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第10話 育児嚢に甥や姪を入れてみた。 +日本各地の異変?

 今回の話は会話文が少なくて、地の文が大半となっています。というわけで書くのに苦労しました。ノリのいい会話文が主体ならけっこう早く書けるんですけどね。色々と説明したい内容が多かったので、地の文が増えてしまいました。


 さて、それはそうと、いつものようにラスト部分は日本政府の面々の会話シーンなのですが、急転直下の出来事が……。それではお楽しみください。


☆ にょんギツネ様から感想欄にてご指摘を受けましたので、2021年9月5日17時半頃に本文の一部を訂正しました。訂正箇所は後書きに明示しています。

「留宇太、今日もお願い。お腹の袋を洗いたいし、お風呂に入っている間、子供たちを預かってくれる?」


 神賀家の夕食前のひと時、神賀留宇太(かんが るうた)を呼ぶ声がする。留宇太の兄の琉宇児(るうじ)である。声は風呂場の方から聞こえてきた。留宇太はトテトテと廊下を歩き、浴室のほうへと移動する。


 するとそこには既にトランクスとブラジャーという下着姿になった兄がいた。その兄のお腹の袋、育児嚢はちょっとというか、けっこう膨らんでいた。中には未熟児状態の3人の乳飲み子たちが押し合いへし合いしながら乳を飲んでいたのだ。


 その子供たちであるが、既に生後3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月と、それぞれほぼ1ヶ月間の差が見られる生育状態の異なった三人姉弟である。上の子ふたりが女の子、下の子ひとりが男の子だ。


 ただ、まだ名前は正式にはつけていない。もう少し大きくなり、完全に育児嚢から出てきたところで命名することになっているし、役所に出生届を出すのもそれで良いということになっている。日本人が有袋人類化してすぐに全国の役所や国民全般に通達されたことである。


 赤ちゃんが育児嚢の中にいる間は、赤ちゃんは未熟児状態というわけなので、『まだ完全には出生していない』ものとして扱うということだ。


 これについては例の神様が下さった本の中に書いてあった内容なので、極めてスムーズというか、稚拙なまでに急がれて通達がなされている。後に法制化もされる予定だ。神様情報に依るものなので、通達するほうも受ける方も、『仕方がないよね。神様の言うことだし』と、理解している。


 まあ、育児嚢の中で赤ちゃんが父親の睡眠中に寝がえり等でその体で押しつぶされて亡くなってしまう危険性もあるが、それで父親を殺人罪で罪に問うのはいかがなものか? という理由らしい。言ってみれば今までの有胎盤のホモサピエンス系人類の女性が妊娠中に流産しても殺人罪には問われないのと同じと見なされるということだ。


 これで今の男性たちは育児嚢の中に乳児を入れての育児がしやすくなる。殺人罪に問われるというリスクを取らなくても良くなるからだ。


 もっとも多くの日本人は、そんなリスクを気にすることなく、ごく普通に生まれてきた子供たちや他人が産んだ子供たちも分け隔てることなく育てている人が大半だという。なんというか、有袋人類としてのマルスピアリア系の人類の男たちは、その育児嚢に赤ちゃんを入れて乳首に吸い付かれてしまうと、母性愛ならぬ父性愛が滾々(こんこん)と湧き出てきてしまうのだ。


 もちろんそれはまだ結婚もしていない留宇太のような若者にも当てはまる。




「今日は何人?」


 兄のお願いの内容は既に知っているのだろう。留宇太は無駄な質問をすることなく、的確な質問のみを返していた。


「お父さんからは仕事帰りにお酒を飲んで来るからって連絡が入ったから、今日は3人まとめて留宇太にお願いしたいんだけど、いいかな?」


 兄の琉宇児の答えを聞き、なるほどと留宇太は納得する。


「お父さん、また酔いつぶれて帰ってくるかもね」


「今の体になってから、お酒にはものすごく弱くなっているのに、今まで通りのつもりで飲んできちゃうからね」


 琉宇児は『困ったものだ』と笑っている。


 ちなみに琉宇児も仕事をしているのだが、育児嚢に子供を入れての育児中ということで、午後の3時には仕事を上がらせてもらっている。


 もちろんそういった状況に文句を言ういわゆるマタハラ系のオヤジたちも居なくはない。居なくはないのだが、そういったオヤジたちも家族や親類が産んだ新生児たちを自分の腹の育児嚢で育てざるを得ないという状況に徐々になっていき、やがてマタハラ系のオヤジたちはほぼ絶滅することになる。良いことだ。


