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~美しい検体~


 カセダユウトは死者の生前の行いについての調査をしてる、まぁ僕自身もとっくに死んじゃってるんだけど・・・

 今は調査対象である加藤良という中年オヤジの行動調査で早稲田近くの国立感染症研究所に来ている・・・


 感染研の地下で仮死状態?で眠っている少女を見せられ呆然としてる加藤だったけど、すぐに我に返り、目の前で眠っている少女をマジマジと見ている。

 その少女は口に酸素マスクが装着されてる以外は腕と足に数本の管がついてるだけ、それ以外は何も身に着けていない、全裸状態でそこのケースに横たわっていた。

 僕もその少女を覗いて見た、全身の肌が透き通るような白に薄くピンクがかっていて生きてるのは確実、ホントにキレイという形容がピッタリな容姿だ。


 ほんの少し無言の間があって、加藤が神田に聞く。

「しかし、いくら極秘実験といっても、生身の少女を使うっていうのは行き過ぎじゃないですか?」

「いえいえ、これについてはそちらの東部長も了解済みなんですよ」

「東部長も知ってるんですか?・・」

(極秘実験? なにかの薬の実験ってことかな?)

 一般に薬を開発するのは長い時間と膨大な資金が必要で、しかもそのように金と時間を使って開発を進められた新薬もその多くは最終段階である、人で試す「治験」といステップで失敗してしまい、結果それまでの時間と投資が無駄になってしまうことが多いのだ。

(治験まで行ってるようには見えないけど・・もしかして、これはまだ動物実験段階の物を人で試そうとしてるか? だとするとこれは人体実験じゃないかッ?!)

 僕がこの状況について驚いてると、神田は加藤に言った。

「そんなことを言って、加藤さんもこの開発が遅れてることは承知されてるはず、これ以上遅れることは許されないんですよ」

「し、しかし、いくら遅れててもそこまでは・・」

「加藤さん、あなたは今の状況を甘く見過ぎじゃないですか? もし、これ以上遅れたり、最悪失敗などすれば私やあなたもどうなるか、わかったもんじゃないんですよ」


皆様、おはようございます。

第8話、投稿させて頂くことができました!!

まだまだ始まったばかりのわたしのお話を、読んで下さる方がいらっしゃって

くださることに感謝しかありません、ありがとうございます!

そんな皆様を裏切ることのないよう、これからもどんどんお話を進めて

行きますので、どうぞよろしくお願いします!!!

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