。じゃあお姉さんが教えてあげよう。一回目に契約書類かいたよね?契約書類を書いた人は契約した人から一度だけ助けてもらえるんだよ。分かるかな?」


「ああ、はいわかります。」


亜美さんに刺された時助けてくれたのは占いのおじさんだったのか。


「普通は二回目の契約までしかできないんだけど、力の強い者は何回か契約できるの。わかった?」

「あ、はい。ありがとうございます。裁判長さん。後スイマセン杜撰な人っていって。」


首をふる裁判長。


「いいのよ。私が悪いんだから。」


「しかし、僕が悪いと・・・・」


最後まで言えなかった。裁判長さんが僕を抱きしめたのだ。


「いいのよ。もういい。私は駄目な裁判長のお姉さんだから。」

時雨には昔もこんな事があった気がした。


『千夏姉さ〜ん。ゴメン!』


『いいのよ。時雨が悪いんじゃないのよ。私が悪いの!』


「私にはこの仕事向いてないの。・・・・やめるわ。」


「やめないで!僕は、僕は貴女には頑張って欲しい!」


・・・・・似ていた。


「そうね、そうよね!」


・・・・・千夏姉さんににていた。

僕を抱きしめる力が強くなった。


「ありがとう。時雨君。」







それから救助を待つ間、裁判長さんが名前を教えてくれた。


「私の名前はシャルよ。時雨君。・・・・時雨君、私の弟にならない?形だけでいいからさ!」


「え、いいですよ。」

形だけだし別にいいと思う。


「・・・お姉さんって呼んでみて、時雨。」


「・・・・わかりました。シャルお姉さん。」


「うふふ、私もお姉さんかぁー。」


時雨は少し気になる事があった。


「あの、シャルお姉さん。ここ、壊れないんですか?今にも倒れそうですよ?」


「大丈夫!昔ねここをある一人の罪人天使が破壊しようとしたの。」

その顔は笑っている。


「しかし、その罪人天使は壊せなかった。なぜだかわかる?」


「さっぱりわかりません。」


「・・・・ここはね、不思議な場所だからよ。」


・・・・答えになってない気がする。


「 ガン○ムに乗って暴れた奴もいたけどここは壊せなかった。」


・・・・多分、剣治だ。まちがいない。




そんな話しをしていてやっと救助が来た。


・・・・・・・・・・・・・それから少しの日々が経って僕は一人で判決を言い渡されるのを待っていた。一緒に来た朝美さんは先に帰ってもらった。

「時雨君、君はもう一度だけ契約内容を守ってもらいます。」


それが僕の判決である。

・・・・・助かった。死刑ではないようだ。


「ただし、保護観察として私が付いていきますが?」

シャルお姉さんが僕の保護観察をするらしい。


「はい、大丈夫です。」



ボランティアとして僕は裁判所を直すのを手伝った。ひびを入れたのは僕だから仕方がない。


そして、僕はあの赤い絨毯のある廊下に肖像画が飾られた。


『胴上げだけでこの建物を半壊させた罪人天使。

てんどーじ 時雨』


それから、少しだけ僕は 気になる事があった。


・・・・記憶のはじにある千夏姉さんとの記憶。・・・・それは間違いなくあった事だが僕に姉さんはいない。


そんな事を考えていて、人間界に帰る日がやってきた。


シャルお姉さんは既にいない。


僕は一人で人間界に戻る事になった。


『・・・・・・・お一人ですか?』


「はい!」

『良かったですね?フラれた男の傷心旅行割引が使えますので五十円です。』


・・・・・僕は喋る便器と仲良くなる事はできないだろうな。


光に包まれ、僕は天界から消えた。

これから区切りをつけて行きたいので、時雨を少し真面目にしていきたいとおもいます!応援よろしくお願いします。

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