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風葬のシルヴァ  作者:
第五章 魔王軍隊長
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第63話 闇の空間

 中央塔の広間。


 床はすでに砕け、氷と瓦礫が散乱していた。


 中央で対峙する五人。


 ジェネシス。


 そして――


 シルヴァ、ティナ、クジャ、ミルス。


 最初に動いたのはシルヴァだった。


 風が爆ぜる。


 ドン!!


 一瞬で距離を詰める。


 剣が振り抜かれる。


「風葬斬」


 だが。


 ジェネシスの前で空間が歪む。


 斬撃が消えた。


 次の瞬間。


 ジェネシスが背後に現れる。


 空間転移。


 拳が振り下ろされる。


 ドン!!


 シルヴァは剣で受ける。


 床が砕けた。


 その瞬間。


 ティナが横から踏み込む。


「閃光斬!」


 光の刃。


 ジェネシスは後退。


 だが完全には避けきれない。


 肩を浅く裂く。


 血が飛ぶ。


 クジャがカードを投げる。


「♠︎」


 カードが空中で爆発。


 閃光。


 煙。


 ミルスが魔法陣を展開する。


「氷牙槍」


 氷の槍が無数に放たれる。


 ジェネシスは空間を歪める。


 だが。


 完全には防げない。


 数本が身体を掠めた。


 ジェネシスが静かに言う。


「……いい」


 胸の傷から血が流れている。


 ラースの斬撃。


 まだ完全に塞がっていない。


 ジェネシスはその傷を押さえた。


「確かに」


「彼が削った」


 シルヴァが低く言う。


「当然だ」


 風が吹き上がる。


「兄貴だからな」


 ジェネシスはわずかに目を細める。


「そうか」


 次の瞬間。


 空間が歪んだ。


 広間の景色が変わる。


 床が黒く染まる。


 壁が消える。


 無限の闇。


 クジャが眉を上げる。


「うわ」


「来た」


 ティナが言う。


「異空間」


 ジェネシスが静かに言った。


「ここは」


「私の空間だ」


 闇の中に魔法陣が浮かぶ。


 次の瞬間。


 無数の空間刃が飛ぶ。


 シルヴァが踏み込む。


 風の壁。


「風盾!」


 斬撃が弾かれる。


 ミルスが魔法を展開。


「氷結領域!」


 地面から氷の柱が突き上がる。


 ジェネシスは空間転移。


 上空へ移動。


 だが。


 クジャのカードが追う。


「♦︎」


 爆発。


 ジェネシスの身体が吹き飛ぶ。


 ティナが空へ跳ぶ。


「光閃剣!」


 斬撃。


 ジェネシスが空間を歪める。


 だが。


 今度は完全に防げない。


 腕が裂ける。


 血が落ちた。


 ジェネシスが初めて息を吐く。


「……なるほど」


 四人を見る。


「連携は悪くない」


 シルヴァが言う。


「評価はいらねぇ」


 風がさらに強くなる。


「倒すだけだ」


 ジェネシスの背後で闇が膨れ上がる。


 空間がさらに歪む。


「では」


「次の段階だ」


 中央塔の空気が変わった。


 闇が圧縮される。


 クジャが眉をひそめる。


「……やばい」


 ミルスが低く言う。


「本気を出す」


 シルヴァが剣を握る。


「望むところだ」


 風が唸る。


 次の瞬間。


 ジェネシスの魔力が爆発した。


 中央塔が揺れる。


 戦いはさらに激化する。

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