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第一話 スキル



御者のおっちゃんが快活に話しかけてくる。



「へぇ、兄ちゃん。そんな遠い国から来たのか。剣士学園に向かうってことは生徒なんだろ?」

「はい。剣士学園で学べれば強くなれると聞いてこの国に来ました」



周りを見返したい。

強くなりたい。

俺の目標だ。

山を超え、海を越えて、剣士学園に入って一ヶ月が経った。

馬車の揺れが止まり、剣士学園の門を潜る。



煉瓦造りの大きな校舎。

訓練場と学び舎、倉庫など施設が充実している。

教師も元Aランクの冒険者(剣士)や王都で剣術道場で免許皆伝を貰った剣士といった陣営だ。

勿論、全員スキル持ちだ。



---



「今から好きな相手と組んでぇ。あくまで模擬戦だから、お互い熱くなりすぎないようにね」

「おい、落ちこぼれ。こっち来いよ」

「う、うん……」



蔑称で俺を呼ぶ声の方を向く。

俺を虐めるクラスメイトの男子---クルカス・ステイバーンだ。

金色の短髪と眉間の皺、ツリ目の悪そうな顔だ。

学力が高く、スキル『二連突き』を持つ。



「ほら、どうした落ちこぼれ! ウォーミングアップにもならないな! カスが!」

「くっ、はぁはぁ、うわっ」

「がはははははは」



こいつ、模擬戦でスキルを打ってきやがった!?

木剣じゃなかったら死んでるぞ!?



「弱いものいじめはやめなさい。クルカス」

「あ? うっ、 戦乙女(ワルキューレ)!?」

「失せなさい。さもないと、次は私が相手よ?」

「チッ………」



また助けられた。

長い綺麗な青髪と水晶のように透き通った翡翠色の大きな瞳が特徴的な美少女。




「大丈夫? さぁ、手を貸して」

「あ、ありがとうございます」



剣士学園ゼウスのNo. 1の実力を持つ剣士。

クラスメイトーーーリリィ・メルティア。

又の名を戦乙女。



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