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このこのこ!~男の娘のこんな日常~  作者:
第一章 「始まりの3人」
14/20

第十三話 「真実は○○系」

めちゃくちゃヒマだったので1日半で書き上がりました。


最初は嬉しかった。

だって助けに着てくれたから・・・


次は恐怖だった。

だって目の前に居る彼を俺は全然知らなかったから・・・


そして最後は驚いた。

だって彼の姿は愛しいあの人と重なって見えたから・・・




●   ○   ●   ○   ●   ○




2011年 5月3日 アカリ宅 ココさんの部屋




視点「曇日陽射」




「全くアカリは!!少しは自分のことも心配してよね!!」

「セイヤちゃんの言うとうりなんだよね!!もう二度と【血塗れナイフ】ジャック・ザ・リッパーは使わないって約束したんだよね!!」

「しょうがないでしょ!!」


「あの~~・・」


「「しょうがなくない!!」」

「うぐっ・・・じゃ・・・じゃあ百歩譲って僕が悪いとして他に何か方法があった訳!!」

「普通に警察呼べばいいでしょう!」

「でっ・・・でも・・・あの時は頭が回らなかったし・・・そっそれにセイヤだって助けて欲しいから僕に電話したんでしょう!?」

「そっ・・・それは・・・その・・・一番最初に頭に浮かんだから・・・」


「お~~い」


「ムキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなんだよね!!竜ちゃんずるいんだよね!!こんなにセイヤちゃんに思われてて!!」

「なななナニイッテルンデスカココサン!べっ別にそうゆう訳じゃなくて・・・」

「そんなこと今は関係ないでしょう。」


「ねぇ~~~・・・」


「はぁ!?関係ないって言い方はないでしょ!!」

「実際今は関係ないでしょう!!」

「だからその言い方が気に食わないの!!」


「・・・・・いい加減に・・・」


「今はそんなことよりもセイヤちゃんは誰の嫁かっていう話なんだよね!」

「「違う!」」




「いい加減に説明してーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」




●   ○   ●   ○   ●   ○




視点「月明狩竜人」




数時間前




殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる・・・・




あ・・・め・・・・




傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから傷つけたから・・・・




あか・・・・・・・




許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない・・・・・・




あか・・やめ・・・




絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に・・・・











コロシテヤル











パァン




乾いた音が鳴る




「アカリ止めて。」

「・・・・・セイ・・・ヤ・・」


右の頬に手を当てる


じんわりと暖かくてヒリヒリしていた


「あれ?・・・俺は・・・俺は・・・僕?・・・ダレ?」

「落ち着いて、アカリ。」

「・・・・・そうだ僕はたしか!!」


そうだ・・・【僕】は・・・【俺】になって・・・


背筋に悪寒が走る


「セイヤ・・・僕はまた誰か傷つけたの。」

「アカリ落ち着いて。」


嫌だ


「また「僕」は「俺」になったの!」

「セイヤ・・・」


イヤだ


「答えてセイヤ!!答えて!!」


そんなのイヤだ


「落ち着け!!月明狩竜人!!」


ビクッ


「・・・・・ヒザシさん?」

「そうだよ・・・」


目の前には汗と涙で顔が濡れてるヒザシさんがいた


「僕は・・・」

「誰も傷つけてない!」

「えっ?」

「誰も傷つけてない。」


でもあのとき・・・


(「飛んで【血塗れナイフ】ジャック・ザ・リッパー」)


「だけど・・・」

「そりゃぁ少しあの不良の背中を傷つけた。けど、こっちから見た感じだとそんなに深い傷じゃなかったし。」

「そういえば・・・あいつらは?・・・」


やっぱり・・・僕が・・・


「全員逃げていったよ。アカリが・・・え~~と・・・」

【血塗れナイフ】ジャック・ザ・リッパーを外してくれたから。」

「そう、それ。」

「外・・・した?・・・」


それじゃぁ・・・本当に・・・


「多分、無意識にあいつらでも傷つけたくないと願ったからだと思うよ。」

「本当に・・・誰も傷つけてないの?・・・」

「うん、アカリは誰も傷つけてない。


その言葉を聞いたとき・・・




「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・よかった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。」


全身の力が一気に抜けた




「うん・・・本当によかったね。アカリ・・・」

「うん・・・それより、二人ともケガは?」

「大丈夫なんともないよ。」

「あぁピンピンしてるよ。」

「そっか、でも助けに来たのに逆に助けられたみたいで情けないな。」

「そんなことないよ。でも、もう無茶しないでね。」

「・・・うん。」


本当に良かった


「あっあのさ、二人とも。」

「「ん?」」

「その・・・色々聞きたいことはあるんだけどさ・・・その・・・」






「アカリは「月の狩人」なのか。」









●   ○   ●   ○   ●   ○




「それでアカリの家に行ったら説明するって言ってくれたのに、いきなり喧嘩はないでしょう。」

「「「すいませんでした。」」」


ただいま、ヒザシさん以外の3人正座中


「全く・・・・・それで・・・・・その・・・・・アカリ・・・・・」

「・・・・・はい・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」




「アカリは・・・・「月の狩人」なのか。」




その言葉は僕に重くのしかかる


「・・・・・アカリ」

「・・・・・竜ちゃん」


ここまできて嘘なんてつきたくないな

 

「・・・・・うん。」











「そうか、んじゃぁ次いこっか。」











「「「・・・・・ん?」」」

「・・・いや、次の説明を求めてるんだけど。」

「「「・・・・・・・・・・」」」


すいません状況がわからないんだけど


「どうかしたの?」

「どうかしたのって・・・」

「あのヒザシちゃん・・・」

「僕は・・・「月の狩人」だったんだよ。」

「「だった」なんだろ。」

「えっ?あっ・・・うん。」

「じゃぁ、いいじゃんそれに・・・」




「俺が聞きたいのは「月の狩人」のことじゃない。「月明狩竜人」のことだよ。」




その言葉を聞いたとき・・・


「・・・ぅ・・・ぅぅ・・・」

「どっどうしたのアカリ?」


今の「僕」を認められてた気がして


「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん。」

「えぇ??なんでーーーーーーーーーーーーーー!!」


すごく・・・


「アカリ・・・良かったね・・・」

「なんだか、あの時のセイヤちゃんに似てるんだよね。」


救われた・・・


「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん。」

「だからなんで泣くんだよ~~~~~。」




●   ○   ●   ○   ●   ○




「泣きやんだか?」

「うん、ごめん。」

「いや、別にいいけどさ。なんであんなに泣くんだよ?」

「えっ?いやぁ・・・それは・・・。」


なんで察してくれないのかなぁ


「ヒザシちゃんも竜ちゃんに負けず劣らず鈍感なんだよね?」

「これで少しくらいアタシの気持ちにきずいてくれればいいんだけど。」

「「ん?なんか言った?」」

「別に何も・・・」

「そんなことよりもそろそろ説明しちゃうんだよね。」

「おっおう。」


あっそうだ


「ヒザシさん、色々説明はするんだけど。そのとき僕が「月の狩人」時代のことも関係してるから・・・」

「ん、別に話したくなかったら話さなくていいよ。」

「いや、逆に話していいかどうか聞いたんだけど。」

「ん?俺はOKだぞ。」


やっぱヒザシさんはいい人だなぁ


「分かった。それでねヒザシさん。」

「なんだ。」











「僕は吸血鬼なんだ。」

「・・・・・はっ?」











一章終わり二章は伏線回収、あっでも全部ではないよ。

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