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時を駆ける物語  作者: シグルド
23/28

時を駆ける物語23

毒林檎を食べ倒れてしまったソニアは…。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第23話:ガラスの棺


「今日も疲れた木こり仕事♪

今夜のご飯はなんだろな♪」


夕方になり、小人達は歌を歌いながら帰ってきた。


「ちょっと待て、あそこに倒れてるのは白雪姫じゃ!?」


オコリンボーが指をさす。


「本当だ白雪姫だ!」


小人達が駆け寄る。


「どうしたんだろう…。」


テレンスケーが覗き込む。


「この林檎を食べたんだ。」


センセーイが林檎を拾う。


「可哀想に…。」


小人達はワンワン泣いた。


━━━━━━━━━━


ロゼッタは城に戻ると、兵士に拘束され、サモア王の前に徒然来られた。


「ロゼッタよ、狩人の証言によると、ソニアを殺そうとしたようだな。」


ロゼッタは首を横に振る。


「いえ、狩人が勝手に言っている事です。」


サモア王は狩人を連れて来るように命じる。


「狩人の証言だと、ソニアの居場所を尋問されたと聞くが?」


兵士は狩人を連れて来た。


「狩人よ、ロゼッタはお主が嘘を言っていると言うが?」


狩人は首を横に振る。


「いえ、嘘など言ってはおりません。」


ロゼッタは狩人を向き。


「嘘を言うでない。」


ロゼッタは少し暴れるが兵士に押さえ込まれる。。


「私はロゼッタ様より、白雪姫様を殺すように命じられました。

森の中で白雪姫様に髪を頂き、殺したと言うようにと。

その後、嘘がバレてロゼッタ様に拘束されたのです。」


ロゼッタは首を横に振る。


「そんな事命じた覚えが無い!」


すると、兵士の一人が。


「白雪姫様を捜すようにとロゼッタ様に言われ見つけましたが…。」


周りがざわつく。


「ソニアを見つけたと申すか。」


サモア王が立ち上がる。


「はい!

しかし、ロゼッタ様より黙っていよと…。」


サモアは怒りを覚えたが…。


「取り敢えず、二人を牢屋へ。」


兵士は二人を牢屋へ連れて行った。


━━━━━━━━━━


小人達は、ガラスの棺を作り、花を敷き詰めた後、白雪姫を寝かせた。


「可哀想に、可哀想に…。」


小人達は棺を山の頂上へ運びました。

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