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第十四話『俺のアサルトライフルきゅん』

壊す…?

今、確かにそう言ったはず。

どういうことなのだろうか。


え、まさか…性的に…ゲフンゲフン。


違うな。そんな薄い本みたいな展開があったらどれだけ良いこと…いや、真面目に考えよう。

まさか聞き間違えだとか?

…殺すって言った?

それじゃあ余計にやばいんじゃないか?


もうよく分からなくなってきた。

これは本人に直接聞くしか無いのであろう。



「こ…壊すって言った、?」



「あ、怯えなくてもいいから…ここじゃほら、やりにくいから私の寝室へ向かおっか。」



そう言って呪文を唱える結衣。

…ここじゃやりにくい?寝室へ…?

女子中学生とシちゃうの?念願の童貞卒業?


…まじで?


結衣が呪文を唱え終わると同時に、俺らの足元からモヤモヤと黒いものが身体を包んでいった。

やがて全身を包まれたが、真っ暗で何も見えない。

だがすぐに、上から下へ身体に纏わり付く黒いものが下がっていった。

そして最初に目に見えたのは高そうなベッド。その隣にちょこんと置いてあるガラスのテーブル、おまけに見覚えのある扉があった。


あ…ここ、結衣の寝室じゃないか。

さっきのは所謂瞬間移動みたいなやつだったのか。

いや、似たような経験はしてるから驚きはしない。

ってか結衣のやつ、しれっとベッドメイキングしてるのだが。


まさかのまさか、本当にこれはしてしまうのではないか?

あの、伝説のセッk…



「ほら、ここに座って?」



「は、はい!!」



「そんな緊張しなくていいよ、優しくするから…」



緊張のせいか、身体全体がガチガチになってしまう俺。

きっと今の俺はいつも以上に姿勢がいいのだろう。

ベッドの上に座ると、ドキドキのし過ぎで心臓がはち切れそうなくらいで寧ろ痛い。

今からあんなことやそんなことをすると考えただけで俺の息子が元気になりそうになる。

いや、元気のほうが良いのか?

さっきまで汗をかいてたし、俺の身体汗臭くないか?

いや、絶対汗臭い。

せめてシャワーを浴びさせて欲しかった…


ってそれより結衣、優しくするって言ってたな。

緊張もしなくていいよって、これ本来なら俺が言うセリフなんじゃ…あぁ駄目だ、童貞まる分かりじゃないか!

いや、こんなスムーズに童貞を卒業してしまって良いのか?

まさか…結衣…中学生にしてビッチなのか!?

ロリビッチなのか!?

不味い、不味いぞ!!



「ロリなのにビッチは駄目だぁぁぁ!!」




「へっ!?」



「こ、こんな出会って間もないってのに、ロリビッチはだめだぁぁ!!!」



(スパァァァァン!!!!!)


素晴らしい勢いで俺の頬に硬い何かが直撃する。

あ、この硬さとこのパターンって…

直撃した勢いでベッドから落ちる俺。そして目の前に落ち転がる…鎧のパーツ。

またお前か。さっき振りだな。お前も大変だな。俺と居る時は四六時中飛ばされるかもな。

これからもよろしく。


それより鎧で打たれた頬がめちゃくちゃ痛い。激痛。

ズキズキ痛む頬を手で抑え、俺はベッドの下に大人しく座った。


するとなんということでしょう。

顔を真っ赤にしてカンカンに怒っている結衣さんがこちらを見ているではありませんか。



「ばばば、バカなこと言わないでください!!勘違いしないでください!!!」



女の子座りをして怒る姿もかわいいなぁ、と相変わらずの自分がいる。

しかし、何が勘違いだったのだろうか。

まさか…初めてだったのか!?



「すまない!!ロリビッチじゃなくて初めてだったのk」



「バカ!!!」



(ドガッ)



最後まで言い切れずに、右頬に飛んできた鎧の腕のパーツが直撃して俺のセリフを遮る。



「えっち!!!」



(ドゴッ)


休む間もなく次は顎に鎧の何処かのパーツが直撃。

これ、笑えないほど痛いんだぞ。



「へんたいぃぃ!!!!」




(バコーン)




体制を立て直しきれず、俺の頭にトドメの冑が飛んできて気絶したのはまぁ、言うまでもないだろう。

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