第14話 めんどい
激サムブルブルサムシング。
逃げ出した。
JRCとはJunior Red Crossの略で意味は文字どうり青少年赤十字である。
JRC委員会の活動を簡単に説明すると、空き缶や牛乳パックなどの資源回収、年に一回行われる赤い羽募金の2つで、まあボランティア活動のようなものである。
今回重要なのは前者の資源回収で、うちの学校では資源の持ってきてくれた数をクラスごとに競いあっている、なので個数の集計表を毎週金曜日に出さなければならない。
のだが。
結構皆意欲的に参加してくれて仕事量がとんでもないことになっている。
で1週間ぐらいいいやと思ったら知らない同じクラスの女子に催促される始末である。
マジクソ遜氏だわ。
「あーもう月曜日からやんなる」
愚痴をこぼしながら廊下を歩いていると。
「やっはー、上野くん」
うぅ
霧ヶ峰先生だ。
学校1の気ちがい教師で大のアニメ好き。
「今日もいいネクタイ着けてますね」
「あっはー、でしょー」
ネクタイにはどでかくSW○RD ART ○NLINEのア○ナの下着イラストが印刷されていた。
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「あ"ぁ、疲れた」
ゆっくりした足取りで教室にはいった瞬間。
「師匠!今日もご指導ご教鞭よろしくお願い致します!」
まためんどいのが来た。
このめんどいのは最近俺の弟子を自称している高橋優紀という子だ。
何の弟子かというと絵の弟子で、将来イラストレーターになるのが夢だと言って皆に笑われていた。
俺も絵が上手い訳じゃないのだが何故か弟子入りをしたと言って付きまとってくる。
やだ。
やだけど凄いヤル気に満ちていて邪魔扱いするのも心苦しいので一応助言をさしてもらっている。
今も簡単に絵を描いて説明しているのだが。
「ふーすーふーすー」
鼻息が凄い荒くなる。
でその鼻息が首筋に当たってこそばゆく、全然集中できないというね、うん。
それでくくって笑うとめちゃくちゃ睨んでくるし。
最近超めんどい。
そしてこの拷問はほとんどの放課に行われるのでそれがまたきつい。
最近uを押そうとしてyを押しちゃう作者です。
気になっているのですが読者のかたどこでこの小説を見つけるんですか?
良かったら教えてください。
で、アンケートなんですがこのままいくことにしましたのでよろしくお願いします。
それでは、次話も読んでいただけると幸いです。