時を駆ける物語23
毒林檎を食べ倒れてしまったソニアは…。
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第23話:ガラスの棺
「今日も疲れた木こり仕事♪
今夜のご飯はなんだろな♪」
夕方になり、小人達は歌を歌いながら帰ってきた。
「ちょっと待て、あそこに倒れてるのは白雪姫じゃ!?」
オコリンボーが指をさす。
「本当だ白雪姫だ!」
小人達が駆け寄る。
「どうしたんだろう…。」
テレンスケーが覗き込む。
「この林檎を食べたんだ。」
センセーイが林檎を拾う。
「可哀想に…。」
小人達はワンワン泣いた。
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ロゼッタは城に戻ると、兵士に拘束され、サモア王の前に徒然来られた。
「ロゼッタよ、狩人の証言によると、ソニアを殺そうとしたようだな。」
ロゼッタは首を横に振る。
「いえ、狩人が勝手に言っている事です。」
サモア王は狩人を連れて来るように命じる。
「狩人の証言だと、ソニアの居場所を尋問されたと聞くが?」
兵士は狩人を連れて来た。
「狩人よ、ロゼッタはお主が嘘を言っていると言うが?」
狩人は首を横に振る。
「いえ、嘘など言ってはおりません。」
ロゼッタは狩人を向き。
「嘘を言うでない。」
ロゼッタは少し暴れるが兵士に押さえ込まれる。。
「私はロゼッタ様より、白雪姫様を殺すように命じられました。
森の中で白雪姫様に髪を頂き、殺したと言うようにと。
その後、嘘がバレてロゼッタ様に拘束されたのです。」
ロゼッタは首を横に振る。
「そんな事命じた覚えが無い!」
すると、兵士の一人が。
「白雪姫様を捜すようにとロゼッタ様に言われ見つけましたが…。」
周りがざわつく。
「ソニアを見つけたと申すか。」
サモア王が立ち上がる。
「はい!
しかし、ロゼッタ様より黙っていよと…。」
サモアは怒りを覚えたが…。
「取り敢えず、二人を牢屋へ。」
兵士は二人を牢屋へ連れて行った。
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小人達は、ガラスの棺を作り、花を敷き詰めた後、白雪姫を寝かせた。
「可哀想に、可哀想に…。」
小人達は棺を山の頂上へ運びました。