 そして最終的には20年後を目途に、すべての労働者の一日の労働時間を1時間の昼休みを除いて5時間(例えば朝の9時から昼休みの1時間を除いて15時まで)に制限するという法案が国会に提出されることになる。なぜ20年後かというと、もちろん日本人全体の有袋人類化に伴う人口の大爆発に対応する為であり、今の、そしてこれからも急増し続ける子供たちが成人し労働人口にカウントされる時期を考えてのことだ。


 ただ、どうしても連続して5時間以上の勤務が必要な仕事も存在する。なのでまだまだ議論が必要ではある、しかし結局のところ例の神様の意を汲まなくてはいけないということで、法制化されることは確実となっているし、法制化前に各企業では自主的に労働時間を5時間にしようと頑張っている。


 なにせ8時間勤務から5時間勤務に変えることが出来た企業に求職者が集まるのだからしょうがない。


 しかしまあ将来的な話をするなら、下手すると人口の急激な増加は労働人口の過剰を招く。もちろん労働人口の急増に見合った経済と仕事先の拡大があれば別なのだが、それについて日本政府は楽観視することが出来ないでいた。さすがに失われた30年を経験してきた政治家たちである。現実が見えすぎていた。


 例の神様が日本人の少子高齢化を何とかして子孫繁栄を願うと言う以上、その神様の力を思い知った日本政府としては、その意に沿う政策を実施し続けていかねばならないと考えていた。将来的な労働時間の短縮は、育児という面で急務であった。


 とある試算された結果に依ると、今の有袋人類化した新生児たちが成人する頃には一人当たりの労働時間を短縮して仕事を皆で分け合うワークシェアリングしなければ失業者が溢れかえるというものがあった。


 そのほか、子供たちの人口の大爆発的な増加に合わせて保育園や幼稚園などを多量に整備するくらいなら、労働時間を大幅に短縮するほうが現実的という考えもあったのだ。


 というわけで留宇太の兄の琉宇児が16時台には帰宅していて、夕食前の時間に風呂に入ろうとしているのはそんなわけである。


「ごめんね留宇太君。いつも悪いわね。本当なら僕が子供たちの面倒見なくちゃいけないのに」


 と、言っているのは兄の琉宇児の結婚相手、妻、いわゆるお嫁さんで留宇太の義理の姉である神賀留美(かんが るみ)である。一人称が『僕』なのは、つい最近の変化だ。なんでも子供たちが将来的に外見に似合った人称を使うようにとの思いがあるらしい。なお、琉宇児もなるべく自分のことを『私』と言っているそうだ。


 まあ事情は分からなくもない。しかし弟の留宇太としては、『今後、男女の一人称の区別がどうなるか分からないのに気が早すぎるよなあ』と思っているのだが、それを言ってもしょうがないので放置の方向となっている。


「じゃあ留美さん、まずは長女からお願い」


 そう言うと琉宇児は自分の腹の育児嚢を両手でぐっと開くと、手を中に入れて、まずは一番大きな子供を取り出した。将来的には良子(りょうこ)と名付けられる予定だ。ちなみに次女は琳子(りんこ)、長男は恵夢(めぐむ)だ。


 余談であるが、兄夫婦の三人の子供たちのうち、『生後3ヶ月の子は、日本人たちが有袋人類化したその瞬間、留美がまだ出産しないうちに琉宇児の腹の育児嚢の中に入っていた。……もちろん神様の力であるのは言うまでもない。


 今まで通りの有胎盤類としてのホモサピエンス系の人類であれば、妊娠一ヶ月の胎児は当然だが出産の時期には程遠い。しかし有袋類としてのホモマルスピアリア系の人類なら妊娠一ヶ月は既に出産時期である。というわけで留美のお腹の中にいた妊娠一ヶ月を超えた胎児は、皆が有袋人類化した瞬間に遺伝子的な父親である琉宇児の腹の育児嚢へと転移したのだ。


 ちなみに国会議員や大企業の役員たちの中には、あちこちに愛人をこしらえて妊娠までさせていたというけしからん連中もいた。しかしそういう連中は有袋人類化した瞬間に育児嚢の中に子供たちが乳首を吸いながら存在していたことに驚くことになった。


