フリークモンスターの巣穴・地下空洞
ヴェ)ん・・・・んん・・・ふぁ・・・あら?・・・痛った・・そう言えば後ろから誰かに襲われて気絶したんだっけ、でも此処は家の前よね?・・・・・・えええええええーーー!。
振り向くとヴェルナにとて魔物認定されている?マールの他にも数体の車両があった。
ヴぇ)え?あれ?これ車両?何で知ってるの?他にも沢山の事が分る様になってるのは何故?、知らない筈の事を知っているのは、なんだか気味が悪いわね。、何も知らないよりは有難いけど、マール貴方ねこんな事したのは?しょうがないな~。
ヴェルナは家族が増えたのが嬉しそうだった、知らない事柄や物事が理解できてしまう不思議な感覚、そのお陰で過去から今までの事や、物の使い方利用の仕方を知ることが出来た。
ヴェルナはマジックハウスをキーホルダーの大きさにして腰に吊るす、そしてマールに乗り込み、中で話をする事にした、本来はデタッチと画面での会話するのだが、マールが進化した影響で車内に限り、立体映像を用い会話ができる様になっていた。
マールの話では、過去にあった軍の総司令官や指揮官の生き残りがもう生きていないらしい。
世界各地にアークと呼ばれるベースがあり、其処には今も手付かずの、車両や兵器、武具、衣類、生活雑貨、食糧、水、建材、資材、素材等他にも色々な物が今も特殊な保存庫で管理されている事。
ただいくつかのアークベースが稼動を停止しており、エネルギー切れか、破壊された可能性も在るとの事が分った、しかし滅多な事では壊れないそうだ。
聞いて知ったのだが、稼動にはエネルギークリスタルを使用している、ノーマルクリスタルだったのだが、ヴェルナとの繋がりが出来て進化したそうだ、更に名前を貰ったお陰で今では無限のエネルギーを秘めるピュアクリスタルになった事を教えて貰った。
過去に作り出されたクリスタル関連は、太陽光で充電の効くクリーンなエネルギー資源、クリスタルにも種類がある。
クリスタルの欠片、5年又は10年に1回太陽光の充電が必要。
ノーマルクリスタルは太陽光充電しなくても100年持つ。
コアクリスタルは500年。
ピュアクリスタルは太陽光を浴びなくても永久的にエネルギー供給される。
コアクリスタル、ピュアクリスタルは主に大都市の電力供給が主だった役目を担っていた。
ヴェルナがテイムの事を教えると、マールは人工知能AIを積んだ車両でないとテイムは無理でしょうと、生物に通用するかは分らないとの返答される、テイムはアークベースにも通用する筈ですと自信満々に答えてくれた。
ヴェ)他の子達もテイムしちゃいましょ、名前は空軍戦闘機はラビ!大型戦闘カーゴ輸送ヘリはパメラ!8輪輸送装甲戦車はファル!戦闘給水消防車はレシィ!ロードトレインはガロ!マルドゥクはリルド、シルドこれでいいかな?ひゃっ!。
テイムし車両に名前を付けたら光だし、やはりマールと同じように、錆が綺麗に無くなり本来の色に戻っていた、そして腕と手が生えていた、今回はコンテナ一つ一つに生えているのだから、思わず顔が引きつった、だってシュールな上何処か暑苦しくて、特にガロは虫を彷彿をさせるんだもの。
ヴェルナ)腕は普段は引っ込めてね?、人の前では絶対に出しちゃ駄目!此れから皆の車体に付与魔法陣を3種類書いていくから役に立ててね。
これは人だけを攻撃出来る魔力弾よ、ピュアクリスタルが供給源だから無限に撃てるわ、乗り物や器物は傷つけられないから、使い所は人かフリーク、後は良く分からないモンスター達かな、賊が使ってる車両とか確保したい時は便利よ。
次は貴女達はリペア機能があったわよね?付与を掛けると中位のミドルリペアが使える筈よ。
中破までなら即座に修理、大破は2回くらい使えば行動不能から復帰できる。
最後に装甲付与を掛けたわ、これなら銃弾は通用し無くなるし、砲弾も10発位までなら耐えられるわ
レーザーは5発くらいまでね、今の所こんなものかしらね。
ただ搭載している兵器は、街か都市で交換しないと不安ね、威力がかなり低いわ、アークベースならいい物を揃えられそうだけど、最初の目標はアークベースに辿り着くこと、それからどうするか考えましょう。
一番近くても此処から東に500kも離れてるから、街や都市のリクエストでお金稼ぎながら行くしかないわね。
はぁ、服も買い変えないと此れじゃ目立つよね~・・・・。
悩んでも仕方ないから先ずは東の街へ行きましょ、この地図だとモルトの街。
ヴァルナはマールに乗り込むと東へ進む。
マールがビル群の手前で停車する、マールがフリークの巣が在る事を教えてくれる、今なら魔力弾で掃討出来る、貴重な家畜まで手に入り、戦利品の食糧も15トンも在るので、コンテナの中で余裕を持って育てられると。
ヴェルナ)家畜貴重なのね?ガロは此処でお留守番ね、貴女コンテナ牽引して長いんだからは入ったら出て此れ無くなるからまっててね。
思うんだけど地下空洞の中なのになんで、青々しい草原があるのかしら?外はひび割れた大地の荒野なのになのに?。
マールはコアクリスタルのエネルギー供給のお陰で、フロアライトと人工太陽が地下空洞を浮遊しているため明るく暖かい、水の精製は定期的にアクアクリスタルが行なっている、結果的に雑草が茂っている、その場所をフリークが利用して水を撒いて作物を育て大量の食糧を保管している可能性も高いと。
