第12話 父乳絞り休憩時間が欲しいのです。 +日本政府は動き出す
ひさびさの投稿です。
「うう、い、痛い」
神賀留宇太が呻いていた。
「こんなに張るものなんですね。ちょっと苦しいです」
尾歩都佐夢も苦しんでいた。
「し、しぼり出したい」
そして有恩抜人も限界を迎えていた。
「うわ、漏れてる。出てるではないかッ! 吾輩の胸から父乳がッ!!」
坂東空徒先輩は既に限界を超えていた。
さて、どういった経緯でこのような事態になっているのかを説明せねばなるまい。すべての始まりは10日ほど前の日曜日にまで遡る。
「ここがベビー用品店の東竹屋か。ふむ、客層は男の人が多いな」
坂東先輩が言うように、店内にはお腹の袋に赤ちゃんを入れた男の人や、赤ちゃんを乗せたベビーカーを押している男の人が主流で、小柄な男の人とは逆に背が高くて体格の良い女の人はその付き添いがチラホラといるくらいだ。
「というわけで、今日はTS研究会の活動として、ベビー用品店に来てみました。目的は育児嚢の中で乳首を咥えて父乳を吸ってくれるミルク飲み人形を買うことです。各人、できたら違う種類のミルク飲み人形を買って、のちの研究に活かしましょう」
神賀留宇太TS研究会会長が、そう宣言すると、板東先輩も含めて全員が『おうッ!』と答えた。ノリの良い男たちである。しかし今の時代の日本の男の声は高くかわいらしい声なので、ちっともむさ苦しくない。むしろ耳に心地良い。
有袋人類の男性の声は以前までの女性の声とほぼ同じでかわいいソプラノだったりするのだ。
さて、有袋人類化した日本人たちであるが、お腹に子供を育てるための袋、育児嚢があるのは男性だけである。その育児嚢に家族が産んだ乳児を入れる男性たちが急増。育児嚢の中の乳首から父乳を吸われたことにより体内のホルモンバランスが変化。それに伴い胸のほうのおっぱいが大きく成長する男性たち。それこそ若い子から、おじさんもである。
なにせ実在を疑いようが無い神様から、『たくさん産んでね♪』なんて内容の言葉を頂いた日本人たちであったし、有袋人類の妊娠期間はわずか1ヶ月だし、サイズや形の違いがある有袋人類の男性用の避妊具の生産がまだ軌道に乗っていないし、有袋人類の肉体に合わせた経口避妊薬の認可はまだ降りていないしで、ここ最近の日本人の出生率はとんでもないことになっていたわけで、街を歩けば育児嚢の中に赤ちゃんを入れている男性にあたるという状況になっていたのだ。
そしてそういった男性はみな、育児嚢から出てくるまで成長した乳児に授乳する為に胸についているほうのおっぱいも大きく育っていた。
そんなわけで育児嚢の中に赤ちゃんを入れている男性のおっぱいが大きくなっている実例をまわりやテレビを通じて見て、家族や知り合いに子供を産んだ女性が居ない男たちは思ったのだ。『本物の赤ちゃんが居ないなら、育児嚢の中の乳首を吸ってくれるミルク飲み人形を買えばいいじゃないか』と、そうすれば胸のほうのおっぱいも大きくなるし』……というわけで、ベビー用品店ではミルク飲み人形が豊胸育乳目的で売れに売れていたのだった。それが最近の流行であった。
「こちらがミルク飲み人形のコーナーです。何か質問がありましたら、いつでもお聞きください。それではごゆっくりどうぞ」
ここまで案内してきた店員の女性は、4人に一礼すると、その場を去って行った。しばしその姿を見送っていた4人であったが、店員さんが見えなくなるとこそこそと話し始めた。
「何か質問があったら聞いてくださいって言ってたけど、聞きにくいですよねえ」
「うむ、神賀の言うように吾輩としても少々聞きづらいな」
