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時を駆ける物語  作者: シグルド
25/28

時を駆ける物語25

森を拔け城に辿り着いた。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第25話:釈放と処刑


「そこの者、ここから先はハルミア城内、何用だ?」


兵士に止められる。


「白雪姫様をお連れした。」


若者は、馬からソニアを降ろす。


「白雪姫様!?」


兵士の一人が慌てて城の奥へ走って行く。


━━━━━━━━━━


「サモア王!白雪姫様が若者に連れられ戻られました。」


サモアは立ち上がる。


「ソニアが!?

若者と中へ連れてまいれ。」


兵士は走って城門へ向かいました。


━━━━━━━━━━


瞬く間に城中に広がり牢屋にも…。


「白雪姫様が戻られたらしいぞ。」


兵士の話し声が聞こえる。


「白雪姫が戻った!?」


ロゼッタは驚く。


「あの時、林檎を食べて倒れた筈。」


ロゼッタは動揺が隠せないでいる。


「白雪姫様、ご無事だったか。」


狩人は胸を撫で下ろす。


━━━━━━━━━━


兵士に連れられ2人が入って来る。


「お父様!」


ソニアがサモアに駆け寄る。


「ソニア!無事で何よりだ!」


サモアはソニアを抱き締める。


(こほん!)


大臣が咳をし王は気付く。


「すまない、取り乱した。」


ソニアを椅子に座らせ、自らも座る。


「そなたが、ソニアを連れ帰ってくれたそうだな。」


若者は頭を下げる。


「そなたは何者だ?」


若者は立ち上り。


「私は、マリン公国王子、ミラでございます。」


サモアは首を傾げる。


「マリン公国?聞き覚えのない名前だが。」


兵士達も顔を見合わせる。


「西方の小さな国ですので。」


サモアは頷く。


「うむ、でわハルミア国には何をしに来られた?」


ミラ王子は。


「各国を巡り、自国の発展の為、立ち寄った所、ソニア様と出会いました。」


ミラ王子は、小人から聞いた事をサモアに話しました。

ソニアも、付け加える感じで話しました。


「ロゼッタの方が嘘を申していたのか。」


サモアは手を握り締めた。


「狩人を釈放し、ロゼッタを連れてまいれ。」


兵士は走って牢屋に向かった。


━━━━━━━━━━


「狩人さん、貴方を釈放します。」


狩人を牢から出し、城門へ連れていく。


「ロゼッタ、サモア王が呼んでいる。」


手錠を付けたまま出される。


「私は女王よ!

口の聞き方を弁えなさい!」


兵士はロゼッタを無視して連れていく。


━━━━━━━━━━


「ロゼッタを連れて参りました。」


サモア王の前で押さえつける。


(白雪姫…。)


「ロゼッタ、お主の嘘は暴かれた。

処分を言い渡す。」


ロゼッタは首を横に振る。


「いや、いや、死にたくない!」


サモア王は立ち上がり。


「一時は女王だった事を考慮し、ハルミア国東方の海域にある『ゲザン島』への遠島を処刑とする!」


ロゼッタは牢屋に連れていかれた。


━━━━━━━━━━


その後、ロゼッタはゲザン島へ送られた。


そして、ミラ王子は暫くの間、滞在する事になった。

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