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氷の女王様とか絶対ドSじゃん

彼は道中自分のステータスをもう一度確認した。


HPが370でMPが230。


パラメータの振り分けが、力61 体22 魔8 速42 運25の力速中心の振り分けだった。


(俺は脳筋か。悪くないな)


Lvが上がると振り分けポイントは5を貰えるみたいで彼のパラメータはLv23程のパラメータだった。


だがLvが上がると自動的にHPとMPも上昇するのでパラメータのみの計算だが。


そしてオートスキル"天使の加護"の効果はLvアップすると振り分けポイントが+3与えられると言うスキルだった。


「ちなみにそのオートスキルはスキル名の横に"熟"って書いていませんか?」


「確かに書いてる」


「それは熟練度スキルです」


熟練度スキルとは自動的に上位のスキルに変わるスキルの事だと言う。


自身のLvが上がるとか使用回数などで上位のスキルになるそうだ。


スキルを覚えるにはお金を使ってスキル帳を購入し、装備する事でLvが上がった時にスキル帳に書いているスキルを覚える事が出来るそうだ。


スキルの装備は8つで、戦闘中は付け替えは出来ないので注意するようにと言われた。


「もう話す事を無いと思います!多分……」


「何かあったらまた聞くよ」


リーダーの元へ向かっていると他の冒険者達の姿が見えてきた。


何人か見ていると彼はある事に気付いた。


「ここって日本人しかいなくね?」


「はい!何故かは私にも分かりませんが」


まあ分からないならしょうがないと彼は思った。


すると遠くからは雲がかかってよく見えていなかったが凄く高い塔みたいなのが見えてきた。


「あれが冒険者達が探索するダンジョンです!全部100層あるみたいですよ!」


「100か。退屈しなさそうだ」


更に歩みを進めると今まで見てきた建物とは比べものにならないくらい大きな建物が見えてきた。


「あそこがリーダーの屋敷です!」


「リーダーってどんなやつなの?」


「リーダーはこの世界で一番Lvが高いお方です!なんとLv134です!」


「Lvって99で終わりじゃないの?もしかしてLvに上限は無いのか?」


「ありませんよ。リーダーは他の街の冒険者から"氷の女王様"と呼ばれ、恐れられているのです!」


「氷の女王様とか絶対ドSじゃねぇかよ。なんかやだなぁ」


そんな事を話している間に屋敷の前に到着し、リーダーが待つ部屋へと向かった。


〜リーダーの部屋〜


「あなたが新しい冒険者の方ですね。はじめまして、私はウンディーネのリーダー、菊島亜沙美(きくしまあさみ)と申します。これからよろしく」


「佐藤太郎です。よろしくお願いします」


リーダーの菊島は顔は大人びた顔つきで髪色は金色。


後目付きも鋭く彼は心の中で菊島をドSに認定した。


「リーダー!彼は神のお告げにあった選ばれし者です!」


何度聞いてもいい響きだと彼は思った。


すると菊島を初め、この部屋にいる他の冒険者達が驚きの表情を見せる。


「それは誠なのか天使殿?」


「間違いありません!」


「お主佐藤太郎と申したな。お主の今後に期待するぞ」


勝手に期待されてもと彼は思ったが頑張りますと答えた。


顔合わせが済み彼は帰ろうとしたが菊島は彼に興味を示し、たわいない話しをした。


そしてやっと終わり帰ろうと思い部屋をでた。


天使に今後どうするかを聞いていた彼はある視線に気付く。


感じた視線の先には一人の男が立っていた。


そしてその男といきなりあんな事になるとはこの時の彼は思いもしていなかった。

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