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時を駆ける物語17
結婚式から1年後、子供が生まれました。
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第17話:戦争と家族の死
サモアとオーロラはソニアと名付けた。
3人は城から離れた宮殿で過ごしていたが…。
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2年後、隣国アルカナ国と戦争が起こり、ハルミア国は甚大な被害をうけ、その中でバルサミコ王は亡くなってしまった。
そこでサモア王子が新たな王となり、アルカナ国との停戦が締結された。
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サモア王となって2年が過ぎ、ソニアは4才になった。
その頃になると、皆は白い雪のようなソニアを『白雪姫』と呼ぶようになっていた。
「ソニア、糸巻きを手伝って?」
オーロラはソニアを呼ぶ。
「ソニア、手伝う!」
ソニアはオーロラが使う機織機の糸巻きを手伝う。
「ソニアは良い娘だなぁ。」
サモアはソニアの頭を撫でる。
「えへへ。」
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アルカナ国とは度々小競り合いがあった中で、偶々城を出ていたオーロラ女王が事故で亡くなってしまった。
サモア王やソニア姫は大喪落ち込みました。
妖精達や祖父母である、アレン王やメイ女王も度々城に訪れては励ましていました。