神のお詫び
『私の衣食住、どうしよう』
そう叫ぶ奏に少女は堂々と告げた。
『その点に関してはダイジョウブです!』
『これでもワタクシ、神様ですからね。転移させてしまったお詫びにスキルの譲渡と衣食住のうち衣住は保障をさせていただきます。』
自信満々そうに少女は告げる。
『まずはスキルの譲渡です。スキルは3つ差し上げましょう。』
『1つ目、亜空間ボックス〜!』
『いや某猫型ロボットの言い方!?』
奏のキレの入ったツッコミが続く、
『このスキルは、いわゆる何でも入る収納スキルです。とっても便利なスキルなので是非使ってくださいね!』
『そのまま続けるのね!?』
『2つ目、ミュズロンガイド〜!』
『もう私はツッコまないよ……』
『このスキルはミュズロン、つまりワタクシが旅する貴方の助力をするというものです』
説明を聞いた瞬間、奏はポカンとして、
『貴方、ミュズロンっていう名前なのね』
と、急に出された情報に真顔になった。
『えっと、自己紹介…してませんでしたっけ…』
『うん……』
…………………………
……………………………………………………
『3つ目!これが最後です!』
『いや続けんのかい…!!』
もはや漫才と相違ないだろう。
『まぁまぁ、このスキルの説明が終わったら、自己紹介しますんで』
ツッコミのキレがもはや日本刀とも言える奏をなだめながら少女は説明を続ける。
『最後のスキルはスキルサポーターです!』
・ ・ ・ チーン
『なにそれ』
『まぁ、そうなりますよね』
少女はため息をつき苦笑いをしながら、
『正直ワタクシも、このスキルを正確に言葉で説明するのは難しいんですよね』
と、溢した。
『まぁ、旅をしているなかでわかると思いますよ』
『んな適当な』
奏はため息をつき呆れた声でツッコんだ。




