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<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君のためにお洒落した

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。“ガールズラブ”のR15です。

苦手な方はご注意下さい。


心理描写が軽いので、また書き直すと思います。

私と彼女はそれなりに長い付き合いで、それなりに一緒に遊んだし、それなりに近しい関係だった。

そんな彼女から何時も以上に距離を詰められて、さらりと一言。『好きだから付き合ってよ』。顔を両手で包まれて、逃げ道を塞いだ状態で、キス出来そうな距離でそう言った。

対する私は混乱し、『そんな目で見たことは一度もない』と叫んだ。

「じゃあ、君は私が女の子の格好をしているから、好きになってくれないのかな?」

「そう言う問題じゃ……」

未だに混乱を極める私を至近距離で見詰めながら、彼女はニヤッと笑って言った。

「まぁ、そう言うのは姿形を見てから言ってよ。次の土曜日、九時に○○公園の噴水前まで来てね。来なかったら突るから」

蠱惑的な微笑みを浮かべ、私の頬へのファーストキスを奪った後、するりとその場を後にした。


約束の土曜日になった。同意なく約束を取り付けられた挙句、頬へのファーストキスを奪われた手前、私が行く義務も無いだろう。そう思って部屋で閉じこもっていたら、突如インターホンが鳴った。先ずは一度。鳴り終わって数秒した後にまた鳴らす。来客の顔が浮かぶ為に、私は是が非でも出ないつもりでいた。

三度目の正直は私の携帯に掛かってきた。その間もインターホンのベルは鳴り止む事はなかった。しぶしぶ扉を開けて、外の様子を伺う。それこそが最大の油断だった。

隙間に足を捩じ込んで、そのまま脹脛を強引に押し込むと、腕づくで扉を開ける。目の前に居たのは、余りにも整い過ぎた顏。それでもその面影に見覚えがある。女人の時でも美しかったが、それが男性になっても変わらない。

「はっ?」

「『は?』じゃないよね〜? せっかく君の為にお洒落して来たのに。君来ないから、家まで突る事になったんですけど〜。良いから……中入れて!! まぁ、逃げても良いよ? 出てくるまで、ベルも携帯も鳴らし続けるから」

そこまで言われてさっきの事象を思い浮かべる。絶対やる。むしろやらない選択肢がない。私はしぶしぶ彼女の強引な提示を受け入れると、そのまま中へと引き入れた。

「どうよ? 惚れ直した? 君の好きなスタイルを踏襲して来たんだ。これなら何一つ文句は言わせないよ。さて、君の意見を聞こうじゃないか。好きだから付き合ってよ」

部屋に入れた後は、我が物顔で私の隣に座り込み、蠱惑的な笑みを一つ浮かべた。暴君と呼ぶに相応しい振る舞いだった。

「……自分の思うがままにならないと暴れる人はちょっと……」

普段の姿は確かに奔放な姿も見受けられたが、今は度を越している。仮に付き合ってからもこれが続くならば、考え直さなければならない。例えその顔がどれほど整って居ようとも。

「先に約束を破棄したのは君だよね? 今までは好きになって貰う為に大人ーしくしてたけど、それでも駄目なら強引に行くよ」

それから男性の成りして、女の動きで間合いを詰める。いつの間にか背中に手が回り、痛くないように押し倒される。

「付き合ってよ。お願いだよ……。女人だから好きになってくれないの? 男だったら好きになってくれた?」

「わ……私は……」


押し倒されて、キスを施される。執拗に、執拗に唇を詰られて、舌をそっと差し入れられる。私の舌より厚い。今の姿と相まって、男の人とキスしている気分になる。

薄目を開けるとさっきまでの余裕を失った彼女の綺麗な顔がそこにあって、何だか感情がぐちゃぐちゃになった。

舌が疲れる程に長い間絡ませ合ったあと、口の端に唾液を垂らしたまま、彼女はニヤッと笑った。

「言っとくけど“僕”は並の男よりも良くしてあげられるよ?」

相手ちゃん、『性別』という概念が非常に曖昧で、気分によって男装する様な子です。

一応体は女性ですが、中身がどちらでも無い。

本当にぼんやりとしている。

それ故に『男の人が好き』という感性も非常に薄いです。

気に入ったら女子でも付き合う。タイプの子。


彼女の事を気に入った理由は明かされてませんが、彼女の抵抗を理解して、わざわざ男装するような一面があります。


これからズブズブ行くぞ〜?

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