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時を駆ける物語  作者: シグルド
19/28

時を駆ける物語19

ある日、ロゼッタは鏡に尋ねます。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


第19話:狩人と髪


「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰かしら?。」


鏡は応えます。


「白雪姫です。」


ロゼッタは怒りました。


「白雪姫ですって!」


自分が一番で無いことに腹を立てソニアを憎みました。


━━━━━━━━━━


数日後、ロゼッタは狩人を呼び。


「白雪姫を殺しなさい!」


ロゼッタは命令しました。


「わかりました…。」


狩人は乗り気ではありませんでした。


━━━━━━━━━━


ロゼッタから命令を受けた狩人は、次の日、白雪姫を森へ連れ出します。


「狩人さん、こんな森に何かあるのですか?」


ソニアは不思議そうに尋ねます。


「白雪姫様、私はロゼッタ様より、貴方を殺すように言われています。」


ソニアは驚く。


「私をどうして…。」


狩人はロゼッタの持つ鏡の事を伝えました。


「そうですか…。」


ソニアは落ち込みます。


「私は白雪姫様を殺したくありません。」


狩人は訴えます。


「私はどうすれば良いの?」


狩人は森の奧を指さします。


「この森の奥にお逃げください。」


ソニアは頷く。


「狩人さん、ナイフを貸してください。」


狩人は首を傾げつつもナイフを渡す。

ソニアはナイフを使い長い髪を切って、指に傷を付け髪に血を落としました。


「これを持ち帰ってください。」


ソニアはそう言って森の奥に入って行きました。


「白雪姫様、お元気で…。」


狩人はお辞儀をすると、髪を持ち帰りました。


━━━━━━━━━━


狩人は城へ戻ると、ロゼッタに髪を渡しました。


「良くやったわ。」


ロゼッタは大笑いしました。

狩人は報酬を受け取ると、さっさと城を出ていきました。

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