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ハードモード



俺はなんかよくわからないが神様の不手際で死ぬはずではなかったのに死んでしまった



そのお詫びとして新たな生命を歩むために転生してくれることになった



そこまではいい、そこまではとてもありがたいことなんだ


問題はここからだ


その転生には3つのモードが存在した


生まれながらにしての勝ち組となれるイージーモード

平々凡々として過ごせるノーマルモード

地獄すらも生ぬるいハードモード



誰だってこれを聞いたらイージーモードを選ぶだろう


だけどな?だけどなんだよ

俺はなぜか神様のせいでハードモードを選ばせることになった


地獄すらも生ぬるい、俺は様々な想像した─────



『なぜ人の子がこのようなところに...?』



でもさ...誰もさ、気がついたらドラゴンが目の前にいるとか普通考えないだろう



ドラゴン、それは俺にとってはファンタジーの存在だ



だが今俺の目の前に圧倒的存在感を放って君臨している


地獄なんて生ぬるい、その言葉が頭によぎる




こんな地獄とかそういうレベルじゃない...


現実という確かな存在として俺の目の前に存在する



『ふむ...』



ドラゴンは何かを呟きながら、俺に近づき腕を近づけてくる



ドラゴンの爪は黒く輝く身体とは真逆にダイヤモンドのような白い輝きを放っていた



これは死ぬ....!!


俺は死を覚悟して目をつぶる



「よもやこんな秘境に赤子とはな...仕方がない」



突如浮遊感を感じる

その触れられるているという感触は思いもよらないほど柔らかいものだった



目を開けると、そこには男の顔があった。俺はその男に抱き上げられているみたいだ



「ワシの真の姿を見ても泣かぬとは、中々見どころのある赤子だ。親がここにいるは考えられない...ふむ、神か妖精の落とし物か...仕方がない、ワシが育てるのも一興か」



真の姿?そう言えばさっきのドラゴンがどこにも見えない


もしかしてこの人さっきのドラゴン?


というか今ワシが育てるって言ったか?



俺は男に抱かれたまま、なすがままになり逃げることは出来ない



俺はこのままドラゴンに育てられるのだろうか?


これがあの神様が言っていたハードモードというわけか



あの神様絶対に許さないからな......!!


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