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異世界トリップ
『あの〜、ごめんなさいカナデさん』
『え、誰?』
奏は申し訳なさそうな声に意識を戻された。
するとそこには、金髪に青い目をした白い翼を持つ少女がいた。
『ワ、ワタクシは、い、一応神と言われる存在です』
『ウッソォ!?私今神様と話してるの!?』
『し、信じてくれるんですか?』
『まぁ、状況が状況だし信じるしかないでしょ』
『それでなんだけど……』
奏はそう前置きを言ってこう聞いた
『なんで今、私がここにいるかわかる?』
『そ、それはですね…………………』
『異世界に転移したぁ!?』
奏のその悲鳴は人の聴覚を麻痺させるには十分な声量だった。
『は、はい、本来は亡くなってしまった方から一人、住んでいた世界とは違う世界、所謂異世界に「転生」させる手筈だったのですが、ワタクシが方法を間違えてしまい』
『こんな状況になってしまった、と』
『そういう事です』
少女は消え入りそうで、申し訳なさそうな声で肯定する。
『なるほどね〜………』
そんな少女とは対照的に奏は呑気に考え事をしていた。
『あ!』
奏のその声に少女は体をビクつかせ、
『何か、ありましたか?』
と言った。
『私の衣食住、どうしよう』




