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お前ロリコンだな

翌日。


彼は頭を抱えていた。


「これから何をすればいいんだ?」


彼は何をすればいいのか分からず戸惑っていた。


そして彼は何かを思い出し誰かに連絡をかけた。


すると彼の横に天使が現れた。


「うお!そんな登場するのかよ」


「あ!すみません」


彼は天使にどうすればいいかを尋ねた。


「それでしたら街の酒場に行けばいいですよ!」


来ましたお決まり展開と彼は思った。


ちょうど朝起きてから何も食べていない彼はお腹も空いていたので朝食がてら酒場に向かう事にした。


〜酒場〜


朝から酒場を賑わっていた。


酒場の中を色々見て回った。


掲示板にはパーティの募集が乗っていた。


「あっ、そう言えば天使が言ってたな」


パーティを組むには制限がある。


本人と+-Lv5の冒険者では無いとパーティを組めないらしい。


例えばLv10の冒険者がパーティを組むときはLv16以上Lv4以下の冒険者とは組めない。


Lv8.10.13.15の冒険者がパーティを組む場合はLv8か15の冒険者が抜けなければいけない。


パーティのメンバー1人から+-Lv5では無くメンバー1人1人から+-5じゃないと組めない。


つまり彼は今のところLv6以上のメンバーが居なければパーティを組める事になる。


「とりあえず腹減ったから先に飯だな」


彼は適当に注文して席に座る。


すると周りがざわつく。


「あいつだよ!選ばれし者!」


「彼が新人ながらLv27の冒険者に勝ったのか」


「とりあえずむちゃくちゃ強いみたいだぜ!」


今まで誰にも注目などされた事の無い彼は心の中で喜んだ。


すると一人の男が近付いて来る。


「やぁ!初めまして!」


そう言うと男は彼の隣に座る。


「なに?お前」


「そう警戒すんなって!俺は太田雄一(おおたゆういち)だ!17歳の高校三年生だった!」


男は太田雄一と言うらしい。


「俺と同い年だな。んでなに?」


「お前選ばれし者だろ?まだパーティは決まって無いのか?」


彼はすぐに察した。


太田はパーティを組んで欲しいとお願いしてきたのだと。


だが彼にも好都合だった。


彼は人見知りなので太田からお誘いを受けたのは幸いだった。


「まじで!?ありがとう!」


太田は防御型でLv5。


この世界に来た時に組んでいたパーティではメンバーと喧嘩をしてそれ以来組んでくれる人が見つからなかったと言う。


「あとは魔法型と回復型だな!」


「お前に任せるよ」


すると太田はパーティのお誘いをだしにして仲良くなりたい人がいると言ってその人の元へ向かった。


その人は女で遠くからはよく顔は見えないが幼い顔をしていた。


話しは聞こえなかったが太田が彼の元へ戻ってくる。


「お前ロリコンだな。あの子小学生くらいだろ?」


「違うわ!中学生だって。ちょっとしてからこっちに来るだって」


しばらく待つと先程の女がこちらに来た。


「お待たせしてすみません!飯村香穂(いいむらかほ)です!回復型のLv3です!」


「俺は太田雄……」


「あんたは黙ってて!私は佐藤さんに言ってるの!あの……私このパーティに参加していいですか?」


もともと人を探すのがめんどくさかった彼には断る理由も無く承諾した。


「ありがとうございます!一生懸命頑張ります!ちなみにメンバーはこの3人ですか?」


「うん!今のところはな!あとは魔法……」


「だからあんたは黙って!魔法型ならこの世界で出会った私の友達がいますので呼びますね!」


そう言うと飯村は誰かに連絡を取り、ここに来るのを待つことにした。


「すみませ〜ん。遅くなりました〜。内田芽衣花(うちだめいか)です〜。魔法型のLv4。中学三年生の15歳です〜」


彼と太田も自己紹介をした。


「あっ、私の歳は中学二年生の14歳です!これからよろしくお願いします!」


これでなんとかパーティ四人が揃った。


彼はこの世界に来てまだ二日目なのでスキル帳の購入場所や装備の購入場所を尋ねた。


「んじゃ、ダンジョン行く前に色々回るか!」


まずはスキル帳を購入出来る店に向かった。


スキル帳は一度に三つ装備可能で彼は三つ購入した。


スキルにもLvがあり今の彼はLv1のスキルしか覚える事が出来ない。


スキルのLvを上げるには彼の場合だとLv1のスキル帳を三つ会得しないとLvが上がらないそうだ。


スキル帳もLvが上がるに連れて値段も高くなっていく。


次は装備、アイテム購入出来る店に向かった。


物理は少し特殊で装備している武器によって使用出来る出来ないスキルがあるみたいだ。


簡単な見分け方として物理には打撃、斬撃、貫通が存在する。


彼が今持っているスキルは打撃と斬撃で斬撃はナイフがあるので打撃の武器で拳に装備する武器を購入した。


防具は購入しなかった。


何故なら彼は速度が高いので攻撃が当たらない自信があったからだ。


防具は二種類装備が出来て、体に装備する防御力上昇の防具と足に装備する速度上昇の防具がある。


彼は足に装備する防具を購入した。


あと彼が一番お金を持っている事が分かり、回復アイテムを購入させられた。


「よーし!んじゃダンジョン行きますか!」


「なんであんたが仕切ってんのよ!」


「こらこら香穂〜。太田さんは先輩なんだから言葉遣いに気をつけてね〜」


「うるさい!こんなやつただのでか物だ!」


「ちなみに私も先輩なので言葉遣いに気を付けてね〜」


準備が整った。


この世界に二日目。


この日から彼のダンジョン生活が始まった。

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