只残念なのは人と共存できない事、男には物凄く凶暴らしい、実験体の慣れの果て達が進化を遂げ、脅威的な繁殖能力と驚異的な力を持っている。
フリークは家畜だけで無く動物の育成も出来フリークの種類によっては作物も育てら固体もいる。
しかし男は殺し女は攫い巣に持ち帰る、フリークは女の扱いは紳士的らしく大変丁寧、1年掛けて手を出さず口説き落とそうと頑張る、1年を過ぎると我慢の限界が訪れ、襲い繁殖の為の苗床にしてしまう。
どんなに紳士的でも恐ろしい外見と苗床確定が決まっているのだから、女達は常に恐怖に狩られている為口説けるわけが無いと、現在はこの地下空洞の地下3階に、人間?と思わしき生命反応が在るとマールが教えてくれる。
ヴァ)それって人間よりはマメで働き者じゃないですか、でも苗床は遠慮したいなぁ~、その監禁?されている人達も助けよう。
マール達は地下空洞へ、襲ってくるフリークを討伐しながらどんどん奥へ進んでいく。
地下2階に到達そこは動物と家畜が厳重な檻に入れられていた。
見た所雄雌牛82頭と雄雌鶏136羽、卵383個、雛鳥57羽、リス16匹が入れられていた、動物や作物を育てるエリアだったみたい。
マールがこれは流石に多すぎると言うので、此れもマジックボックスに吸い込ませました。
フリーク達の攻撃は勢いを増している、マール達の魔力弾攻撃が敵を寄せ付けない。
ちなみにフリークの討伐部位の証は右耳らしい、面倒なので魔法で耳を切って同じようにマジックボックスに吸い込ませてます、死体は進行の邪魔なので同じように吸い込んでもらいます。
もう何匹倒したか?はい1万5000匹越えました、一体どれだけ居住していらっしゃるんでしょうか?。
ヴェルナ)倒しても倒しても減らない、作物も畑ごと全部マジックボックスに吸い込ませたし、残すは3階だけなんだけど、討伐カウント数がまだ上がる上がる、確かにハンターが逃げだす訳だわ、途中で弾切れ起こして全滅恐ろしすぎます。
私の元いた世界以上に怖いわ、モンスターパレードに似てる。
それから更に30分やっと静かになった、討伐数は約3万4542匹。
ヴェルナ)やっと静かになった多すぎ3万4000越えって、私のいた世界だったら都市が3つ以上滅ぶよ~、この世界可笑しい一体どうやったらこんな危険モンスター産まれるのよ。
研究の副産物なんだか知らないけど最後まで責任持って処理してほしかったわ~。
他の地下空洞も似た様の物なのよね・・・・・・気が滅入る~・・・・。
フロア地下三階の檻に着いてみると獣の特徴を残した亜人?10人と、人間が5人閉じ込められていた、檻の扉は観音扉に鎖でぐるぐる巻きにして施錠しているだけの単純なものだった。
ヴぇ)何この単純な施錠は?ん~とりあえずは無事見たいね、今開けるからもう少し待ててね。
彼女達は半月程前に奴隷として運ばれていた所を襲われ巣に運び込まれたらしく、手を出されておらず苗床にされる前だったそうだ。
ヴぇ)そう、大変な経験して来たのね、暫くは一緒に行動する事になるからよろしくね、私はヴェルナ・フォン・アルクリスよ、ヴェル、ヴェルナでもいいわ、好きに呼んで。
彼女達の所有権は私に在るそうで戦利品と言う扱いだそうだ。
個人的には此処も奴隷制度が在る事に驚いた。
食事を取らせた後、装甲車のファルに乗って貰う。
近くの町に行く事を伝えると、彼女達は必至に私に付いていきたいと言う、どうやら売られると思って勘違いしたのだろう。
ヴェ)売るつもりは無いから安心して、所有権私にあるんでしょ?それに私の家族になるんだから気にしないの、私の家族にはもう会えないし、私この世界の住人じゃないのよ?ホラこうやって魔法だって使えるしね?。
彼女達は驚いていた有り得ないと、しかし現実に魔法を使って見せてくれるヴェルナを信じるしかなかった、彼女達は他の人に魔法の事は黙っていた方が良いと説得しようとしたが、(私は困らないし別に良いんじゃないかな?)と言い返されてしまった。
確かに魔法があれば万が一も起こらないだろうな(油断しなければ)彼女達は思った。
色々驚いてはいたが、売る気は無い事を伝えると安心したのか暫くして眠ってしまった、固い床だと可愛そうなのでお布団を敷いた。
戦車に戻って他に何かないか散策をして、アクアクリスタル3個とコアクリスタル2個、浮遊フロアライトに人工太陽4個を手に入れる事が出来た、特にアクアクリスタルは大きな収穫だった。
更に何かないか散策しているとマールが提案をしてきた。
各アーク周辺回り8kには自然が残っていて人が住んでいない、常に回りを防衛システムが監視し警備マシンが巡回していて侵入者の警戒をしている、外部の人間やフリークモンスターも入れない。
登録した住人だけが入れる場所になっているらしい。
マールの提案は至って簡単、住人登録をしてしまえば彼女達もアーク周辺には住む事は出来るという。
食糧の生産ラインも、何時でも稼動可能で保管も出来る、生活に必要なものも大体揃っているいる事。
そして私はアークの総司令官に任命されていた事を知って驚いた。
ヴェ)なるほどね、アーク周辺には過去に住んでいた人達の居住が残っていて、修繕すれば使えるわけね、それなら私が留守にしていても暮らしてはいける?アークが彼女達を保護してくれるなら問題ないし、男の手も必要になるわね、生産ラインも今の内に動かせるならお願いね。
あ、後動物達の牧場も必要ね。