「だよなあ。女の店員さんといっても見た目がアレだしなあ。昔の男そのものといった感じの店員に……」
「おっぱい関係のことは聞きづらいですよね。佐夢もそう思います」
神賀の言葉に坂東先輩がうなづき、有恩と尾歩都も同意する。なんというかうまく説明できないのだが、単純に言ってしまえば、前はともかく、今現在おっぱいが付いていない人におっぱいのことを相談するのは気が退けるというか、恥ずかしいというか、とにかくそういうことなのだ。
「やっぱりあれですね。もともと働いていた女性店員さんなんでしょうけど、客層の大半が女性から男性に変わったんですから、こういうところの店員さんも男性店員さんに代わって欲しいですよね」
「しかしまあ、転職するというのも企業が求人するというのもなかなか大変だろうし、過渡期の今はしょうがないんだろうな」
「ですねえ。これからは就労関係のジェンダー問題とか深刻になるかもしれませんね」
などと神賀と坂東先輩が話し込んでいたのだが、実際に男女平等とは言ってもジェンダーが関わるような職業では、ものすごく深刻な問題が発生していたのであった。
例えば分かりやすいのは、いわゆる夜のお仕事に携わっていた女性たちであったのだが、そういった水商売を生業とする彼女たちは軒並み失業の憂き目にあっていたのだ。以前は性的な欲求をお金で解決しようとする消費者の側の主流は男性であった。しかし今となっては消費者は主に女性であり、主な供給者は男性へと変化していたのだ。
以前であれば男性は女性の裸を見たいとか触りたいとか、あわよくばああいったこともしたいとか、その為ならお金を払っても良いと考える存在であった。
しかし日本人のすべてが有袋人類へと変化した今となっては、異性の裸を見たいとか触りたいとか、あわよくばああいったことをしたいと考え、その為にはお金を払っても良いと考えているのは女性の側となってしまったのだ。
じゃあ、有袋人類化した男性はそういった感情が無いのかといえば、まったく無いわけではないが、そういう感情を強く持っているのはどちらかといえば少数派であり、さらに言うならお金を払っても良いと思っている男性はさらに少数しかいなかった。
というわけでいわゆる夜の女性たちは転職を余儀なくされ、弱体化した男性に代わって肉体労働の現場で新しい職を見つけることになるのであった。
そしてそれまで肉体労働に従事していた男性の中には体力的な限界を感じて、夜のお仕事へと転職する人もそれなりにいたのだった。
まるでフィクションの貞操逆転世界のような有様となりつつあるのが現在の日本の現状なのだった。
ちなみに余談になるかもしれないが、水商売の中でもニューハーフとか男の娘というか、そういった方面で働いていた男性たちのことにも言及しておかねばなるまい。
さすがに神様の仕業ということであろうか、なんと性転換手術をした元男の女性たちはどうなったのかというと、手術で摘出した性器も復活した状態で有袋人類へと変化していたのだ。
つまりは元男性の性転換女性は、手術前の男の姿に戻った状態で有袋人類化したということで、失われた生殖能力も復活しているということだ。そして股間にアレはついているが、おっぱいもついてるし、もちろんお腹の袋もついている見た目は以前の女性に類似した有袋人類の男へと変化していたというわけだ。
なお、そういった男性たちは、以後、どのようにすべきかと悩むことになる。もう一度性転換手術をするべきなのか? より具体的に言うなら男性器を切除してしまうのか? それとも現状のままで生きていくのか?
