~研究所~
僕はカセダユウト、死んだ人間の生前の行いを調べている。
今日はその仕事で人間界に降りてきてる、対象者は加藤良、加藤は製薬メーカーに勤めていたサラリーマンだった・・・
製薬メーカーの社員らしく、今日は早稲田近くの国立感染症研究所に来た・・
研究所の中に入った、そこはあまり人気のない冷たい感じのする、いかにも国立機関の研究所といった感じだった。
(ひとりでは来たくないところだな・・ここも加藤の営業先ってことになるのか・・)
加藤は入ってすぐにある、受付代わりのインターフォンをとり、どこかと話してる。
(どこの部署と話してるんだろう?)
アポはとってあったようで、そのあとすぐにエレベーターで他階へ移動、エレベーターを地下2階で降りた、地下という場所は窓が無いためか、どうしてもジメジメするものだけど、ここは完全空調されてるのかサッパリしていた。
カツカツと靴音が周囲の壁に反響する・・
加藤は廊下の奥のドアを開けて中へ入っていく。
(地下で商談かな? でも薬の商談なら普通に地上階でするよな・・)
僕はステルス状態のまま、その部屋の壁を抜けてその部屋に侵入した、そこには加藤の他になにやら医師もしくは研究者っぽい白衣をまとった男が3人いた。
「あぁ、加藤さん、お待ちしてました」
「遅くなりまして、申し訳ありません、神田さん」
(研究者っぽい人のひとりは神田っていうのか・・)
「では、こちらへ・・」
「はい、よろしくお願いします」
加藤と神田、そして残りのひとりは、さらに奥の部屋へ向かった。
「え~と、先日入手した、検体ですが、今回はちょっと今までと違ってまして・・」
「違う? 何が違うんです?」
「う~んと、なんと言いますか・・」
「神田さん、加藤さんも素人じゃないわけですし、見てもらえば判ると思いますよ」
加藤、神田のほかのちょっと若い感じの者が神田に話す、敬語を使う話し方からみるとこの者は神田の部下のようだ・・
「そうだな・・」
奥の部屋へ向かいながら加藤は神田に話す
「部長にもこの件はやく進めるようせかされまして、参りましたよ、ハハハ」
「まぁ、見てもらえば問題なく進めていけると思うので、問題ありませんよ」
3人が奥の部屋に入った、僕もそれに続くように壁を抜けて部屋へ入室する。
「あれが今回の検体です」
「あれが・・・」
加藤がその検体と呼ばれてる物のそばへ歩み寄るといきなり、
「こッ! これってッ?!」
(何があったんだ?)
皆様、今話も読んで頂いて、ありがとうございます。
やっと6話を投稿することができました~^^/
今話が初めてという方もいらしゃると思います、
わたしはお話初心者の 菊宮える と申します、初心者なので、更新も定期的には
できなくって、バラバラ更新なんですけど、よろしくお願いします。
そして、1話から読んで下さってる皆様、いつもありがとうございます。
やっと6話目ですけど、これからも進めていきますのでよろしくお願いします!!!
では、次話もどうぞよろしくお願いします!!!
※ここの書き方もお話投稿のお友達の 和泉まや ちゃんから手取り足取り?教えてもらいました~^^