時を駆ける物語11
洗礼式から10年がたち、オーロラ姫は10才になりました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
第11話:パエリア
オーロラ姫は洗礼式の後、ドロシーの干渉を心配して5才から西の妖精ウェストの家で暮らしている。
「オーロラ、買い物に行くわよ。」
オーロラ姫は笑顔で近寄って来る。
「ねえウェスト、今夜は誰か来るの?」
ウェストは頷き。
「今夜は、メイ様が来るわよ。」
オーロラ姫は嬉しいのか跳び跳ねて喜ぶ。
━━━━━━━━━━
町へ出掛けた2人。
「ご馳走は何作るの?」
オーロラ姫は目をキラキラさせる。
「何が良いかなー?」
オーロラ姫は考える。
「えつとね、えっとね。」
オーロラ姫は首を左右に振りながら考える。
「私が決めちゃおうかな。」
ウェストは意地悪っぽく言ってみる。
「えっと、えっとね、パエリアが良い!」
ウェストは頷き、店に行った。
「じゃあ鶏肉のパエリアにしましょう。」
店で、米・・鶏肉・玉ねぎ・赤パプリカ・ピーマン・ニンニク・オリーブオイル・コンソメ顆粒・カレー粉を買い、家に帰りました。
━━━━━━━━━━
家でパエリアを作っていると。
(コンコン!)
扉をノックする音がします。
「メイ様が来られたのかな?」
オーロラ姫は笑顔で出迎える。
「オーロラ!元気にしてる?」
オーロラ姫は頷く。
「今夜はパエリアよ、沢山食べてね。」
メイはオーロラ姫に連れられ椅子に座る。
暫くすると、ウェストがパエリアを運んできた。
「メイ様、オーロラがリクエストした『鶏のパエリア』です。」
3人はアツアツのパエリアを美味しく頂きました。