そういったなかなか結論が出ない問題はあるものの、職業という点では水商売で働いていたニューハーフのおネエさんとか、男の娘風俗で働いていた男の娘たちは、改めて職業を大幅に選択し直さなくて良いという点では、夜の仕事をしていた普通の女性たちよりは恵まれているのかもしれない。
まあ、本人たちがどう思っているかは別として。
さて、神賀と坂東先輩が現在の日本における就労問題について話し合っている頃、有恩と尾歩都はコーナーの棚に並べられたミルク飲み人形をあれこれと手に取り始めていた。
「まず、ミルク飲み人形というのは、お腹の袋の中の乳首に喰い付いて、父乳を吸い上げるというのが標準機能だな」
「最安値価格のこれなんか、本当にそれだけの機能しか無いみたいですよ。まあ佐夢としてはもう少し色々な機能が付いているほうが好みですね。何か面白そうな機能が付いたのってないんでしょうか?」
かわいらしさとかデザインの良しあしを求めるというよりも、まずは機械の性能のほうを求めるあたり、やっぱり可愛らしくて以前の女の子のようにしか見えないものの、さすがに男の子というべきであろうか?
「というと、これなんかどうだ? 人形の中のミルクタンクがいっぱいになったらアラームで知らせてくれる機能があるみたいだぞ」
「有恩先輩、授業中とかにお腹の中から突然アラームが鳴るのはまずいですよ。せめてバイブレーション機能が付いていないと」
尾歩都は有恩にダメ出しをする。先輩後輩の間柄だが、尾歩都は有恩に対して遠慮が無い。まったく本当に若いって素晴らしいよね。
「バイブレーション機能か……。ちょっと値段が高くなるけど、やっぱりそういった機能が付いているほうが良いかな」
などと言いつつ、有恩はミルク飲み人形のやや高めの値段が付いた製品たちを手に取って比較し始めた。もちろん尾歩都もそうしていたのだが、有恩がバイブレーション機能が付いた製品でも比較的安価な製品から手に取っていたのに対して、尾歩都は最も高価な製品から手に取っていた。性格の違い、であろうか?
だからであろうか、尾歩都はとんでもない製品を見つけてしまった。
「有恩先輩、佐夢はなんだかすごいのを見つけちゃいました」
にやりというか、わくわくというか、とにかく満面の笑顔を浮かべて、手に取ったその製品を尾歩都は有恩に差し出した。
「うわ、高っか。一番安いのが3,000円もしないのに、1万円超えてるじゃないかっ!」
「値段じゃなくて箱に書かれている説明文をちゃんと読んでくださいよ」
ちょっと拗ねたような言い方をする尾歩都。するとそこに神賀会長と坂東先輩もやってきた。
「おーい、何を騒いでるんだ。我輩にも教えてくれ」
「ふたりとも他のお客さんに迷惑ですから、あんまり大きな声を出しちゃ駄目ですよ」
「あ、坂東先輩に神賀会長。佐夢、すごいの見つけちゃったんですよ」
と言ったかと思うと、尾歩都は有恩に渡していた製品の箱を奪い取ると、そのまま坂東先輩へと私直したのだった。
かわいそうなのは有恩である。いったいその製品のどこがすごいのか理解する前に奪い取られてしまったのだから。でも、尾歩都に文句を言いたくても、製品を渡し直された先が坂東先輩となると、文句を言うわけにもいかない。まったくもう本当に若いって素晴らしいよねっ!!
