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エピローグ

 大変なことになっていた――――。


 あれから皆にステータスがおかしなことになっていたことを話してみたところ、これまでの積み重ねとあの時のダンジョンの奥にマルマール草を守っていたらしき自称男性魔族軍四天王って名乗ってた奴がいたようで、そいつを皆で寄って集って蛸殴りにして倒したからレベルが跳ね上がったのではないかという聞かされた。

 蛸殴りって。何それ怖い。私ある意味気を失ってて良かったのかも。


 しかし四天王ねぇ。

 ちょっと信じられなかったので皆のステータスも確認に行ったところ全員軒並み80を超えていた。

 その中でも群を抜いていたのは私とティアの娘・ルティナ。

 なんと彼女は一人だけレベル99。

 どうやら四天王を蛸殴りと言っても(おも)にルティナが活躍していたようで、討伐後の経験値が他の皆より彼女に大きく入ったらしかった。

 

 私達の娘の才能が怖い。

 それからどんどん遠くに行ってしまうような気がする。

 もうちょっと成長遅くてもいいのになぁ。親としては複雑な気持ち。


 何はともあれ私達は一躍有名人となってあちこち引っ張りだことなった。

 アリマ公爵領だけでなく、世界を股にかけて活動する冒険者。

 いつしか百合の町の希望者達(アルストロメリア)なんて呼ばれるようになって嬉しいやら恥ずかしいやら。

 照れるよね。こういうの。

 こんな経験したことないから特にそう思うよ。


 そんな私達。

 学園も無事に卒業して今日は特別な日。


「ルナお母様、ティアお母様。おめでとうございます」

「ルナ、ティア。似合ってるじゃない」

「ルナ殿、ティア殿。心から祝福させてもらう。おめでとう」

「ルナ姉さんティア姉さんも良く似合っている。プラムもいつかその衣装を着てみたいと思う」

「おめでとう。良かったね。ルナ」

「お二人共おめでとうございます」

「うんうん。綺麗だよ。二人共」

「綺麗ですよ。うちの店でその衣装で働いて欲しいくらい」

「おめでとう。本当に綺麗だわ」

「おめでとうございます。写真撮りますね」


「「「おめでとうございます」」」


 ルティナにステラ、クレタ、プラム。

 ナナカお姉ちゃんにジーネさん、ハンナさん、マルグレットさん、アリマ様とエマさん。

 これまで私達が出会ってきた人々。そしてリリンの町の人達。


 そんな人達に祝福を受けて私とティアは手を組んでバージンロードを歩く。

 そう。今日は私とティアの結婚式。

 これまで先延ばしにしていたこの式をジューンブライド。六月七日の今日挙げることにしたのだ。

 七日を選んだのにはそんなに意味はない。

 たまたまこの日が前世日本で言う「大安」に当たる日だったから。


 二人共ウェディングドレス。

 ティアのその姿がとても綺麗で胸がいっぱいになる。

 演出だろうか? 式場は現在少し暗い。そして魔法でスポットライトが作られて私達は照らされている。

 

 ゆっくり歩いて辿り着く祭壇・神官さんの前。

 私達の式の進行を務めてくれるのはティアの元上司さんでテレサさん。


 一度皆のほうへ振り向く。

 拍手が起きて私達はそれに微笑み、それから少ししてテレサさんのほうへ向き直る。

 

「汝ルナ、ティアを妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」


 最初に私が聞かれてこれに同意する。

 続いてティアも同意して続いては指輪の交換。

 この日の為に用意した最高の金剛石(ダイアモンド)の指輪をティアの細く白い薬指に填めるとティアは感極まって涙を零していた。

 そんな可愛いティアの涙をそっと指で拭ってあげる。

 彼女が少し落ち着いたところを見てテレサさんから誓いのキスの宣言がされる。

 

 ティアの翡翠色の瞳が潤んでいる。

 頬が紅色に染まっていて物凄く可愛い。


「ティア」

「ルナさん」


 これまでもキスは何度もしてきた。

 でもこれはそのどのキスよりも尊く大切で特別なキス。


 私は誰よりも愛するティアに顔を近づける。

 ティアは静かに目を瞑って。

 私達は永遠の愛を誓った――――。


 会場に割れんばかりの拍手が起きる。

 私が離れるとティアはいきなり抱き着いてきた。


「わっ、ティア!!」

「ルナさん、ルナさん。大好きです」


 もう一度キス。

 式の進行としてはどうかなって思うけど、盛り上がってるからいいか。

 それに――――――――。


「私も大好きだよ。ティア。二人で幸せになろうね」

「はい!」


 好きで好きでどうしようもないんだ。ティアのこと。

 ううん、「好き」とか「愛してる」なんて言葉よりもっともっとティアのことが好き。

 この想いは変わらない。自信がある。

 この先何十年、何百年経っても私は絶対変わらずにティアだけを愛してる。


 式はその後も滞りなく進み、最後のブーケ投げ。


「「せーの」」


 私とティアの二人から投げられたそれ。

 受け取ったのはよりによってルティナだった。


 あ...。これ練習しておかなくっちゃなやつだ。


『何処の馬の骨とも分からん奴に娘はやらん!!!!』


 十年後。

 私達は今でも変わらず六人でいる。

 時に家族として語らい、時に冒険者仲間として様々な場所を奔走する。

 私に出来た最高の仲間達。

 私、この世界に転生出来て良かったです。

 

「ねぇ、皆」


「ルナさん? どうしました」

「ルナお母様どうしたんですか?」

「ルナ、どうした?」

「どうされた? ルナ殿」

「ルナ姉さん、何かあったかプラムは気になる」



「これからもよろしくね」


「「「「「勿論!」」」」」


-------------------------------------

第二部 End.

これにて<<転生したら最強の魔法使い。ルナと愉快な仲間達の異世界ゆる物語。>>本編は一応の完結です。

明日は番外編をUP予定。


外伝もよろしくお願いします。

転生したら最強の魔法使い。ルナと仲間達の異世界奇譚。

https://ncode.syosetu.com/n9402fe/

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