~事件を先読み?~
長野県の山村に加藤は身を隠している、しかし、その加藤を追う神田も早くもこの場所に来てしまっていた・・
「こんなに早くここがバレるとは!? しかもこんな夜遅くに来るとは、神田のヤツ、何する気だ?」
目視で神田の姿は認識できても、その細かい部分まではよく見えない、そんな状態のなかアユミはさっさと暗視能力を使ったらしく、
「あ、神田、手になにか持ってますね、まさか凶器とかじゃないでしょうね」
アユミのこの言葉を聞いて僕も素早く暗視能力を発動させ神田の手を注視した、すると手にしてるモノが小型の拳銃のようなモノと確認できた。
「あれ、拳銃だッ!」
「ヤバい! 神田は加藤を殺す気かもしれない!」
僕は動揺した、ここで殺人が行われる可能性が大の状況だから動揺するのも当然なんだけど、アユミは平然としてる。
「アユミ、銃持ってるんだぞ、なんでキミは平気な顔してられるんだ?」
僕は平気な顔して神田を見てるアユミにちょっとイラっとしてしまったが、その僕に対してアユミは平然と、
「大丈夫ですよ、加藤が死ぬのは今から30年近く後ですから、ここで加藤が死ぬようなことはありませんよ」
そうだった、加藤は60歳代まで生き、病によって生涯を閉じている、僕は動揺のあまり、そんな基本情報すら忘れてしまっていた。
「じゃ、じゃあ、この状況で拳銃が使われる可能性はないってことかな?」
「いいえ、それじゃあ拳銃を持ってる意味がないじゃないですか、だから~、今夜ここで拳銃を使って事件が起こるとしたら・・」
「したら?」
「起こるとしたら・・逆に神田のほうが殺されるとか? ウフフ」
「あっ! そうか、しかし、簡単に神田が殺されるとは思えないけど?・・」
今話も読んで頂き、ありがとうございます。
前話の投稿から2週間くらい?経っちゃいましたけど、読んで下さる
皆様がいらしてくれて、ホントに感謝しています!!!
いよいよ梅雨明けしましたね、子供の頃は夏休みが目前でめちゃ嬉しかったものですけど、
最近は「暑~~い」ってぐタ~ってなっちゃう日々ばっかりで夏だけ外して四季じゃなく
三季でいいかな~って思うばかり・・・
う~~、若い頃が懐かしい・・
では、次話も早く投稿できるよう頑張りますので、どうそよろしくお願いします!!