「ふーむ、すごいのと言われても、内臓されたミルクタンクがいっぱいになったらアラームで知らせてくれるし、マナーモードでバイブレーション機能もついているという他には何もめぼしい機能はついていないように思えるんだが」
「坂東先輩、そのバイブレーション機能ですけど、色々とモードが切り替えられるんですよ。すごくないですか?」
「なるほどモード切替か。何々、お知らせモード。弱い刺激でミルクタンクがいっぱいになったことを優しく知らせてくれます。ええと、そしてマッサージモード。やや強い刺激でお腹の中の乳首の血行を良くして父乳の出を良くしてくれます。そして何だこりゃ? 最強モード? 弱い刺激から最強に強い刺激までランダムな刺激を継続的に与えることにより、育児嚢の中に広く分布する敏感な神経を活性化して使用者に継続的な快感を与えてくれます。あなたも育児嚢の中に赤ちゃんがいることの快感を体験してみましょう。……なんだこれはッ!?」
「坂東先輩、それってもしかしていわゆる大人のおもちゃの類ではないでしょうか?」
坂東先輩が読み上げた説明文の内容を理解した神賀は、ちょっと呆れた顔で坂東先輩の顔を見る。すると坂東先輩はなにやら思案顔をしていたのだが、その次の瞬間にはこう言ったのだった。
「うーん、来週発売のあのゲームソフトの購入を控えれば買えるな……」
どうやら坂東先輩、買う気満々であるらしい。
「え、買うんですか? おそらくこれ、色物商品ですよ。本来機能のミルク飲み人形としての性能は二の次三の次かもしれないじゃないですか」
神賀はその商品の懸念点を挙げたのだが、周りの反応は違っていた。
「神賀よ、興味が無いのか?」
「……興味が無いと言えば嘘になりますけど」
「すなおでよろしい」
神賀、むっつりであった。
「俺も、買おうと思えば買えなくはないな。でもなあ、これを買っちゃうともう今月のこづかいどころか、なけなしの貯金もほぼなくなっちゃうしなあ」
有恩も悩んでいたが、いわゆるバイブレーターのような機能があると知った今、ミルク飲み人形としての基本性能よりも、付属機能のほうに興味津々という様子だった。例の商品を手に取り、箱に記載された説明を何度も読み返している。
「有恩先輩、買っちゃいましょうよ。お金が足りなかったら、今の佐夢たちならいくらでも稼ぐことはできるじゃないですか」
小悪魔的な笑顔で、そう提案する尾歩都であった。
「いや、尾歩都君、さすがにそれはまずいでしょう。援交とかは禁止です」
「神賀会長。何を誤解してるんですか? 佐夢は飲食店とか、なんだったらメイド喫茶とかでバイトしたらいいんじゃないかって思っただけですよ。さすがに援交とか売春とかして、いつの間にかお腹の袋の中に赤ちゃんを産み落とされていたなんていうのは遠慮したいですし」
「あ、バイトですか。まあ、それだったらかまいませんけど、今すぐにお金は出てこないでしょう?」
「後で返してくれるなら、我輩が足りない分を立て替えてやってもいいぞ。来年あたりにパソコンを新調する予定でお金を貯めているからな」
「うわーい。さすが坂東先輩。佐夢、おねだりしても良いですか?」
そういうなり尾歩都は坂東先輩に抱き着いて甘えだす。みえみえのおねだりなのだが、坂東先輩もまんざらでもなさそうな顔をしている。
そしてそれを見た神賀と有恩はあきれ顔だが、『坂東先輩がそれでいいと思ってるならまあいいか』と生暖かい目でそれを眺めるのだった。
その後、ミルク飲み人形の皮を被ったバイブレーターを買ったTS研究会の面々は、その日の夜、その機能を存分に堪能したのであった。そりゃあもう気持ち良かったそうです。気絶してしまうほどに。しかしその報いは数日後から現れてきたのでした。
強すぎる刺激により、胸のほうのおっぱいも急成長。しかも父乳まで染み出してくる有様。というわけで冒頭に戻るわけです。
「うう、い、痛い」
神賀留宇太が呻いていた。
「こんなに張るものなんですね。ちょっと苦しいです」
尾歩都佐夢も苦しんでいた。
「し、しぼり出したい」
そして有恩抜人も限界を迎えていた。
「うわ、漏れてる。出てるではないかッ! 吾輩の胸から父乳がッ!!」