 そして今では育児関連法案の成立に精を出しているという。良きかな良きかなである。だいたい政治の世界では結果が良ければそれでいいのだ。


「じゃあ留宇太君、この子の体をちょっと洗うからまっててね」


 そう言うと留美は長女の体をベビーバスに入れたお湯で軽く洗ってから乾いたガーゼハンカチでさっと水気を拭いた。


 有袋人類の乳児は、父親のお腹の育児嚢の中で父乳を吸いながら排尿便をしている。できるだけ毎日洗ってきれいにしてあげたい。


「はい、留宇太君お願い」


「ええ、分かりました」


 留美から慣れた手つきで姪を受けとる。既に上着や肌着をちょっとめくって腹を出しているので、そのまま育児嚢の入り口を左手で開きつつ、右手で姪をそっと袋の中に入れてその口を袋の中のほうの乳首に近づける。


「ほら、おっぱいだよ」


 等と言っているうちに、良子と名付けられる予定の赤ちゃんは『かぷっ』っと、留宇太の育児嚢の中の乳首に吸い付いた。


「あうっ」


 思わず小さく声が出てしまうが、それも仕方がない。育児嚢の中はただでも敏感なのに、乳首はさらに敏感なのだ。誰かに愛撫されるよりは全然ましだが、赤ちゃんに乳首を吸い付かれるというのも地味に気持ちがいい。


 まだ赤ちゃん自体がそれほど大きくないので、父乳を飲む量はさほど多くはない。しかしじわじわと染み出してくる乳をジュワリジュワリと飲まれるというのは、想像以上に気持ちが良い。


 と、そうこうするうちに兄夫婦の第2子である琳子も体を清められたので、早速受け取り育児嚢の中へと入れる。


 琳子はちゃんと留美さんがその出産管を使って兄の琉宇児の育児嚢の中に産み落とした初めての子で、受精のときからの完全な有袋人類である。それだからであろうか。琳子は良子に比べて乳首を吸う力が強かった。


「ん、ん、んん」


 留宇太は気持ち良すぎて声がでて来るのをなんとか我慢した。て、いうか我慢しきれていない。ちゃんと声がでているのはご愛敬だ。


「さ、これで最後よ」


 その言葉と共に渡されたのは、まだ生後1ヶ月程度の新生児である兄夫婦の長男である恵夢だ。何と言うか生後1ヶ月というと、正直人間の赤ちゃんには見えない。それこそ下手するとネズミの赤ちゃんかという外見になる。


「さ、ちゃんとおっぱい飲むんだぞ」


 留宇太は今までの中で一番慎重に小さな赤ちゃんを育児嚢の中に入れて乳首を吸い付かせる。有袋人類には胸にふたつの乳房があるが、育児嚢の中には4つの乳首が備わっている。もうひとり赤ちゃんが増えても大丈夫だ。


「男の子だからかまだ吸い付く力も弱いけど、もう少し大きくなれば、それなりに力も強くなるかな」


 なんて留宇太がいつものように感想を言っている。


「じゃあ、留宇太。私が風呂に入っている間、子供たちをお願いね」


 兄の琉宇児が男女の言語表現の間で揺れているようなイントネーションの言葉を言いつつ浴室に入っていく。もちろん素っ裸だ。まあここにいるのは同性の留宇太と、琉宇児の妻の留美さんだけなので問題はない。


 問題があるとしたら留美さんの目の前で育児嚢の入り口をさらしている琉宇児だろう。


 これ、今までの有胎盤人類に当てはめると、婿養子に入った義理の兄の目の前で、まだ女子高生の義理の妹がパンツを脱いで下半身裸になっているのに等しい状況なのだ。


 すでにお互いに慣れているとはいえ、さすがにヤバイ。実際に琉宇児は留美の股間がウネウネとうごめいているのを見てとっていた。


 おそらくズボンの中に隠された留美の股間は、充血した出産菅がムクムクと大きくなっているのだろう。ちょっと前までは有胎盤類である普通のホモサピエンス系の若い男だった琉宇児には、今の留美の気持ちが痛いほど良く分かっていた。


 良く分かっているのなら、ちょっとはその育児嚢の入り口を隠せよという話である。有袋人類にとって育児嚢は性器そのものなのだ。特に有袋人類の女性は以前の男性同様に視覚情報によって興奮するようにできている。いわゆる目に毒状態なのだ。


 しかし留宇太は隠さなかった。留美の反応を見て楽しんでいたのだ。いわゆるひとつの生意気なメスガキの気持ちを味わうような楽しみかたをしていたのだ。家族相手に悪い奴である。


「る、留宇太君。お腹が冷えちゃうと子供たちにもアレだから、お腹、しまった方が良いと思うよ」


 留美はまだ若い義理の弟の育児嚢の入口を生で見て、興奮を押さえられないでいた。おそらく今晩は夫の琉宇児とは激しくやりあうことになるのだろう。4人目が生まれるのも近いかもしれない。


