魔法少女に転生したら人類に迫害されたので魔王軍の幹部になりました

【第一章 聖魔事変】
星河煒月、職業:漫画家、好きな物:魔法少女
何よりも魔法少女を愛してやまない煒月は、その強い熱意と愛で自分の漫画を通し世間に魔法少女ブームを巻き起こした。
そんなある日の事、煒月は公園で自身の作品のキャラになりきって遊んでいる少女が事故に巻き込まれる場面に出くわし、咄嗟に庇い轢かれてしまった。
目が覚めると煒月は不思議な空間におり、そこでエーリスと名乗る天使の様な存在と出会う。煒月はエーリスの提案で自身の漫画の主人公である魔法少女ルナとして異世界へ転生する事にし、魔法少女として魔王を倒し、世界を救うべく新たな人生を歩み始めた。
しかし新たな世界は魔法少女ルナにとって思っていた世界とは違っていた！
「魔力を持っている？つまり魔族でないか！」
聖と魔、何が正義で何が悪か。
エルフの少女、執事服を着たイケメン女子、聖騎士に憧れる青年、そしてこの世界の魔王…、ルナは新たな世界で出会った仲間達と共にこの世界の理不尽と戦っていく。
これはそんな物語の序章である。


【第二章 月光に煌めく吸血姫】
リーシャを蘇らせる為正式に魔王軍幹部となった魔法少女ルナはとある東国の島国であるアスカからの依頼を受け、仲間と共にアスカへ向かう。
秘かにアスカ国内で匿われていたアスカのお姫様であり伝説の吸血鬼の生まれ変りと呼ばれるツバキを聖王国から守るため、アスカの皇子であるザクロや彼女の護衛であるスミレらと協力しツバキを助けるためルナは動き出す。
しかしアスカ国内で不穏な動きをする者、また聖王国から使者も訪れアスカ国内で様々な思惑を持った者共がツバキを中心に動き出す。