坂東空徒先輩は既に限界を超えていた。胸の先からポタポタと漏れ出す父乳によって、制服には染みが出来ている。さらにその染みはどんどんと拡大している。
「ちょっと男子たち、乳臭いにおいを充満させないでよ。特に神賀先輩。父乳が漏れてるならトイレでもどこでも行って搾ってきてください」
「うう、庵手部長。悪いがそうさせてもらう」
そう言うなり坂東先輩は胸を抑えながら制服のスカートをひるがえしつつ文芸部が部室として使っている放課後の教室を後にした。
「俺もそうさせてもらおうかな。もう胸が張って痛くてたまらない。おい、神賀会長も尾歩都も搾り出しに行こうぜ」
「いや、有恩君、僕も胸は張ってるけど、まだ父乳が出てくるほどじゃないから。ていうか僕の貧乳からじゃそんなにも父乳は出てこないですよ」
自嘲気味の神賀であった。
「あ、佐夢も遠慮しておきます。この胸の張り具合を維持していれば、なんとなくもっとおっぱいが育ちそうな気がしますから限界まで我慢しておきます」
「お、おう。そうか。ま、がんばれよ。じゃあ俺もちょっと乳搾りに行って来るから」
というわけで教室に残ったTS研究会に所属する文芸部員男子は、神賀会長と一年生の尾歩都だけとなったのだが、神賀の貧乳を狙った庵手部長の魔の手がわきわきとしだすまでそう時間はかからなかったという。
「神賀君、胸が張って痛いなら、ボクがマッサージしてあげようか?」
「……また庵手部長のセクハラが始まった。私は知らないよぉ」
小荒阿良子、音無し静観の構えであった。でも視線は外さない。それが淑女のたしなみ。
「いや、庵手部長。胸のマッサージって、もむ気でしょ? ちょっと今は痛いから遠慮したい」
「大丈夫。痛くないように優しくマッサージしてあげるから。なんだったら先っちょを摘まむだけでいいから♪」
「先っちょって、それ、乳首……」
胸を押さえながら後ずさる神賀。おびえるその姿が可愛いと思える庵手部長の趣味は既にこじれていた。
「あたしも御厨君のおっぱいを揉んでみたいな。御厨君のおっぱいってむちむちして温かそう」
「美須美ちゃん、もう既に僕のおっぱいを揉んでるよね?」
「はっ!? 揉もうと思う前に既に揉んでいた!!」
武宇羅美須美と御厨修武はいつも通り平常運転であった。
「まったく佐夢の周りには変態さんしかいないんでしょうか?」
自分のことを棚の上に豪快に放り投げる尾歩都佐夢。本当にいい性格である。
さて、ところ変わって日本政府の某所。最近、恒例となった極秘の会議が今日も行われていた。
「以上が神様方が作られた地下建造物の調査報告となります」
「シリンダー状の地下空間の内部はさらに何層にも分かれており、それぞれが快適な居住空間となっているんだな?」
「さらに各シリンダー同士は地下通路で連結されていますが、その地下通路には車用の道路やリニア鉄道を敷設する余裕もありました」
「まさに至れり尽くせりだな」
「エネルギー源は核融合ですし、ほぼ、地下だけで何百年、下手すると何千年も継続して快適に過ごすことができそうです」
(((((さすがに日本最古のヒキコモリの神様が建設に絡んだだけのことはあるな)))))
その場にいる会議参加者の誰もがそう思ったのだが、さすがに恐れ多いので神様をヒキコモリ呼ばわりする者はいなかった。
「それではすぐにでも日本国民全員の地下居住空間への移動を開始してください。あくまでも極秘裏にですが」
「急いだほうが良いですな。1億2千万人の人間だけではなく生産設備や経済活動の場をすべて地下へ移転するとなるとどうしても年単位の時間がかかってしまいます」
「数年もかけられたらいいんだが、そうもいくまい」
「ああ、既に各国において脳肥大化症の原因は有袋人類、すなわち日本人の体に付着していたウィルスが原因だとする憶測が流れているらしい」
「憶測ではなくて事実なんだがな」
「とにかく、各国政府、特に核保有国が核兵器で日本を消毒するという決断をする前にすべてを終わらせなければ」
日本政府の中枢は粛々と活動しながらも、本気で焦っていた。
メーカーさん、商魂たくましいね。




