それはこれからの
素人なので文法とか表現とか正直ないです笑
なんとなく思い付きで書きました。
続きの構想はあるのですが、書くかはわかりません。
内容も意味不明だと思うのであとがきに軽く構想段階のメモを一部抜粋して載せておきます。
(軽くネタバレになるので自己責任でお願いします。また重要部分はもちろん抜粋なので載せてません)
皆さんの反応があれば続きを書くかもしれないです。
まっしろ。
ざっと見渡してみる。この空間が穢れを知らないかのような白さそんな中この異様な中で自分が異質なものだと痛感させられる。
「ここは?」
声にしてみるが、返事はなく独り言は白い空間に吸い込まれてしまった。
少しの間呆然としていると遠くで微かに一定の間隔で何かの音が聞こえるような気がする。音へ向かい歩みを進めてみる。
「…。」
確かに歩いているはずだが、何の変化も訪れないため進んでいるのか留まっているのかわからない。ただ、自分は音の発信源に向かわなければならないような確信はあった。
しばらく歩き、疲れを感じてその場に膝を抱え座り込む。ここはどこなのか。自分はどうしてこんなところに?私って…?ゆっくりと顔を上げると一組の椅子とテーブルが目の前に現れていた。
「!?」
突然の変化に驚きを隠すことはなかった。ゆっくりと立ち上がり歩み寄る。テーブルの上には一冊の大きな冊子が置いてあり、厚みもそれなりだけどタイトルはない。椅子を引き腰かけてページをめくる。アルバムのようだ。最初にあったのは二人の男女に笑顔でのぞき込まれている写真だったり、足と伸ばしている手だけだったり、何かと変なアングル。でもなんだか心当たりがある。ページを捲ろうと手を伸ばした時。赤ん坊の泣き声がして振り返る。
ベビーベッドと男女。女性の腕の中には赤ん坊。泣いている赤ん坊を二人が笑顔であやしているように見える。
「あの!」
声をかけようとした瞬間霧散して消えていった。なんだったんだ。
不思議に思いつつこのアルバムが関係しているのではないかと思い至り、またページを進めていく。少し進むと視線は上がっていき、女性と手をつなぎそれを見上げている。女性の後ろには鮮やかな薄桃色の桜が見事に咲き誇っていた。今度はページの上に写真のそれと同じ桜の花びらが。もう一度振り返る。
身なりを整えた女性と普段着慣れない服に違和感を感じ不安そうに女性を見上げる子供の姿。また声をかけるがすぐに消えてしまう。
視線を戻し、顎に手を当て考える。それはすぐに結論に行き着いた。これは自分か誰かの記憶の追体験なのかもしれないと。十中八九自分のであろう。そしてこれは所謂走馬灯なのではないか。
ページを捲るたびに人生の節目に当たるであろう場所で何かしらのアクションが起こり続けた。それは些細なものから大きなものまで、はたから見ればそうなのだろうが、自分にとっては大きな出来事だったようだ。好きだったおもちゃが壊れてしまったとか転んで膝から血が出ているとか。そんな中ある一枚があった。少し痩せた犬が横たわっており、以前の写真では薄いイエローカラーもさらに薄くなり白に近い色合いになっている。何枚もそんな写真があった。頭をなでたり、抱きしめているのか犬の首の後ろしか見えないものだったり。自然と涙がこぼれた。膝に涙が落ちると涙の上に何かの感触を感じた。視線を落とすとそこには犬の足、横に目線をやるときれいな毛並みのゴールデンレトリバーが心配そうにこちらを見つめている。抱きしめて優しくなでると、大きな尻尾をゆっくり大きく振っていた。
「テリー」
名前を呼ぶ、満足そうな顔を浮かべた後涙で濡れている顔を遠慮なく舐めてくるものだから思わず笑ってしまった。
「オフッ」
テリーはその身体の大きさに見合った少し野太い声で吠え、また会えたねと言っているようだった。そして不思議とテリーは消えなかった。どうしてだろう。
「テリー。ここはどこなのか知ってる?」
「それは私が答えてもいいのかな?」
ほとんど独り言のようにつぶやいた一言に予想外の返答があった。テリーから目線を上げると写真で見たことのない顔の整った10代後半くらいの女の子がいた。薄くグレーがかったワンピース、黒く肩まで伸びた髪。吸い込まれそうな黒の瞳。
「知りたいの?知りたくないの?」
小首をかしげ再度問われる
「知りたいけど君は?」
「まぁまぁそんなことはいいじゃない。とりあえずここの簡単な説明しよっか。ちなみに君はここのことなんだと思ってる?」
「走馬灯?」
「半分正解で半分ハズレかな。君が体験したことを追体験していることは間違いないんだけど、ここから先君は選択を迫られる。」
「何を?」
そう返そうとしたした瞬間口を挟まれる
「おっとっとそれはルール違反になってしまうから言えないなぁ。このテリーちゃんがどーしても君にヒントを上げていうから特例を使って私はここにいるだけだから、君がどんな選択をしても全部正解で全部不正解とだけは言っておこうかな。答えなんてないってことじゃあね!」
それだけまくしたてるとふっと消えてしまう。
「テリーがお願いしてくれたんだなありがとう。」
そういいつつ頭をなでる。きっと神かなんかの偉い人に掛け合ってくれた愛犬に嬉しさと感謝を込めて
「一人じゃなくなったから寂しくないな」
「オフッ」
テーブルに向かいまたアルバムをめくる
世界観
「選択の間」という空間。死ぬ直前にここに行き着き進んでいくと最後に選択を迫られる。生まれ変わるか否か
しかし、再開しても記憶は引き継げない上に、完全なループ状態になるため100%変化はない。
変化が起こりうるタイミングがこの選択の間だけという認識
・ルールとか
1.(みせられないよ)
2.(みせられないよ)
3.(みせられないよ)
4.アルバムを進めると時間が進む、そして自分より先に死んだ者が現れる場合がある。(条件は本人と相手にまた会いたいという相互のバランスが取れている状態か、相手からの強烈で一方的な思いで現れる場合がある。ただしここで現れるのは生前の100%コピーなので亡くなった後の選択の間に関する情報はない。そばに寄り添ったり、思い出を語り合うことができる。しかし本人であることは間違いないため、主人公の知らない本心を語ることもできる。)
5.干渉してきた者の消える条件:自身の意思・意図的かつ物理的に危害を加える・相手からの強烈な拒絶(強烈で一方的な思いで干渉してきた場合はそれと同等かそれ以上の拒絶が必要になる)
主人公 名無し
(みせられないよ)
主人公自身は自分の外見・名前を思い出せない。(名前に関しては登場キャラによって判明?思い出す)
イメージとしては鏡のない世界で自分の容姿を認識することが不可能なのと同じ。
アルバムの中の写真も意図的に自分の顔が映っている部分は残らない(ガラス・水面・鏡などの反射など)
テリー
主人公の愛犬、ゴールデンレトリバー
毛色は薄いイエロー
鳴き声「オフッ」大型犬特有の少し野太め
ちなみにオス
謎の少女
(みせられないよ)
ちなみに特例と言っていたが、それはこの空間のルールなだけであってあたかも神聖な力を持っている別次元の存在感をアピールするためである。登場タイミングもテリーを連れてきました感を装っている。