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歯車

作者: 清子

それは、当たり前の日常の1ページだったのかもしれない。


昔は学校で、予防接種の注射を行っていた。今としては考えられないと思う人もいるだろう。今行っていても、内科検診や、歯科健診、就学前の検診だろう。

なんとも時代の流れとはなんとも言えない。


この集団での予防注射は、針を使い回していた。今の子からすると、そんなことあったのかと思うけれど当時の医師も看護婦もなにも気にならないだろう。

それが当たり前だったのだから、大体3人くらいで変えるくらいの割合だった。

そして、順番は回ってきた。

そこから、人生の歯車が変わっていったのだろう。


その日を境にか定かではないが、あんなに活発だった女の子は体調を崩しやすくなる。

兄弟も心配になるほどだったらしい、ここから人生の流れが変わってくる。


活発だった女の子が、体調不良を訴えることも多くなった。


だが時代は昭和、体調が悪いと訴えると

「根性がない」

「そのくらいなぜできない」

「甘えるな」


聴覚も少し聞き取りずらいことがあった。今は検査も充実しているので、原因や聴覚を補うこともできるが、、

これもまた、、

「聞く力が弱い」

「もっと会話をしていったほうがいい」

「音読が上手ではない」


などとなんとも言えない。


先生によく怒られたと話をしていた、聞こえないのに、なにを言っているかわからない。

喋ることが苦手になっていったそうだ

家族は優しかったが、、、

また、優しい性格も相まっていじめられたそうだ。今でいう、カーファーストの集団が目をつけたのだ、筆箱にいもむしを入れられることもあった。


ただ、その中でも優しくしてくれた人がいた。

あまり会話をすることはなかったが

友人も居たそうだ、

「一緒に鉄棒する。?」

と話す。

こくりと頷き一緒に遊ぶそうだ


正直いじめららていたという話をすることや、友達が少ない話しをよくされていたので驚いた。

優しい友人の他にも、いとこがいじめていた子から守ろうとしてくれていた。


優しい友人だったが、農家の娘で土地もかなり持っていた。兄がお金目当てで仲良くしてるのではないかと、話をされることもあった。

そんなこと思っていなかった、友人はそのまま仲良くしてくれたのは幸せなことだったのだろう。

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