~加藤の向かった先は・・~
僕カセダユウトは高校生のときに急性骨髄性白血病という病で死んで、あの世の手前にある「裁場」と呼ばれる場所に来た。
ここで僕は毎日来る魂の過去調査をしてる。
今日もその仕事で人間界に降りてきてる、対象者は加藤良、加藤は製薬メーカーに勤めていたサラリーマンだった・・・
今日も出社早々から外回りを始めた加藤、そんな加藤を僕は追跡す・・
加藤は高田馬場駅からタクシーを拾い数分で下車、そこは早稲田大学の近く、国立感染症研究所もあるエリアだった。
(感染研にでも行くのか?)
加藤の仕事からすると感染研に行くという予想が妥当だろう・・・
僕はステルス状態のまま加藤の後について行く。
加藤の向かってる方角は僕の予想とおり感染研の方向だ。
この国立感染症研究所は、その名の通り国で運営してる感染症専門機関だ、ここには致死率90%の超危険なウィルスや細菌が集まっていて、日々研究されてる・・らしい・・・
数分後加藤は僕の予想通り感染研に入っていった、ここで僕のほうは裁場から新たな資料が来たのでそれを受け取る、この仕組みについては僕自身もよく
知らない、ネットの情報をスマホとかにダウンロードするのと近い感じと理解してる。
その新資料によると、加藤はこの数日後突然会社に退職願を出して辞めている、退職理由も話さず突然過ぎるので、社内では「ヘッドハンティングされた?」とか「宝くじでも当たったか?」とかいい加減で無責任なウワサが湧いていたようだけど、この急な退職と今回の調査にはなにかしら関連がありそうなことはほぼ確実のようだった。
加藤が入っていった「国立感染症研究所」名前を聞いただけで、2、3歩後ずさりしちゃいそうな怖そうな感じのする研究所だからか、そこに入っていくというだけで「胡散臭い・・」って思っちゃうのは僕だけじゃないはず。
そこへ平然と入っていく加藤、僕も加藤について中へ入った・・・
(新薬の研究でもしてるのか?・・・)
皆様、こんにちは。
やっと5話目を投稿することができました~ ^^/
まだまだ初めての方のほうが多いと思いますので、はじめましてでお願いします。
わたし 菊宮える と申します、こういったお話を作るのって初めてで
頭に浮かんだ画を文字にして伝えるのがこんなに難しいことだなんて思ってなくって、
なかなか先に進めてない感じです。
でも、少しづつでもお話を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします!!!
では、次もよろしくお願いします!!!