「うん、そうだね」


 さすがに留宇太は素直に腹をしまった。建前の言葉だろうと、育児嚢の中に入れた3人の姪や甥のことを考えると、確かにお腹を冷やすのはいけないような気がしたのだ。


「それはそうと留宇太君。あなた、もしかして胸が大きくなってない? 有袋人類の男性って、育児嚢の中の乳首を吸われ続けてると、今度は胸のほうの乳房が授乳に備えて大きくなってくるって聞いたんだけど、そういうことなのかしら?」


「え?」


 神賀留宇太、ここに来てまさかのバストアップのチャンスであった。




 さて、あいも変わらず日本政府は色々と大変な案件を抱えていたのだが、今日の国会議員や官僚たちは、気象庁から上がってきた不可解な報告に戸惑っていた。


「ここ最近、体には感じられない程度の小さな地震が全国各地で観測されているのですが、その地震波を使って地下構造を観測していた学者に依ると、日本全国のいたる所に大規模な空洞構造が確認されるとのことでした」


「なんだそれは。詳しいことは分からないのか?」


「推定ですが、直径約500メートル。長さ約3キロのシリンダー状の空間がいくつも確認できるということでした。浅いところで空間の上部が地下100メートル。深い層では地下300メートルから400メートルの部分までシリンダー状の空間が間をおいて積み重なるように存在しているそうです」


「いくつも、というのは、具体的にはいったいいくつなんだね?」


「全国に分散していますが、およそ確認できるものだけで、現時点で1千箇所になります。なお、日々、その数は増えているそうです」


「おい、その空洞が崩れたら、日本沈没レベルの災害になるのではないかッ!?」


「さすがにそこまでは無いだろうが、現状の正確な把握は必要だな」


「さらに詳しく調査をいたします」


「出来るなら空洞のひとつにボーリング調査をして内部空間の画像でも撮れないか?」


「それが……、既に浅い層にある空間に対してボーリング調査をしてみたところ、空間の直前に外壁のような物がありまして、おそらく地下空間そのものが金属容器に包まれている可能性も……」


「人工物だというのかッ!? なぜそれを先に言わないんだ」


「いえ、あまりにも信じられない内容でしたので、もう少し詳しく調査してからと……」


「より詳しい調査結果を望む」


 その場の責任者は気象庁からやって来た担当者にそう言ったのだが、その言葉が終わるか終わらないかのうちに、おごそかな威圧感を伴った声が聞こえてきた。


『ほほほ、その必要はありませんよ。今から詳しく説明して差し上げましょう』


『その地下空間は我らが作ったもの』


『今の日本が抱える問題を解決する為に』


 その時、日本政府の某所に置いて、金色の光の柱、銀色の光の柱、そして青色の光の柱が顕現した。


 神様方の降臨であった。

 有袋人類萌えの読者さん、少しは増えたかな?


 さて、例に依って顕現された三柱の神様方の名前には心当たりがあるでしょうが、基本的には名前を呼ばない方向でお願いします。呼ぶと実際に見られてしまいそうで怖いから。


☆ にょんギツネ様からのご指摘を受け、下記のように本文を訂正しました。


before

「男の子だからもう少し大きくなれば、吸い付く力も大きくなるんだろうけど、今はまだ力が弱いなあ」


→ 吸い付く力が今はまだ弱いのは、小さいからと読める。


after

「男の子だからかまだ吸い付く力も弱いけど、もう少し大きくなれば、それなりに力も強くなるかな」


→ 吸い付く力がまだ弱いのは、男の子だからと読める。


 小説設定と現実がごちゃごちゃになっていました。よろしくお願いします。



【2020.03.01】下記の部分の数値を訂正変更しました。

》「推定ですが、直径約500メートル。長さ約3キロのシリンダー状の空間がいくつも確認できるということでした。浅いところで空間の上部が地下100メートル。深い層では地下1000メートルから2000メートルの部分までシリンダー状の空間が間をおいて積み重なるように存在しているそうです」


訂正前  深い層では地下1000メートルから2000メートルの部分まで

訂正後  深い層では地下300メートルから400メートルの部分まで


変更理由

 さすがに地下2000メートルだと、地上よりも温度にして60℃以上、圧力にして200気圧以上になりますので、今後の展開的に無理があるかなと思いましたので訂正させていただきます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今回も更新ありがとうございます。 いつも楽しみに読ませていただいております。 [気になる点] >> 男の子だからもう少し大きくなれば、吸い付く力も大きくなる  男の子だから……というところ…
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