~承知の上だったはず~
早稲田近くにある国立の感染研で違法な研究が進んで知ることを知った僕、
どうもそれに加藤は関わっているらしい、違法と判っても今の僕にはどうにかできる問題じゃない、どうする?・・・
>感染研地下
加藤と神田の会話・・
「加藤さん、あなたは今の状況を甘く見過ぎじゃないですか? もし、このプロジェクトがこれ以上遅れたり、最悪失敗などすれば私やあなたもどうなるか、わかったもんじゃないんですよ」
「どうなるかって?・・」
加藤は神田の言葉の意味を理解できずにいたが、そんな加藤に神田はちょっと呆れ気味に・・
「場合によっては、わたし達自身が試験に供されるってことですよ」
「そんな・・・」
「まぁ私だって、そうはなりたくないですからね、その対策はしっかりできてます、これがこれから先の検体のリストです」
そう言いながら神田は加藤に青い表紙のファイルを手渡した、加藤は渡されたファイルを開いて中を見る。
そのファイルにはなにやら人の経歴らしきモノがファイルされてるようだ、僕はステルスのまま、そっと加藤の横まで行き、ファイルの中身を盗み見てみた。
(あぁ、これって履歴書みたいなヤツか・・僕もバイト探しの時、よく書いたな・・・)
ペラぺラ・・
加藤はファイルの中身を一枚ずつ繰っているが、その表情がなんというか、変に微妙だった・・・
「これって・・・このリストに載ってるのみんな高校生くらいじゃないですか?! 神田さん、こんなのどこから入手するんです? 完全に違法ですよね?」
加藤はページをめくりながら、その内容に驚きを隠せず、やや大声で神田に聞いた、そんな加藤に神田は、さも当然のことと言いた気に・・
「加藤さん、いまさら何言うんですか? 違法だなんて初めから判ってることじゃないですか、それにこれが私たちの仕事じゃないですか、ハハハ」
「仕事・・」
そんなことを言う神田を見る加藤の顔は引きつってるようにみえる・・
「ま、まぁ、それはそうなんですけど・・こんなに多くの若者どころか子供ばかりをどうやって集めるんです? もっと言えばこんな若い人ではそのほとんどが検体になんてなってくれるわけないでしょ?」
「まぁ、普通のやり方ではそうですが、この試験はその目的自体が普通じゃないんですから普通とは違う方法を使うだけですよ、アハハハ」
「普通と違う?・・」
「えぇ、違う方法ですよ」
聞いてる側の加藤の顔は引きつり、神田は薄ら笑いを浮かべてる・・・
いつも読んで下さってる皆様、今話も読んで頂いてありがとうございます。
始めて、お寄り頂いた皆様、はじめまして、作者の 菊宮える と申します。
お話を作るのは初めてで、いろいろ手探りなので、読みずらいところも
あるとおもいますけど、これからもどうぞよろしくお願いします。
これまで9話を投稿しましたが、ここで気づいちゃいました、
わたしのお話って各話ごとに文字数がバラバラなんです、これって
読んで下さってる皆様にとっては、イイことじゃないですよね?
そう思って、これからはできるだけ文字数をそろえるように注意するようにします。
どこまでできるか判りませんけど、できるだけ揃えられるよう頑張ります!(*^^*)
では、次話もどうぞよろしくお願いします!!!
そうそう忘れてました! え~と、タイトルの一部(~GHOSTER LAWYER~)って
部分を削除して、「異界の弁護人」だけにしました、
ちょっとカッコつけ過ぎかなって気になってたんで、思い切って削っちゃいました(≧▽≦)