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時を駆ける物語  作者: シグルド
6/28

時を駆ける物語6

舞踏会の朝が来た。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第6話:舞踏会と魔女


「お母様!私のドレスどうかしら?」


母が振り返る。


「まあ、マリーお似合いよ!

きっと、王子様に気に留めて頂けるわ。」


そして、ダリアも降りてきた。


「お母様、用意が出来たわ。」


「ダリア!あなたも綺麗よ。」


メイがやって来て。


「母様、私のドレスは…?」


母が振り返り。


「メイ、あなたはお留守番よ。

お掃除をやっておきなさい。」


そして、母と姉は馬車に乗り、お城へ向かって行きました。


━━━━━━━━━━


メイは、部屋で泣きました。

沢山沢山泣きました。


「メイ、何を泣いているんだい?」


メイは顔を上げる。


「お婆さんは誰?」


ローブを羽織り、星のステッキを持ったお婆さんは。


「私は魔法使いだよ。」


メイはお婆さんに近付き。


「舞踏会に行けなくて泣いていたの…。」


お婆さんはニコッと笑い。


「行けば良いじゃない。」


メイは首を横に振り。


「ドレスが無いの…。」


お婆さんはまたニコッと笑い。


「そんなのお安い御用さ。

ただ、少しだけ手伝ってくれるかい?」


メイは頷く。


「それじゃあ、カボチャとネズミ2匹、お人形と縄を用意してくれるかい?」


メイは急いで言われた物を用意した。


「お婆さん、用意が出来たわ。」


お婆さんは頷くと呪文を唱える。

するとどうでしょう!

集めた物が白馬が引く綺麗な馬車になったでわありませんか!


「あとは…。」


お婆さんはまた呪文を唱える。

すると今度はメイの服が淡いピンクのドレスになり、靴もガラスの靴になりました。


「お婆さんありがとう!」


メイはお婆さんを抱き締めました。


「メイ、時計の針が12時を過ぎたら魔法が切れてしまうの。

5分前の鐘が鳴り終わるまでに馬車に乗りなさい。」


メイは頷く。


「さあ、行って来なさい。」


メイは頷いた後、馬車に乗り、お城へ向かって行きました。

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