第2話 のりばあ
決して悪口じゃありません。
「はいありがとう、じゃあ次、のりばあ」
ん?の、のりばあ?
誰だよのりばあって、どう考えても名前じゃねーし先生がそんな呼び方していいの?
そんな感じで驚いていると、2号車の後ろの方からガガッと椅子を引く音がした。
マジか、こんな呼ばれかたでいいんだ!誰だよまじで。
そして音がした方を見てみると、前髪パッツンツインテールで大きな黒ぶち眼鏡をかけていて、顔は大きなマスクで隠れている、どこかーで見たことあるかもしれない顔がいた。
「私の名前は、竹内紀夏です、好きなことは、遊ぶことで、嫌いなことは、勉強です」
あっ!この声で思い出したぞ!この人あの時の水泳部のキャプテンだ!
こいつと同じクラスだったんだ。
そんなことを考えていると、
「のりばあ、マスクとって」
と先生がいった、
のりばあは素直にマスクをとり、マスクで隠れていた顔が露になった。
あっ、意外と可愛い、と言うかすごいかわいかった。
バランスの整った美人と言うよりかは可愛い顔で結構好みだ。
改めて見てみると水泳部なのに肩幅は広くないし、中3らしい体型をしている。
その後、自己紹介は何事もなく進み、帰りの会までおわった。
帰るときに何でのりばあなのか聞こうと思ったけど一瞬で帰っちゃって何も聞けなかった。
この作品では伏見つかさ先生を目指してるんですが、全然無理ですね。
紗霧神万歳