一章 登場人物紹介
【アンリーア・ローヴァー】
通称リア。この物語の中心にいるキャラクター。
同じ神から見ても規格外な最強女神様。
とある世界で自然発生した生粋の神族。記憶を司る。どんな世界でも共通する概念を司っているのをいいことに、生まれた世界を飛び出し様々な世界を旅してまわっている。
異世界や並行世界を階層という形で全て認識しており、気軽に転移可能。
過去に転移して歴史を変えることもできるが、その場合は「リアが介入した世界A」と「介入しなかった世界B」として分岐してパラレルワールドが枝分かれするだけだし、一度失敗したことを過去に転移して「やり直す」のは主義じゃないのであんまりやらない。だって、そうしたところで、一度失ったことは、記憶に焼き付いたものは変わらないから。
あちこちの世界を旅しているのは趣味。クーを見つけるまでは家族になってくれる誰かを探すことも旅の目的だったが、妹ができた今は新しい家族は探していない。それよりもクーが可愛い。
魔法が得意。すごく色んな魔法が使える。
魔道具も作れる。クーが付けているアクセサリーはリアの自作だし、他にも現在拠点としている宇宙船は当時一緒に行動していた友達と二人で作ったものだったりする。
家族になるための儀式魔法はリアの自作。
名前の由来は琥珀の瞳から。Amber。
・見た目
髪は角度によって色合いを変える七色のグラデーション。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。髪型は基本何もしないストレートロングで、長さは背中の半ばぐらい。
瞳は宝石の琥珀そのものにも見える不思議なオレンジ色。まつげが長い。
人間にはありえない左右対称の美貌。外見年齢は二十歳ぐらい。でも変えようと思えば変えられる。
身長は高めだけど男性に並ぶほどではない。ボンキュッボン。
・口調
一人称「私」二人称「貴方」
令嬢系「~わよ」
基本的に冷静で自信ありげ。妹のことは大好きだけど、その他のヒトにはあんまり興味がない。
本質は傍観者であり、積極的に行動することは少ない。行動するときは大体妹のため。
「~ぐらい」などの曖昧な言葉も使う。だっていちいち細かいことまで言うのは面倒じゃない?というスタンス。
【クーアティア・ローヴァー】
通称クー。炎の令嬢、リアの初めての妹。
とある定番ファンタジーのような世界の、魔法を重視する王国の侯爵令嬢として生まれた転生者。
前世はただの少女。家族や友人に愛されて育った、普通の女子高生だった。
家系として炎魔法が大得意。水魔法もちょっと使える。
特技は人の顔と名前を素早く一致させられること。
好きなスイーツは杏仁豆腐。
実は赤ん坊の頃侯爵家に養子に入った子供で、家族とは血が繋がっていない。一章終了後にリアに教わるまでは自分が養子だったとは知らなかった。
元々今世の家族のことは家族だと思っていないので、血が繋がってないのなら遠慮なく不幸を願えるなあと思っている。毎日小指をどこかしらにぶつけて悶絶してほしい(命や四肢を取るのは過剰)
今世の環境が孤独すぎてリアのお誘いにすぐさま飛びついた子。
前世の記憶を思い出したのは五歳頃。
思い出したばかりの頃、魔法を使ってみたくて、でも火は危なそうだしと冗談で唱えた水魔法が発現して大騒ぎになったことがある。
その日から両親の目が怖くて「これはやばい」と全力で火魔法を使って、今度は中庭のそこそこ大きな木を一本丸ごと炭にした。両親の目の色が真反対に変わってこれはこれで怖かったとか。
リアと出会った当初に口調や表情が硬かったのは「令嬢らしく」と振る舞いを叩き込まれていて、その時に前世由来である素の性格は「令嬢らしくない」と叱られ、封じ込めていたから。
前世の名前はレミクミア・ティファーナ・オルテンシア。父親がアメリカ人で、名前もそちら風。
変わり者だけど善良な両親、ハイブリッド変わり者な兄、要領が良く常識人な姉に囲まれて育った。
名前の由来はなし。苗字のフレアは炎繋がりで太陽が起こす爆発現象より。
前世の方もフィーリングで決まった名前。響きだけで決めたけど、オルテンシアにはあじさいという意味があるらしい。
・見た目
(今世)
髪は鮮やかな赤で、瞳も同じ赤色。ゆるいウェーブヘア。長さは肩を超えるぐらい。髪型は基本ハーフアップ。
全体的にキツい、冷たそうな印象を与える顔立ち。いわゆる悪役令嬢顔。中身がふわふわ笑っていると優しそうな雰囲気になる。
高身長、スレンダー。胸はなくはないレベル。全体的に薄い。
(前世)
父親譲りの金髪と母親譲りのブラウンの瞳。髪を結ぶのに苦労するレベルのストレートヘアで、伸ばすと邪魔だからと肩にかかるかかからないかのショートヘアを維持していた。
庇護欲をそそる可愛らしい顔立ち、小柄な体格。胸はそこそこあった。
外出する時に白いブラウスに色付きのフレアスカート、白のニーハイソックスという組み合わせのコーデをよくしていた。