第12話 ツンツン (仮)
すごい寒いです。
モーニングコールは幕を閉じるのだった。
「イテテテ、酷いよぉー」
「知らんがな、お前が悪いだろうが!」
「だからって······グスン」
「はぁ、もう良いからさっさと帰れ」
「えぇ、今日は上野くんの家で遊ぶ予定でしたのに」
「そんな予定聞いとらんがな」
「今日は上野くんの家で遊ぶんですぅーー」
「はぁ、わかったからとりあえず部屋から出ろ、着替えたいから」
「了解っ!」
フヒ、フヒヒヒヒなどと言いながら部屋から出ていった。
あぁ、やっと落ち着ける。
なんで朝からこんなに慌ただしいんだ、俺の平凡で静かな日々を返せ!
って言うかあいつどうやって家に入ってきたんだ!?
どうやって門を開けたんだ!?
どうやってドアを開けたんだ!?
ヤバイ超怖いんですけど。
防犯対策しっかりするか。
~~~~~~
着替えを済ませて下に下りると。
「······」
何故か赤面しているのりばあと目があった。
「おい貴様、またなにかやらかしたのか」
するとビクッ!として。
「何にもしてないです」
絶対なんかしたやろ。
「嘘つけ!全部白状してもらおうか」
「ひぅ、だから何もしてないですって」
そう言って椅子の上で丸くなる。
あからさま過ぎて笑えてくる。
そうして丸くなったのりばあの背中をサジペンでツンツンするという上野流尋問がはじまったのだった。
(結構痛いのでリアルではやらないでくださいね)
ツンツン
ピクピク
ツンツン
ピクピク
ツンツン!!!
ビクンビクン!!!
「お前いい加減吐けよ、怒らないからさ」(嘘です)
「本当に?」
「本当だって」(大嘘です)
すると少し顔を上げて。
「さっき上野くんが着替えてるとき私部屋のそとにいたじゃん」
「うん」
「外にわいたんだけどドアの隙間からこっそり···のぞいて···ました」
「で?」
「ごめんなさいいいぃぃぃぃぃーーー!!!」
「やだ」
~~~~~~
「そう言えばなんで赤面してたの?」
「ヒック、グスン、それは···覗かれてることを···知らないで···着替えてる上野くんを見てたら···なんか凄い恥ずかしくなっちゃって」
「特殊性癖?」
「ぶちころ」
「おっ、俺に向かってぶちころとわいい度胸だ、成敗してくれる」
「ぎゃああぁぁぁぁーー!!!」
最近とっても寒いですね。
冬と言ったらもちろんこたつむりですね。
作者もこたつむりで小説を書いています。
あと誤字脱字だ多くてすいません。
出来れば教えていただけるとうれしいです。
それでは、次話も読んでいただけると幸いです。