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時を駆ける物語  作者: シグルド
26/28

時を駆ける物語26

1週間が経ち…。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第26話:同盟の条件


城へ再び呼ばれたミラ王子は。


「ソニアを連れ帰ってくれた礼に、マリン国との同盟を結びたい。」


大臣が書状を見せる。


「それはありがたい。」


ミラ王子はお辞儀をして受け取る。


「国へ戻り、ホエル王と検討させて頂きます。」


ミラ王子はもう一度お辞儀をする。


こうして、書状を持ちミラ王子はマリン国へ戻った。


━━━━━━━━━━


「父上、ただいま戻りました。」


ホエル王は頷く。


「よくぞ戻った。

して、何か成果はあったか?」


ミラ王子はホエル王に書状を渡す。


「旅先のハルミア国で同盟の書状を持ち帰りました。」


ホエル王は書状を開く。


「うむ、ハルミア国と言えば、貿易の盛んな国、同盟を結べるなら、こちらとしては申し分ない。」


ホエル王は2枚目に目を通す。


「息子よ、書状は見たのか?」


ミラ王子は首を横に振る。


「いえ、見てませんが…。」


ミラ王子は2枚目の書状を見る。

そして、驚いた。


「こ、こんな事って。」


ホエル王はミラ王子の肩を叩き。


「よい話ではないか。」


ミラ王子は顔を赤くする。


「これだと、返事の書状はミラが持って行くしか無いようだな。」


ホエル王は笑いながらミラ王子の肩を叩く。


こうして、ハルミア国へ行く事になったミラ王子は書状を持って向かった。


━━━━━━━━━━


10日かけハルミア国の関所に着いたミラ王子は。


「ミラ王子、お待ちしておりました。」


ミラ王子は首を傾げる。


「我が国からは私が来ると連絡してないと思いますが…。」


兵士は頷く。


「はい、サモア王が、ミラ王子が来るだろうと。」


ミラ王子は驚く。


兵士に連れられ馬車に乗り込むと、ハルミア城へ向かった。


━━━━━━━━━━


2日程馬車に揺られ、ハルミア城に到着した。


「ミラ王子、よく来られた。

同盟の方はどうなされる?」


ミラ王子は返事の書状をサモア王に渡す。


「うむ、提示した条件も良いみたいだな。」


サモアはソニアを見る。

ソニアは首を傾げた。


「この条件ですが、ソニア様は良いのですか?」


ソニアはまた首を傾げる。


「ソニアよ、黙っていてすまない。」


サモアが頭を下げる。


「実はな、同盟の条件に、ソニアとミラ王子との婚姻を出していてな。」


ソニアも驚くが、周りもザワついた。


「ソニアよ、嫌だったら構わないぞ。」


ソニアは考え込む。


「まあ、すぐに決めなくてよい。」


ミラ王子も頷く。


ミラ王子が滞在の間、ソニアは何度かミラ王子と出掛けるのであった。

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