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2話、連続して投稿しています。

~Sideアイテール~


ウカの本殿を出た後、屋台を回ってレイラが懐かしいと言いながらたこ焼きや焼きそばを食べて喜んでいた。宿に着いた途端に睡魔に襲われてディザに励まされながらやっとお風呂に入るとルミエールにパジャマを着せられながらクテッと寝てしまった。


「本当に楽しかったんだね」


レイラを布団に寝かしつけて頭を撫でる。


「アイテール様。ウカ様のあのお話は…」


ディザが心配そうにレイラを見ながら聞いてくる。ヴァンとルミエールも同じく心配そうな顔をして居る。


「皆の予想している通り、三ヶ月後と言うのは【エルフの国の世界樹】の世代交代で間違いないだろう」

「僕達では助けられないとは一体…」


ディザが考え込むのも仕方がないだろう。ヴァンとルミエールならまだしも、神である私や世界樹であるディザの力が及ばない事などそう無い。


「何か特殊な状態か、我々が足止めされるような事態が起こるのか…とにかくレイラの側には居てやれないのだろう。ウカが言った通り、ルミエールとヴァンは属性の使い方を教えてやって欲しい。それから、ディザ。君には魔法陣とその壊し方を頼むね」


皆が頷いている。ルミエールが「そう言えば」とこちらを見る。


「レイラが見た夢の中で、黒い魔物は魔法陣に囚われていました。それから、怪我をしています。今回の占いはこれ等と関係が有るものと考えて良いのではないでしょうか」

「僕もそう思うよ。でも、ヴァンの最高位の力って何に使うんだろう?」


どうやらヴァンにも予想ができていないみたいだ。


「とにかく、あと三ヶ月でしっかり使いこなせるように教えてあげてね」


皆「はい」と返事をした後もレイラを心配そうに見ていた。



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